さすらいもしないでこのまま死なねえぞ その後の話
↑ある意味、こちらの続きです。ご覧ください。
それから数ヶ月後
〇〇の姉である美波とその幼馴染・史緒里は乃木高を卒業した
その日、卒業生達がいなくなった教室には〇〇と真佑が残っていた
〇：いやぁ、静かだね。なんか寂しい
真：そうだよね。愛しのお姉ちゃんがいなくなって寂しい？
〇：はぁ！？さ、寂しくねぇし！！お前もあんだけ喋ってた久保先輩がいなくなって悲しいんだろ？！
真：さ、寂しくないし！
２人：ぐぬぬぬ…
〇：ってこうしても、もう来ないんだな。あの人達は
真：だね。私達、仲良くしよ？
〇：だな
真：帰ろうか？
〇：うん。
二人が帰ろうとした時
２人：あっ笑
梅：あんた達、また言い合いしてたの？
久：ほんと好きだよね？もう、私達いないのにまだ言い合いするなんてダメだよ？
真：もう！そんなことしないって決めたもん！
〇：うん。そうしようって決めたもん
梅：そっか、なら良かった
〇：そういや、オーディション合格おめでとう！
久：ありがとう！まゆたんは来年だもんね？
真：そうなの！入ったらよろしくね！
梅：もちろんだよ！あんたは？
〇：俺はさすらおうって思ったけど、こいつが私がもしも入ったらマネージャーやって欲しいなんて言うもんだからさ
さすらう
当てどなくさまよい（旅して）歩く。漂泊する。流浪(るろう)する。
久：え！〇〇、マネージャーすんの！？嬉しいな…グヘヘへ
〇：なんか、気持ち悪いなぁ…やっぱりやめようかな…
３人：それはダメ！
〇：一気に来た。でもやらんかったら、こいつブチギレ案件よ？
真：ぷぅ…
梅：じゃあ、二人とも待ってるね？先に乃木坂で
真：うん！
そう、4人は誓い合った
数ヶ月後
真佑と〇〇は3年生になった
そして美波達も3期生として加入し冠番組『乃木坂工事中』に登場した
設：ドンッッ！さぁ、始まりました乃木坂工事中、司会のバナナマンでぇす。お願いしまぁす
そしてそして、乃木坂ちゃんでぇ〜す
カメラがメンバーのところに寄って最後は美波と史緒里のとこに止まり
２人：👋
設：あら！初めてだから緊張しちゃったかな？と言うか今日から3期が加入したと言うことで！日村さん、今日やる企画発表お願いします！
日：参りましょう！先輩プレゼンツ3期生PR大作戦！
その頃〇〇はその放送を見ていた
〇：なるほど
数分後
ナ：次は白石が梅澤をプレゼン！
麻：じゃあ、美波ちゃん！自己紹介をお願いします！
梅：はい！見た目は24歳、けど中身は１８歳。
逆〇ナンこと梅澤美波です。
よろしくお願いします
数分後
設：じゃあ、ひょろ長亭梅マヨで良いじゃんか！
それで行こうよ！
日：良いなぁ、ひょろ長亭梅マヨ！で、白石が師匠風にはいよぉって言ってさ。化粧しながら
麻：良いですね！化粧しながら
〇：ワハハハ！さっすが、バナナさんだなぁ！
ひょろ長亭梅マヨかぁ。良いなぁ
次に史緒里が登場した
ナ：次は堀が久保をプレゼン！
堀：じゃあ、自己紹介をお願いします！
久：宮城県出身、18歳。久保史緒里です。
よろしくお願いします
※本来、久保ちゃんと梅は歳が2つ離れていますが妄ツイなのでご了承を※
数分後
設：わっ！！
堀：キャァァッッッ！！
日：いや、ごめん堀全部邪魔してるのよ
その頃史緒里は
堀：あぁ、大丈夫だよぉ！
久：ゔぅ…
日：もう、なにこの状況
〇：いや、これ久保先輩ちょっとトラウマになるだろうなぁ
これが〇〇がマネージャーになると決めてから乃木坂にちょっと興味を持ち始めた頃の話
数ヶ月後では
司：それでは3期生のお披露目会を開催いたします！
3期：よろしくお願いします！
〇：…
真：美波ちゃ〜ん！！史緒里ちゃ〜ん！！
この日は3期のお披露目会
〇〇は母親と見に行くつもりだったが母親に緊急の仕事が入り、代わりに真佑が行くことになった
そして3番目に美波が登場した
〇：なんでアンダーしながら登場してんだよ笑
梅：神奈川県出身、梅澤美波です！よろしくお願いします！
真：きゃぁ！！美波ちゃ〜ん！！
はたまた数分後
今度は史緒里が登場した
〇：前髪どした？笑
久：はい！宮城県出身、久保史緒里です！よろしくお願いします！
真：きゃあ！！しおりちゃ〜ん！！
そして１２人全員の紹介が終わりライブをしてお披露目会全てが終了した
司：では、この後握手会をします！番号札のところに並んでください！
〇：終わったな
真：じゃ、握手会行く？
〇：いや、いいわ。俺帰る。
真：えぇ！会っていけば良いのに
〇：俺、山下美月っていう子のレーンなの。行ったら叱られるだろ？じゃあ、後で
〇〇は先に会場を出た
ス：あのすいません。握手会が終わってから出ていただけると
〇：いや、大丈夫です。あと、今日は充分楽しめたと梅澤美波と久保史緒里に〇〇からと言ってくれれば彼女達は分かりますから
ス：そ、そうですか…
〇〇は外で待っていた
その頃
ス：次の方どうぞ！
久：今日はありがとう！ってまゆ！
真：来ちゃった！今日は楽しかったよ！
久：あれ？〇〇は？今日来るって梅から聞いたんだけど
真：〇〇？あぁ、なんか引いた番号が全然山下美月ちゃん？っていう子のレーンなんだって！
久：そうなの？！
真：だから外で待ってるって！
久：そっか！じゃあ、"あの時"にまた！
真：うん！
真佑は史緒里と別れ外に出た
真：あぁ、楽しかったぁ〜！！
〇：誰としたの？
真：運良くねぇ、しおりちゃんだった！
〇：そっか、良かった。なら行くか
二人は帰った
その頃二人を含めた3期生は楽屋に戻り
梅：ふぅ…疲れたぁ！！
久：だねぇ！今日〇〇来たみたいだよ？
梅：あぁ、真佑ちゃんと喋ってたでしょ！
久：ばれた？
梅：ばれるよ！そりゃレーンが隣なんだから！
コンコンコン
ス：失礼します。梅澤さんと久保さん、今よろしいでしょうか？
２人：は、はい！
３人は場所を変え
ス：今日ある方から伝言を預かりまして
２人：はい
ス：〇〇さんと言う方から
梅：〇〇ですか！なんて言ってました？
ス：今日は充分楽しめたと言っておいてくれと言われまして
久：〇〇、いいこと言うね
ス：だそうです
２人：ありがとうございます！
２人は楽屋に戻り
梅：〇〇。グヒヒヒ！嬉しいな
？：どうしたの？そんな嬉しいことあった？
梅：ん？あぁ、山か。いやさっき、弟から楽しかったよってスタッフさんから聞いて嬉しくなっちゃって
山：えっ！梅って弟いるの？！いいなぁ、見てみたいなぁ！
久：来年、会えるよ！なんてたって〇〇は乃木坂のマネージャーになるからね！
山：えぇぇぇぇぇ！！
？：どうしたの？モグモグモグモグモグ
山：与田、聞いてよ！来年から梅の弟が乃木坂のマネージャーになるんだって！
与：えぇぇぇぇぇぇええ！！！
梅の弟が乃木坂のマネージャー！？
それは嬉しいな！
3期ではここから〇〇が人気になった
その年の学校祭では
司：ではこの辺で学校祭を終わろうと思い…
真佑が手を挙げて
真：ちょっと待ってください！！
司：おっ！なんですか？学校のマドンナ！田村真佑さん！
皆：おっ？何何？
真：こちらの梅澤〇〇くん、実はめっちゃ歌とギターが上手いんです！聞いてみたいと思いませんか？！
皆：うぉぉぉぉぉぉおおおっっっ！！
〇：ちょっ！お前、なに爆弾発言してんだ！
真：えぇ？だって見たいよね！みんな！
皆：見たいよ！！〇〇！〇〇！
〇：えぇ…でも、ギターないだろ！ギターが
真：あれれれれ？ここにギターがあるぞ？
〇：なんで、持ってきてんだよ！
真佑はそう言って隠していたギターを取り出した
〇：そしたらメンバーもいねえだろ？
真：あっ、それはね…お願いしまぁす！
真佑がそう言うとベース・ギター2・ドラム・ピアノを担当する人たちにスポットが当たった
〇：いんのかよ…嫌だな
その頃
梅：あっ、すいません前通ります。
美波と史緒里も会場に到着した
美：よいしょっと。
おっ！〇〇出るかな？(ボソッ)
あの時の握手会をしてくれなかった恨みだ！
久：そうだ！そうだ！だってこれは、私達３人で考えたもんね！！(ボソッ)
真：出るのかな？梅澤〇〇くん！
真佑は〇〇に耳を傾ける
？：…よぉ〜！！
〇：ん？聞き覚えのある声がする。まさか…
そう言って〇〇は後ろを向くと
梅：出て欲しいよぉ〜！！
久：聞きたいなぁ、〇〇の歌！
〇：あぁ、なるほど。お前ら３人の仕業だな？
あとで覚えとれよ？
真：😜
〇〇はギターを持って舞台上に出た
〇：ハァ…まぁ、いつも通りにやればいいか
〇〇はギターをアンプに繋げチューニングをする
〇：メガネを外してサングラスを付けてと
〇：はい、行きましょう
べ・ギ2・ピ：はい。
〇：1234！
ジャーンジャジャジャジャッジャジャジャジャッ
皆：うおぉぉぉぉぉぉっっっ！！
梅：きたぁ！
久：やっぱ、聞きたいよね！最後に〇〇の曲！
〇：さぁあぁすぅらぃおぉう〜
こっのぉ世界中をぉ〜
ころがりっ続けてうたうよ
旅路っのぉ歌をぉ〜
数秒後
皆：さぁあぁすぅらぃのぉ〜
道の途中で
〇＋皆：会いたくなったらうたうよ
昔っの歌をぉ
〇〇のギターソロが始まる
♪〜
梅：きゃぁぁぁぁ！！〇〇！かっこいいよ！
久：すごい！さすが〇〇！
はたまた数秒後
皆：どうなったぁ！！
〇：さすらいもしないでぇ
べ：ハァ、アアア
〇：このまま死なねえぞぉ
さぁあぁすぅらぁおぉうぉ〜
デーッデデデーッデデデデ
〇：うぉい！
デデッデェ
デッデデデデデデ
デェーン
皆：イエェェェェッッッッッ！！
梅：さすがだね。〇〇は。マネージャーになってもこの曲をやってもらおうよ！
久：その話、乗った！
梅：じゃあ、帰ろうか？
久：うん！
学校祭終了後
〇：帰ろっ
？：あなた、ちょっといい？
〇：な、何ですか？
社：あぁ、私はこういう者でして
あなたの歌に引き込まれたんたけど
ぜひウチで歌手をやってみない？
〇：すいません。うちは進路決まってるんで
社：あら、残念だわ
〇：失礼します
〇〇は誰とも会いたくないためすぐ家に帰った
真：〇〇帰ろう！ってあれ！〇〇は！あの野郎、帰りやがって…
その年の9月
〇〇は乃木坂46合同会社代表である今野さんと
面接というか面談をしていた
※妄ツイだからできることです※
今：君のことは梅澤と久保から聞いている
〇：ありがとうございます
今：マネージャーをやってくれるんだって？
〇：出来る限りですが尽力を尽くします
今：では、来年の4月から頼もうかな
〇：よろしくお願いします！
そして数ヶ月後二人は卒業した
卒業式終わり
〇：あっという間だったな。
でも楽しかったな
真：なぁに、しんみりしてんの？
〇：あぁ、これはこれは4期の田村真佑さんじゃありませんか？
真：もう、それ絶対仕事で言わないでね？
〇：わかってるよ。
真：私は先に世間にお披露目されるけど
〇〇は4月からでしょ？また、よろしくね？
〇：おう
こうして二人は誓い合ってそれぞれの家に帰った
そして真佑は数週間後4期生としてデビューした
そんな乃木坂内ではこういう話題になっていた。
梅：はぁ、早く〇〇に会いたい！
久：仕方ないじゃん。まだ、卒業旅行中だから
真：でも、ただ、ライブに2日間行ってるだけですよ？
山：ねえまゆたん、〇〇君はいつ来るの？
真：わかんないです！
山：もぉ！早く来てほしい！
梅：はぁ…〇〇今日誘ってくれてもよかったのに
そしたら休みにしたのに！
一方こちらは
〇：ハックション！誰か噂してんな？まぁ良いや。そんな事より今日は楽しみだなぁ！！
なんてたってこのために3年間頑張ってきたようなもんだからなぁ！
〇〇はある人のライブに2日間来ていた
その2日目
ナ：間も無く開演となります。ご自身の席にお戻りください
〇：さぁ、始まるぞ！！
ある人とは？
そんなもの考えている間にライブが始まった
？：さぁ、えーっと今日は来てくださりありがとうございます。奥田民生です。ぜひ楽しんでってください。
〇：いぇぇい！
民：愛のためにぃ あなたのためにぃ
引き受けましょうぉ〜
はたまた
民：君はまるで海のよう〜広野に咲く花のよう〜
はたまた
民：僕らの自由をぉ〜僕らの青春をぉ〜
大げさに言うのならばきっとそういう事
なんだろう〜
皆：いぇぇぇぇぇいい！！
〇：さすが、民生さんだなぁ
そして最後に
民：この曲で終わろうと思います。ありがとう！
👏👏
ジャーンジャジャジャジャッジャジャジャジャッ
民：さぁあぁすぅらぃおぉう〜
こっのぉ世界中をぉ〜
ころがりっ続けてうたうよぉ
旅路っのぉ歌をぉ〜
間奏後
民：まわりはさすらわぬう人ばっかぁ
少しぃ気になったあ
風のお先のお終わりをぉ見ていたらこうなったぁ
雲の形をまにうけてしまったぁ
うおい！乃木坂！
皆：さぁあぁすぅらいのぉ〜
道の途中で
民+皆：会いたくなったらうたうよ
昔っの歌をぉ
♪〜
民： 人影ぇ見あたらぬう終列車ぁ
一人ぃ飛び乗ったぁ
海の波の続きをぉ見ていたらこうなったぁ
胸のすきまにぃ入り込まれてしまったあ
誰のためのぉ道しるべなんだったあ
それをもしもぉ無視したらぁどうなったぁ
皆：どうなったぁ
民： さすらいもしないでえ
ジャーッジャッジャッジャ
民：このまま死なねえぞぉ
さぁあぁすぅらぁおぉう～
デーッデデデーッデデデデ
民：うぉい！
デデッデェ
デッデデデデデデ
デェーン
民：ありがとうございましたぁ！！
こうして〇〇にとって最高の卒業旅行(ライブ)が終わった
そして数週間後
〇〇は乃木坂のマネージャーとして入った
今：今日からこちらにマネージャーとして配属することになった、梅澤〇〇くんだ。よろしく。
そこにいる梅澤の弟だから皆優しくするように
〇：よろしくお願いします！
〇〇は礼をした
👏👏
秋：よく来たね！〇〇君！キャプテンの秋元真夏です！よろしくね？梅ちゃんから色々と話は聞いてるよ！
飛：飛鳥です。よろしくお願いしまぁす
梅と久保とまゆからよく聞いてたけど良い人そうだね
〇：よろしくお願いします！
山：山下美月です！よろしく！
与：与田祐希です！よろしくねぇ
久：まぁ、私は…
〇：あぁ、すいません。久保さんいらないです。
久：なんで！
梅：じゃあ、私は…
〇：すいません。いらないです。笑
梅：なんでさ！この生意気な弟め！
メ：フフフ
さ：えっ、あ。遠藤さくらです。〇〇くん、
よろしくね？
賀：賀喜遥香です。お願いします！よろしく！
真：えっと、私は…
〇：あぁ、すいません。田村さん下がってて
真：ぷぅ…なんで！
さ：まぁ、良いじゃんか
〇：皆さん、よろしくお願いします！
※すみません、時間軸が合わないですがご了承ください！※
これが初日の思い出
こっから〇〇はマネージャーとして皆から信頼されるようになった
1ヶ月後
山：ねえ、〇〇！今日って…
〇：今日はここ。
山：どれ？
〇：山下さん、近いよ
山：ねえ！何その"山下さん"って！そんなの堅苦しい！やまとかみづきって言って！
〇：えぇ…そんな無理な注文、やめてほ…
山：じゃあ私明日から仕事行かない！
〇：えぇ！！そんなのやめてくださいよぉ！
山：〇〇のせいなんだからね？
〇：わ、わかりましたよ。困ったな…じゃ、じゃあ。み、みづき
山：なぁに？ダーリン！
梅：おい！誰にダーリン言っとんじゃ？
私の弟やぞ、ゴラァ
久：そんな抜け駆け許さないよ？
真：いくら先輩だからってダメですよ？
〇：うわぁ、怒りの三人衆、怖え…
山：そ、そんな聞き間違えじゃないかな？
梅：とにかくこっち来い！説教だ！説教！
山：あぁ！！ごめんなさぁい！！
美月は美波に連れてかれた
〇：さぁ、仕事戻ろっ！
ガシッ！！
久：逃さないよ？あんたも一応説教だからな？
まず、名前呼びの訂正からだな
〇：いや、そんなこと言われても、さん付けしないと怒られるし
真：言い訳すんな！お前も言う事聞かんかい！
〇：ひぇぇぇええっっ！
数十分後
久：じゃあ、名前言ってみよっか？
〇：くっ…しおりさん…
久：はい、よく言えました！
真：じゃあ、次！
〇：まゆ…
真：はい、よく言えました！
〇：もうこんな職場、嫌だ。逃げたい…
久：ん？なんて？
〇：なんも言ってないです…最高の職場です…
そしてある日の真夏の全国ツアーの公演終わり
〇〇は一人部屋でくつろいでいた
〇：ふぅ…今日も頑張った…そろそろ寝よう
プルルルルル
〇：んぅ、誰だよ。こんな時間によ。
画面には「まゆ」と書かれていた
ガチャ
〇：何？こんな時間に？もう1時だぞ？
真：ごめんね？こんな夜中に
〇：んだよ…俺はもう寝るぞ
真：いやぁ、そんな事言われてもなぁ
〇：要件は？ないならもう寝るぞ
真：いや、ちょっと待って！私の部屋に来てもらえないかな？
〇：なんでだよ。
真：まっ、正式には私の部屋じゃないって言うか…
〇：ん？まさか…メンバー全員いるんじゃねえだろうな！もう、就寝時間だぞ！
真：ごめん…私が〇〇の自慢を始めたせいで
皆寝れなくなったみたい
〇：バカか、お前。さっき俺が部屋に戻る時に寝ろよって言ったよな？
梅：〇〇、来て…お願い！
〇：姉ちゃんも止めるよう促せよ
久：でね！皆さん！〇〇は！
梅：ごめん、こんな感じで久保の暴走が止まらなくって
〇：チッ…じゃあ俺が歌ったら寝るかみんなに聞いてOK貰ったらもう一回電話してこい
ガチャ
〇：パジャマだな…服はどうしようかな？
メガネも取っちゃったし、サングラスでいいか
プルルルル
ガチャ
〇：どした？やっぱり皆ダ…
真：歌って！だって！
〇：バカやろぉ！！
〇〇は仕方なくその部屋に行った
ガラララッ
〇：すいません、遅れやした
飛：遅いぞ〜〇〇〜ってパジャマじゃん！
賀：寝癖だし笑
〇：仕方ないだろっ…飛鳥さん、もう飲んでるじゃないですか
山：まっ！そんな事よりそこにあるから弾いてよ！
〇：アコギか。じゃあ、ひとり股旅風にやるか
〇〇はタオルを巻いてチューニングをした後
〇：じゃあ、1曲だけね
ジャーンジャジャジャジャッジャジャジャジャッ
梅：きたぁ！
〇：さぁあぁすぅらぁおぉう〜
こっのぉ世界中をぉ〜
ころがりっ続けてうたうよぉ
旅路っのぉ歌をぉ〜
与：おっ！良いねぇ！
山：イェェェエィィ！！
数秒後
皆：さぁあぁすぅらいのぉ〜
道の途中で
〇+皆：会いたくなったらうたうよ
昔っの歌をぉ
はたまた数秒後
皆：どうなったぁ！！
〇：このまま死なねえぞぉ
ンッジャジャジャジャ
〇：さぁあぁすぅらぁおぉう～
デーッデデデーッデデデデ
〇：うぉい！
デデッデェ
デッデデデデデデ
デェーン
〇：ありがとうございましたぁ！！
👏👏
〇：じゃあ、寝てくださいね。
これは俺が預かりますから
真：えぇ、持ってくの？嫌だ！
〇：仕方ないだろ？
じゃ、みなさんおやすみなさい
皆：おやすみなさぁい！！
〇〇はそのギターを持って部屋に戻った
真：でもなんか良かったな
ガチャ
〇：よくこんなのあるな
〇〇はその後一人で弾き語りをしていたらしい
真：いやぁ、〇〇の歌、良かったね！
賀：本当だよ！もう、あの歌聴かないと眠れなくなっちゃった！
すると
♪〜
真：なんか〇〇の部屋から聞こえない？
賀：本当だ！
〇〇の部屋の前で耳を澄ましていると
〇：♪〜
真：〇〇、やっぱり歌上手いなぁ…
賀：さっ！〇〇の歌も聞けたことだし寝よっか？
真：うん！
次の日
〇：おはようございます！
皆：おはよう
今：皆なんか元気なく無い？
〇：みんな就寝時間を越えても起きてるからです
今：そうなのか！それはダメだな
でも、仕事は仕事
じゃあ、今からリハーサルやるから
その後リハーサルはなんの問題もなく進んだ
リハ後
真：ねえ〇〇
〇：ん？どした？体調悪い？
真：んん、そういうことじゃないんだけどこれでまた弾いてよ！音響も準備してるし
〇：おい、なんで持ってきてるんだ？あと仕事中だぞ？今野さんにも許可取ってないだろ
真：えっへん！今野さんにはもう言ってあるのだ！
今：〇〇君、話は聞かせてもらったよ
真：ほら、早く！みんなのやる気にも繋がるよ？
〇：えぇ…
真佑はセッティングを始めた
真：ちょっと待ってて！みんな呼んでくる！
〇：えぇ
そして数分後メンバーは全員集合した
梅：また、本番前に聞けるのかな？〇〇の歌
山：もう、歌聴けないと頑張れないよ！
真：それでは登場して頂きましょう！梅澤〇〇くんです！
👏👏
〇：あぁ、どうも。
〇〇は椅子に座り
〇：どうも、〇〇です。なぜこれをやらなくちゃわかりませんが、頑張ります。じゃあ歌いまぁす
〇〇はその後『さすらい』を含む4曲を歌った
ここだけの話だが、その日のライブは過去最高に盛り上がったらしい
そして時は経ち2022年に5期生が加入り、1・2期が全員卒業し新体制での乃木坂としてまた頑張っていた頃
そして2年が経ち〇〇と真佑は25歳になった
会社内にて
〇：♪〜
梅：ねぇ、〇〇？
〇：…
梅：〇〇ってば！
〇：うぉっ！誰って姉ちゃんかよ。どした？
梅：最近、ぼーっとしてばっかりだよ？大丈夫？
〇：姉ちゃんに心配されるほどじゃないよ
姉ちゃんだって下着つけたまま風呂入ったじゃねえかよ
梅：そ、それは…
〇：ね？お互い様だよ、お互い様
そう言って〇〇はどこかへ行った
梅：なんか〇〇おかしい…心配だよ。
真：どうかした？美波ちゃん
梅：ねぇ、真佑？
真：何ですか？
梅：〇〇にさ最近変わったことない？
真：〇〇に？うーん…あ！こんなことがあったんですよ！
数日前
〇：…
真：？
〇：ハァ、辛いわぁ
真：なんかあった？
〇：いや、何でもないよ
真：なんか怪しいぞ！
〇：んなことないって！さぁ仕事！仕事！
真：っていうことがあって
梅：あいつ、溜め込んでやがるな？
真：でも、心配ですよね。大丈夫なのかな？
こんな風にメンバーは〇〇への心配をするようになった
だがそんなメンバー達の心配は的中した
ある日のこと
〇：はぁ…はぁ…辛えぇ
〇〇は仕事に追われていた。
だがとうとう
〇：あれ？し、視界がぼんやりしてきっ…
ガシャンッ！！
その頃メンバー達は
山：ねぇ、〇〇遅くない？
もうそろそろ仕事に行かなきゃならない時間だし
真：忘れてるんじゃないですか？
ガシャンッ！！
真：何！今の！
ガチャ
真：どうかしましたか…って〇〇！
山下さん！救急車！
山：う、うん！
数十分後
〇〇は救急車で運ばれた
その車内
真：〇〇！ダメだよ！まだ死んじゃ！
何でこんな時に美波ちゃん、仕事なの…
〇：…ゆぅ
真：〇〇！起きたんだね！〇〇！私だよ！真佑だよ！
〇：真佑…よく…聞いてくれ…
真：うん！何？
〇：俺の…夢…覚えてるか…
真：うん！もちろん…もちろん忘れるわけないよ！この世界中をさすらうんでしょ？
〇：そうだ、そうだったな。けどよ…そんな夢かわっちまった…
真：え？
〇：俺の夢は…に変わっちまったな
真：っ！その夢…絶対叶えるよ！
〇：その言葉…忘れ…るなよ…
〇〇は近くの病院に運ばれた
数時間後
ガラララッ
真：…
今：田村！梅澤は大丈夫か！
真：ゔぅ…今野さん…〇〇は…もう目を覚まさないかもという診断を医師から告げられました…
仕事をしすぎたからだそうです…
今：そう…なのか…〇〇…すまん！何もかもお前に仕事を押し付けすぎた私がバカだった！
真：そんなこと言っても〇〇は帰ってこないですよ！今は、〇〇の回復を願いましょう…
今：そうだな…
二人は病院を後にしそのまま家に帰った
次の日
今：皆、ちょっと集まってくれ
メ：？
真・梅：…
今：みんなにご報告がある
〇〇が…〇〇が過労で倒れた
メ：え！
今：しかも、もう目を覚ますことはないようだ…
山：そ、そんな！あんなに〇〇は元気だったんですよ！それなのにどうして…
久：けど、〇〇はまだ生きてるわけでしょ？
それだけでも嬉しいことだよ！
梅：そう…そうだね！〇〇は生きてるもんね！
さっ、レッスンしよ？
真：…
真佑はそのまま廊下に出た
真：ゔぅ…なんで…なんで〇〇だけこうなるの？
あんなに元気だったじゃん！
なんで私たちに何も言わなかったのよ！
そこに誰かが歩いてきて
梅：やっぱりここにいた
真：美波ちゃんは〇〇の容態を見たんですか？
梅：ううん、私は聞いただけ。
真：そうですか。〇〇は眠っちゃいました。
おそらく働き過ぎだんでしょう
梅：でも、あのことを突然言われたらそりゃあ手に付かないよね。私も実際そうだよ
そう、メンバー達は先ほどの知らせによりレッスンが手につかなかった
梅：山に至っては卒コン前だっていうのに
真：美波ちゃん
梅：何？
真：〇〇は寝る前に私に〇〇自身の夢を微かな声で教えてくれたんです
梅：え？
真："乃木坂がいつまでもファンの皆様に寄り添えるようにしてあげたい"から"俺はそのサポート"をしたいって
梅：そんなこと…〇〇が…
真：私はこれから病院に行きます
一緒に見に行きますか？
梅：もちろん、行くよ
二人は今野さんに許可をもらい病院へ向かった
真：えーっと512号室はここか
ガラララッ
真：〇〇、きたよ
梅：〇〇、遅れてごめんね…
ほんとに寝てるんだ、久しぶりに見たな
真：私は〇〇が目覚めるまで毎日来ようと思います。美波ちゃんもどう？
梅：もちろん、毎日来るよ
それから二人は毎日〇〇の病室に行った
ただ、〇〇は1ヶ月、目を覚まさなかった
その頃の乃木坂は美月の卒コンが終わり、ひと段落していた
真：〇〇、今日はしおりちゃんとみづきさんが来てくれたよ
山：〇〇、私無事に卒業できたよ！
その時の話たくさんしたいなぁ、ねえ起きてよ
久：〇〇、ちょっと眠りすぎじゃないかな？
早く起きてさ、またあの笑顔見せてよ！
ねぇ！〇〇！〇〇！
山：しおり！落ち着いて！そんなことしても〇〇は戻ってこないよ！
久：ゔぅ…〇〇…ねぇ、あの方法は…試したの？
真：あの方法って？
久：まぁ、見てて？
そう言って史緒里は〇〇の手を握りながらある歌を歌い始めた
久：さぁすぅらぁおぉう〜
この世界中ぅをぉ
ころがり続けて歌うよぉ
旅路の歌をぉ
山：なんで歌ってんの？
真：まぁ、見ててくださいな？
久：まわりはさすらわぬう人ばっかぁ
少しぃ気になったあ
風のお先のお終わりをぉ見ていたらこうなったぁ
雲の形をまにうけてしまったぁ
〇：…
ギュッ
久：〇〇の手が動いた！
真：〇〇！
山：〇〇！
〇：さぁあぁすぅらいのぉ〜…
道の途中で…
会いたくなったらうたうよ…
昔っの歌をぉ…
真：〇〇！
〇：３人…とも…よく来たね
山：ゔぅ…〇〇ぅ〜！
〇：ふふふ…泣き過ぎだよ…バカ
〇〇は美月の頭を撫でる
〇：ごめんねぇ…卒コン見れなくて
今度DVD買ってみるからさ、許して？
山：約束だよ！
〇〇はその後脅威のスピードで3日で退院した
そして職場にも復帰した
ガチャ
〇：お久しぶり…
メ：〇〇！おかえり！
ギュー！
〇：おっ！ただいま帰りました！
梅：このバカな弟め！
ポカポカ
〇：ごめんね？
ギュー
〇：久しぶりにハグするとめっちゃあったかい
梅：もう…頑張ったね
ナデナデ
梅：さっ！じゃあ、〇〇にいいとこ見せちゃおうか？
メ：イエッサァ！
〇：なんか久しぶりな感じ
真：でしょ？
〇：お前も頑張れよ？
真：うん！
梅：まゆ！やるよ！
真：はーい！じゃあ、行ってくるね？
〇：おう
そして6月。乃木坂はあるテレビ局の音楽番組に出演することになった。またそこにはメンバーや〇〇にとって嬉しいニュースもあった
〇：お、お、奥田民生がしゅ、出演だって！？
おい、やべぇぞ！頑張ってきてよかった！
その頃
メ：〇〇のオタク部分が見れる…
そうあの奥田民生さんがその番組に出演するのだ
そして当日
その音楽番組にて
〇：奥田さんは9時台か…
運良く乃木坂と一緒にならねえかな…
そう順番的には乃木坂が先に歌い、数時間後に
奥田さんなのだ
乃木坂はその音楽番組で
『夜明けまで強がらなくてもいい』を披露していた
数時間後
〇：ハァ、次あたり奥田さんか…
会えねえんだろうな…帰ろうかな
ガチャ
ス：すいません！乃木坂の皆さん、奥田さんのパートに出演していただくのでお願いします！
〇：よっしゃ！！
乃木坂のメンバーはスタジオに移動し奥田さんのトーク&歌のパートに出演することができた
〇〇は一人感動していた
本番終了後
〇：奥田さん、ありがとうございました！
あ、私、乃木坂のマネージャーをしております
梅澤〇〇です！お願いします！
僕、奥田さんの大ファンで！
今日、生で『愛のために』を聞けて僕幸せです！
民：そうなんだ、ありがとう！
〇：あの、このギターにサインとかって…
民：あっ、良いよ？笑
そう言って民生さんは〇〇のギターにサインをした
〇：ありがとうございます！
あと、ツーショットとかって…
民：全然いいよ！撮ろうよ！
〇：良いんですか！
ス：はい行きますよ！はいチーズ！
パシャっ！
〇：ありがとうございます！
民：あのさ。〇〇くんは、ライブ来たことある？
〇：もちろんです！この前の乃木坂でやられていたライブも二日間どちらも行きました！
民：そしたらさ、今度またライブやるから来てね？じゃ、またね。
〇：はい！また！今度！
〇〇は一人で楽屋に戻った
ガチャ
〇：さっ！帰ろうっ！
梅：〇〇、ウキウキしてるね
真：そうですね、フフフ、可愛い
そしてメンバーは帰る支度をして、〇〇達は車に乗りメンバーを家まで送った後
〇：ふぅ…今日は最高の日だったなぁ
真：でしょ？私もそう思った
〇：あれ？お前、家こっちじゃねえだろ？
真：いいの。今日はなんか〇〇といたい気分だったから！
〇：そっか。ならちょっとこの辺、車でさすらう？
真：いいね！そうしよう！
〇：これをかけてと
〇〇『さすらい』をかけながら運転し始めた
真：やっぱ、いいね。この曲！
てかさ、今日奥田さんが歌ってる時泣きそうになったでしょう！
〇：うん、なった。また目の前だからさ、余計にグッと来ちゃって…
真：もう…それ見えちゃってさこっちまで泣きそうになったじゃん！
〇：でさ！本番の後…
真：えぇ！それはいいじゃん！でね！その時
私たちは…
〇：ガチか！
2人：ワハハハ！
〇〇と真佑はその日車内でめちゃくちゃ盛り上がった
そんな時でも、この曲の最後が一番しっくりくる
『さすらいもしないで このまま死なねえぞ』
end
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