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音の恋 12話

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創:今日の練習は終わり!〇〇、帰ろうぜ!

〇:あっ…今日、俺1人で帰るわ

創:おぉ…おう、んじゃまた明日!

〇:また明日

〇〇が帰る準備し始めた時

ドクンッ…ドクンッ

〇:ゔっ…ゔぅ…

〇〇が玄関からでたその時

美:んっ!

美青が腕を組みながら怒っていた

〇:どうしたの?そんな顔して

美:〇〇くんさ、私に隠し事してない?

〇:俺が?いや、してないけど…

美青は無言で〇〇の方に近づき壁まで行った時に

ドンッッ!

美青は壁ドンをした

美:本当に?

〇:本当だって!

美青は〇〇の注射を打たれた方の腕をまくった

美:だったら…これは何?

〇:っ!こっ!これは別に…

美:逃げられないよ?良平くんから全部聞いたんだから!

〇:あの人、言ったんだ…
  そうだよ?俺も打たれた

美:なんで言ってくれなかったの?!

〇:なかなか言えないよ…これは…

美:なんで?

〇:…


中学の卒業式終わり

男:〇〇!ちょっとこっち来い!

〇〇は男達に引っ張られて外に来た

〇:やめてよ!今日は卒業式だよ?

男:おい、こいつの左腕出せ

男:はい!

男は強引に〇〇の左腕をまくりリーダーに出した

〇:何するんだよ!

男は後ろのポケットから一本の注射を取り出し

男:これはな、お前を気持ちよ〜くする
  "クスリ"だ
  お前も、これで…

男は〇〇の耳に囁きながら

男:気持ちよくなるからな?

〇:!

男:よし…刺すぞ

男は注射を刺しながら

スウゥ…

男:お前は生きていること自体恥ずかしくなるんだ…それは良平にいじめられながら感じる

〇:ゔっ…ゔあああああぁぁ!!!

注射を刺した後

〇:これは…もしも…破ったらどうなるんだ?

男:まあ、自我がなくなってしまうみたいだよ?

〇:お前…そんな注射を俺に打って…

男:気もちよくなぁれ

男は〇〇の頬にキスをしてグループの奴らと笑いながらその場を後にした

そして入れ替わりで

良:〇〇!

〇:良平…くん…

良平は〇〇の左腕を見て

良:お前、まさか…!

〇:うん、そのまさかだよ

良:くそッ!!俺がもっと早く行っていれば!

〇:良平くんは?

良:実は俺もだ…

良平も注射が打たれた方の腕をまくってみせた

〇:うわぁ…まじか…俺らはダメだなぁ〜

良:俺はお前と一緒に高校に行くけど毎日いじめるかもしれない…それでもいいか?

〇:仕方ないよ…

良:自我がなくなった時は俺は屋上から飛び…

〇:そうはさせないから

良:え?

〇:俺は絶対にこの不利な状況から僕自身も良平くんも救うから、死ぬとか絶対に言わないで
 それは絶対許さないから、2人で乗り越えよう

良:おう…


〇:…と言って2人で誓ったんだ

美:ゔぅ…

美青は〇〇の話を聞いて泣いていた

〇:あららら、せっかくの可愛い顔が…おいで?

美青は無言で〇〇にハグをした

美:グスッ…ごめん…グスッ…そんな過去が…

〇:…

〇〇は美青の頭を撫でた

美:グスッ…私は…〇〇くんを離さないから…

美青は〇〇から離れ手を差し出して

美:一緒に帰ろ?

〇:う…うん…

2人はそのまま手を繋いで帰った

〇〇は美青と別れた後、家に帰って

ガチャ

美母:おかえり!ご飯できてるで!

〇〇はそのまま無言でご飯を食べ

理:〇〇、なんかあった?

〇:ん?な…なんでもないよ?

理:そっか‥なら、良かった

〇〇はその後、風呂に入り部屋に戻っても
手を見ながら

〇:頭を触ってしまった…なんなら手も繋いでしまった…なんで?なんで?俺はバカなのか?
  あぁあああっっ!バカバカバカ!

美青も部屋の中で

美:〇〇くんに頭を撫でられてしまった…
  なんなら手も繋いでしまった!
  やばいやばいやばいやばい!!

お互いに恥ずかしくなっていた

続く

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