高島でお試し暮らし 〜暮らしと自然〜
こんにちは。のぐもんです。
前回は歴史と人のつながりを特性として取り上げましたが、滋賀県人に欠かせない琵琶湖を中心とした自然との関わりについて書いてみます。
高島に心惹かれたはじめての訪問
高島に住む友人とは東京で一緒に働いていて、若い彼女が体を壊して地元に戻ってからもずっと気になり続ける存在でした。働いていた時はうちにごはんに来てくれたり、彼女が住んでいたシェアハウスにお邪魔したりして妹のような存在。健やかに暮らしてるのか確かめたくてちょこちょこ連絡を取っていました。
初めて高島を訪れたのが6年前。その時に友人が案内してくれたのが棚田からのオススメの風景。
「ここをのぐもんさんに見せたくて」
と嬉しそうに笑うその時の友人の顔はいまも記憶に残っています。
その後も観光で有名なところではなくて、街並みを見ながら歩いたり、職場の人がいるところにお邪魔して高島の歴史を聞いたり。
出会う人みなさんが気持ちよく、風通しのよさを感じました。
そこから友人を通じた高島とのつながりを細々と持ち続けて今回の短期移住につながっています。
琵琶湖と共に
遊びも食も日々の癒しも琵琶湖が支えてくれているというのがこの短期間でも感じられる毎日でした。
東京の住まいでは休みの日は親が混んでるところが嫌いだというのもあり、子どもたちは家でのんびりとなると動画やゲーム三昧。
高島に来てからは基本的になしにしてみました。なければないで、外で水鉄砲、家で漫画やラジコンやお絵描きやかくれんぼなどして遊んでいますが、そればかりになると長男がブーブー言い始めるので琵琶湖にPCを持って行って外で仕事をしながら遊びに連れ出します。
日々行くようになって、琵琶湖は暮らしと共にあるなぁと感じていました。それはなんでだ?とも思ってたので自分なりの視点で琵琶湖のよさを書き出してみます。
日常的に湖水浴できる
海と違ってベタつかないので遊んだ後、シャワーを浴びたり浮き輪を洗ったりという手間がありません。
現地でそのまま着替えて帰りにスーパーに寄ったりして帰ってシャワーでいいので楽チン。
潮っけがないのでパソコンも気兼ねなく開けます。
浜の選択肢が多い
砂地だったり石だったり、草地が多かったり。駐車場はキャンプサイトの浜以外は基本的に無料なのもあり、その日の予定や子どもの好みで選べます。浜と松林が近くて日陰も確保できて安心。
また、朝や夕方の散歩は空模様でその時々の姿を見せてくれて毎日でも飽きずに眺めていられるくらいです。
食文化も豊か
これはちょっと脱線ですが、来てみて福井県の日本海側へ出やすいこともあり、海のものにも恵まれているということがわかりました。
実際高島からは車で1時間足らずで日本海に着きます。
海に川に湖にと釣り人にも選択肢が多く、釣り好きなパートナーも心躍っていました。
で、福井に行って見つけたのがへしこという食べ物。
ご飯やお酒のお供にも、パスタの具にも重宝する青魚を糠漬けにした郷土料理で、鮒寿司よりハードル低く日常に取り入れやすい!
地域の人の琵琶湖愛
今までの自分が見てきた地方の人の暮らしがいくつかあるのですが、これだけしっかりとどんな人の心にも根付いた自然環境はないのではないかと思うくらいみなさん琵琶湖愛があるなぁと感じています。
私が子どもの時は多摩川が近くにあったし、高校は川の近くだったのでそこから見る富士山だったり、下校時に多摩川に寄ったりはありましたし、そんな時間が好きでした。でも心の距離はそんなに近くなかった。
色々な環境で自然と共にある地域も見ましたし、富士山の近くで住む友人もいますが琵琶湖は何かが違う。
琵琶湖は人との距離感が近いけど、シンボル的に崇められる存在とも違って友だちみたいな距離で地域の人を癒している気がしました。
空が広くてなんだか気がいい
こちらにきてパートナーの第一声が「空が広いなー」でした。
埼玉も千葉も場所によっては空は広いのでこの気分の良さはなんなんだろうと思いますがそれは自分でもよくわかりません。複合要因だとは思います。
歩けば湧水から流れるきれいな水路があったり、常にあちこちで水の音。少し車を走らせるとサギが横切り、棚田から琵琶湖を眺める里山の風景も楽しめる。
東京の曇りの日はどよーんとした気分になることが多いですが、こっちの曇りは空と山の表情も豊かでクルクルと変わるので気付いたらどよーんとすることがなかったなーと思いました。
まとめ:暮らしの中に自然をまぜられる
まとめると日々の暮らしに自然をまぜやすい環境だなと思いました。
多分住む地域によって、琵琶湖や山の距離が違ったりはすると思いますが、今住んでいる東京と比較したらそれは飲み込める違いかなとも感じます。
短期移住の終わりが近づいてきて感じているのは琵琶湖最高ということです。
働き方を工夫しながら仕事だけの日々にしないようにすれば、よりこの地域を楽しめると感じました。