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僕を救ってくれた君 11話

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そして当日

朝7時前

白:えーっとみんなおはよう!

皆:おはようございます!

白:えぇ、今日は宿泊研修の日です!
  宿泊先の方に失礼のないように楽しもう!

皆:おぉぉ!!

白:じゃあ委員長!人数確認して知らせてください

和・B:はい!

凛:楽しみだな?

潤:だな?まぁ、俺たち部屋一緒だし?

B:B組、30人確認しました!

白:はい、わかりました!

一方こちらは

純:楽しもうね?

彩:本当だね!2日目にはカレーを作るのに一緒の班だからよろしくね?

純:うん!よろしくね!

池:あのさ、1人足りなくない?

和:あれ!本当だ!

五:なんかあったん?

和:いや、1人誰か来てないのよ

純:まさか?

純也は電話をかける

ベレベレベレベレべレ

ベレベレベレベレべレ

純:相変わらず、変な着信音だな

ガッチャ

〇:おはよぉ…んだよ、朝からよ

純:んな、こっちのセリフだボケェ!!
  お前今日なんの日か知ってるか?

〇:ん?宿泊研修の日でしょ?わかってるよ?

純:わかってんだな?じゃあ、なんで学校に来ねぇんだ!

〇:ん?行く気ないから

純:テメェ…とっとと早く来やがれ!

ガッチャ

彩:どうしたの?

純:井上さん、
来てないのは…呑気に寝とった…西野〇〇です…

皆:えぇぇぇぇぇえ!!

白:どうした?まだ終わらないのか?

和:先生!西野くんが来てません!

白:えぇぇぇぇえ!!

数分後

〇:あっ、どうも。遅れました。

白:西野。なぜ遅れた?

〇:寝坊です。

純:〇〇、みんな優しくてよかっだなぁ?

〇:あ、ありがとうございます。

白:まっ、みんなも来たことだし?行くか!

皆:おぉぉぉぉぉぉぉ!!!

そして〇〇達はそれぞれのバスに乗り

白:じゃ、お願いします!

バスは出発した

〇:ふぁ〜あ…眠みぃ

純:おい、お前!眠てぇだと?何呑気なこと言ってんだ!バカ!?

五:まぁ、ええやんか。な?楽しもや!

純:あぁ、うん

〇:あ、ありがとう…

五:それでな?〇〇くん!ここなんやけど

〇:ここはこうするんだよ。

五:なるほど!ありがとなぁ!!

〇:うん。じゃあ、俺寝るから着いたら起こして

五:うん。分かった!

数時間後

五:〇〇くん…!〇〇くん!

〇:うおっ!!ハァ…ハァ…なんだ…夢か。

五:なんかうなされてたで?

〇:ありがとう、五百城さん

五:うん!

〇〇達はバスから降りた

純:お前、汗だくじゃん!まさか…

〇:あぁ、そのまさかだ。

純:そっか。ここではあいつらもいない。安心しろ。

〇:うん。

白:よし!じゃあ荷物を部屋に置いたらウォークラリーを始めるぞ!!

〇〇は自室に行った

〇:おぉ!!広!!

純:だな!

白:じゃあ、こっちから左側は先生と校長先生と右側は副担任と保健室の山崎先生と回ってください

彩:じゃあ、また後で 

〇:うん

〇〇達は2班に分かれ歩き始めた

〇:あぁ、ここ綺麗!

山:そうだね!ここは緑も多くて素敵なとこだね

〇:あぁ、うちに帰りたくないなぁ。帰ったらつまんない高校生活が始まっちゃう!

山:まあ、今もその一環だけどね?

〇:まあ、それもそうなんですけど…

その頃

純:良いところだね

彩:ねぇ、ほんとに綺麗…

純:あれ、綺麗だね

彩:ほんとだね!

こちらもこちらで楽しんでいたが

歩き進めていたら

純:ふぅ…疲れたぁ!

彩:ねぇ、ほんとだよ…うわぁ!

ガタン

ゴロゴロゴロゴロ

バタンッ!

純:彩!

林:どうしたのかね!

純:あぁ、校長先生!あの、小川がつまづいて
 あの、森の中に入ってしまって

林:や、やばいじゃないか!それは!
  一旦帰った後に行こう!今は危なすぎる!

その頃

彩:ん…んぅ…ここ…どこ…

彩が歩こうとすると

ズキッ!

彩:えっ…足…怪我しちゃってる…

〇〇達は

〇:うわぁ、綺麗だな…

ちなみに副担任の名前は齋石 雄二という

齋:さっ、帰ってお昼ご飯食べようか!

〇〇達は旅館に戻った

齋:ただいま、戻りました!

林:あぁ、どうしよう!

〇:どうしたんですか?

林:あぁちょうどいいとこに来た。小川ちゃんがつまづいて森の中に入ってしまったらしい。しかもここの地域は救急車も来るのに時間がかかる区域で

〇:や、やばいじゃないですか!

林:少しばかり考えさせてくれ

1時間後

ザーッ

純:あ、雨かよ!

〇:…

〇〇はジャンバーを着て

純:おい!お前まさか助けに行く気じゃねえだろうな?

〇:あぁ、そのつもりだ。

純也は〇〇の前に出て

純:お前まであっちに行って死んだりしたらどうすんだよ!絶対に行かせねぇ!

〇:じゃあ、お前友達(ダチ)一人を殺すってか!

純:っ!け、けど!

〇:こんな状態でも!彩は戦ってるんだ!
そんなやつを明日の朝に探して、もし見つかっても死んでたらどうすんだ!今助けたほうがいいだろうがよ!

純:わかった。じ、じゃあ!俺も行く

〇:いや、お前はここにいろ。俺一人で行く

そう言って〇〇は純也を避けて行った

純:〇〇…

白:おい!どうするか決めたぞ!〇〇と白石ちょっと来い!って…〇〇はどうした!

純:〇〇は…彩を…探しに…行きました…

白:何だと!なんで〇〇を止めなかったんだ!

純:じゃあ、先生はあんな情熱的な目をしていて
友達を助けようとする〇〇を止められるんですか!

白:で、でも!

純:でももクソもねえ!〇〇は友達や家族のために!自分を捨てて他人を第一に考えてきたやつだ!そんな奴の考えを!否定なんてできねえよ!

白:そっか…なら…白石も頑張ったな…

純:うわぁぁぁぁぁっっっ!!

白:ここは〇〇に託そう

純也は静かにうなづいた

その頃

ザーッ

〇:ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…
  辛い。やべえ、倒れそうだ。
けど、俺は友達(ダチ)一人殺せるわけねぇだろ!

そう強く言った時

すけて…すけて…

〇:彩の声だ!どこだ!

〇〇は彩の声がする方に走って行った

そして

〇:彩!大丈夫か!

彩:ま、〇〇…来てくれたの?

〇:おう!ごめんな…遅くなっちまった

彩:ううん…全然いいよ…というか…傷…だらけだね…ほっといても…いいのに…

〇:そんな、否定的になるなよ!明日の朝に来たらお前死んでるかもしれないだろ!

彩:えっ

〇:グスッ…お前と…久しぶりに…会えたんだから…そんな…ほっといてとか…言うなよ!

彩:ハハハ…〇〇らしいね

〇:彩、まだ目をつぶっちゃだめだよ
  このままだと低体温症で死んじまうから

彩:うん、つぶらないように頑張る

その頃、旅館では

純:はぁ、俺のせいで〇〇が…

潤と凛は白藤からのお願いで隣にいた

潤は純也の手を握り

潤:大丈夫だ。あいつは死なねえよ。
あいつはそれより大変なことを経験してるだろ?

凛:そうだよ!帰ってきて、また一緒に歌ってくれるよ!

純:そうだな。ごめん。なんか否定的になってたよ。〇〇、頼む。帰ってきて。

五:あーや、大丈夫かな?

和:大丈夫だよ、絶対に!だって〇〇君がそばにいるから!

池:そうだよ!だってあーやは絶対に死なないから!

い:〇〇君、あーやを頼むよ

その頃

〇〇はあーやをおんぶしながらあーやのカバンも背負って歩いていた

彩:コクっ

〇:ハァハァハァ
  彩、眠いか?

彩:うん、ちょっとね

〇:じゃあ、まだかかるから寝てていいよ。

彩:ありがとう

そして

〇〇は彩を背負って森を出た

〇:彩、もう少しで旅館着くからね

彩:うん。

そして〇〇が彩を救助し森の中から出てから30分後

ガラララッ

〇:ただいま…

純:〇〇!

バタンッ!

〇:な?言ったろ…俺は…死なねえって…

〇〇はあまりの疲労に倒れてしまった

ギュッ

純:〇〇…ゔぅ…死んだかと…思ったよ…
  しかも傷だらけじゃねえかよ…

潤:おかえり、〇〇。頑張ったね

凛:今夜はゆっくり休んでね

〇:💤

五:あーや!〇〇!お疲れ!

彩:うん…

和:ゆっくり寝てていよ。また、明日一緒に頑張ろう?

彩:うん。お休み

彩も寝た

白:〇〇!彩!帰ってきたか!
  二人ともよく頑張った!

林:早く!看護をしなければ!運びなさい!

白:はい!

林と白藤で寝てる〇〇と彩を山崎の部屋まで運んだ

山崎は二人の処置をして

山:フフフ、よく眠ってる。可愛いね

2人:💤

ガラガラガラッ

純:容態はどうですか?

山:彩ちゃんはちょっと足を捻挫してて
  〇〇くんは特に異常はないわ
  後はこちらに任せてあなたも早く寝なさい。
  明日朝早いよ?

純:そうですか。わかりました。じゃあ、お願いします

次の日

彩:んっ、んぅ…あれ?もう朝か…早いなぁ

彩が隣を見てみると

〇:💤

彩:ふふふ。よく寝てる。
  〇〇、本当にありがとう

ギュッ

〇〇が彩の手を握った

彩:えっ?

〇:彩、死ぬなよ…俺が助けてやるからな…

彩:もう…可愛いんだから
  でもちょっとくらい良いよね?

彩が〇〇にキスをしようとしたその時

〇:んっ、んぅ…あぁ、彩おはよう

彩:あっ、おはよう

〇:よく眠れた?

彩:うん、よく眠れたよ。〇〇は?

〇:うん。眠れたよ

ガラガラガラッ

山:おはよう。よく眠れた?

彩:まあ、よく眠れました!

〇:あぁ、よく眠れました…

山:〇〇くん、寝起きだな?

〇:ははは

ガラララッ

白:おはようっ!二人とも!眠れたか?

〇:あぁ、おはようございます

彩:おはようございます!よく眠れましたよ!

白:〇〇

そういって白藤は土下座の態勢になり

白:すまなかった!俺達があの時もっと早く判断をしていれば、〇〇のとこに行けば!〇〇と一緒に彩を探し出せたはずなのに!〇〇を一人で行かせてしまった!俺は教師として失格だな

〇:先生、顔を上げてください
  そんな事思わないでください。
俺は先生に止められても一人で行く気でしたから

白:ありがとう。さっ!今日は待ちに待った野外炊飯だぞ!たくさん食べて体を治そうぜ!

彩:おー!

ガラララッ

〇:はぁ、行ったな。

ガラララッ

〇:今度は誰!

五:二人ともおはよう!

彩・〇:おはよう

和:よく眠れたかな?

彩:うん!ぐっすりだよ!

池:〇〇君、無事でよかった。本当に

い:うん!昨日見た時は傷だらけだったから心配だったよ!

〇:ありがとう。池田さんに五百城さんに井上さんに奥田さん。

五:あ、あのさ!

〇:ん?何?

五:そのさ、苗字呼びやめてよ!何?その"五百城さん"とか、てれさは"池田さん"とか!
  "なぎ"とか、"いろは"で良いんだよ!

〇:えぇ…じゃあ分かったよ。ま、まお

五:えっ?そんな突然やめてよ。
  恥ずかしいやん///

和:そんな、ひどい!私も呼んでよ!

〇:な、なぎ…

和:は、はひぃ//

〇:めっちゃ、噛んでるやん笑

池:私は?

〇:て、てれさ…

池:キュン!

い:私はそういうのには騙されない!

〇:ふぅん。じゃあ、こっちおいで

い:う、うん

そう言っていろはは〇〇の方へ行き〇〇はいろはの肩をそっと抱き寄せいろはの目を見ながら

〇:そんな事言わないでさ、仲良くしよ?いろは

い:え?は、はいぃ…////

ガラララッ

純:〇〇!大丈夫か…って何この状況

潤:あいつ、まさか…みんなを名前呼びしてキュンキュンさせたのか?

凛:なんか、カオスだね

〇:おぉ!3人ともおはよう!

潤:〇〇!お前、昨日純也泣いてたぞ?

〇:え!そうなの!なんかごめんな、純也

純:本当だよ!ふん!

〇:可愛いなぁ、好きだぞ?そういうとこも

凛:動けんの?

〇:まぁ、ちょっとはね?でも帰ったら病院は一応行こうかなって思ってる

純:そうか、なら安心だな。じゃあ後で
  お前らも遅れるなよ?

皆:そんなの分かってるよ!

純:ひぃ!こわいこわい!

ガラララッ

〇:あの、あんたがた準備しなくて良いの?

和:そっ、そうだね!じゃあ後で!

池:また、後でね!

ガラララッ

〇:?よし!したら俺らも準備していくか!

彩:うん!

〇〇達は準備をしてから食堂に向かった

〇:おはよう…ってめっちゃ美味そう!

彩:本当だね!

〇〇達はおぼんを取り皿を置き

〇:朝から、麻婆豆腐にミニハンバーグ
味噌汁にご飯!しかも、朝からケーキも食える!

彩:最高だね!

〇〇達は空いているテーブルのとこに座り

2人:いただきます!

モグモグモグモグモグ

2人:美味え!!!

そして二人はその後シャワーを浴び服に着替えた

白:おっ!来たな!よし、じゃあ始めようか!

〇:今日って何すんのかな?

白:今日はみんなで野外炊飯をするぞ!
  作るものといえば、やっぱりカレーだ!!

皆:イェェェエイイ!!

次回、カレー作りスタート!!

to be contnued…

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