SNSと距離を取ってみる
先月からXのスクリーンタイムを1時間に設定している。
ゲームの新規情報だったり、最近だと都知事選の話題だったり、気になって情報を追ってしまって1時間を超えても延長して見てしまうこともたまにはあるが、結構1時間以内で済むことも多くなってきた。
私はX、旧Twitter15年選手である。
2009年8月から始めたので本当に来月には15年になる。それだけ長く使っていたので、そこが生活の一部であり、その中での人間関係が一番濃いものになっていた。悲しいかな、本当に学生時代の友人よりそこで出会った友人の方が付き合いが続いている。というか学生時代の一番の友人もそこにいる。
そんなわけで、そこは私にとってかなり重要な場所であった。
人間関係のこともそうだし、自分が興味のない、アンテナを張っていない情報も、フォローしている人がRPすることで情報が得られ、ためになったことも多くある。スワイプしていれば目に飛び込んでくる情報を「そこにしかない情報」と思い込んで、今思えば、その場に固執していたところがあった。
しかし、昨年のXのごたごたを機に、MastodonやMisskey、Blueskyといった他のSNSを利用するようになり、X、ひいてはSNSに対する自分の態度が変わっていった。
自分が興味のない、アンテナを張っていない情報が目に入るということは、好ましい、ためになる情報もあれば、見たくない、見る必要がないものも同じように大量に目に入るということだ。
Xのおすすめタブができたことで、これがより顕著になってしまった。
メンタル状況によっては食らいすぎる話題が目に入るのをコントロールできないというのはかなり私にとってしんどいものだ。しかもXを開くたびにこのおすすめタブが最初に目に入る。うっかりしんどい話題を追ってしまい、アルゴリズムのせいでまたそのしんどい話題ばかりおすすめされ…。そんな負の循環があり、あまり開きたくなくなってしまったというのもある。
ただ、今現在でもXが情報として早いことは事実だ。
ゲームや漫画などの趣味関係だと特にそうなので、情報を追いたいアカウントの更新通知をオンにして、通知があったときだけ開くなどいろいろと試している。趣味関係だと基本的にMastodonにいるが、それもまだフォロー関係の構築の途中だから情報がすぐ入ってこないというのもある。ただそちらも加減をしないと、Xから距離を取ったとしてもSNS自体から離れられてないことになるので、様子を見つつというところ。
また、最近手帳やノートに熱を上げているのも、SNSと距離を取ることの一環だったりする。
私は頭の中がうるさいタイプなので、頭に浮かんだことなんでもかんでもSNSに垂れ流しまくっていた。本当になんでもかんでも、よく考えずにしゃべるようによく考えずに呟きまくっていた。
そういうのを辞めたい、というのもSNSと距離を取ってみたかった要因のひとつで、頭の中のうるさいのを、SNSではなくノートに吐き出すようにしたら、確かにSNSで呟くことがぐっと減った。ぐっと減ったというか、インターネットに放流しなくてもいいようなことをノートや自分の内側に留めておいて、誰かに向けて伝える、発信すること前提で発言するようになった。
いやまあまだ全然どうでもいいことも呟くけど。
それでも、言わなくてもいいような、特にネガティブな感情やプライベートなことなどはまずノートにぶつけることでセーブできるようになったのは、私にとっては良いことだった。
ジャーナリングを知れたのは本当に良かった。
そんなわけで、情報に溺れすぎないように意識すること、頭の中の言葉や感情をノートで整理することで、SNSとうまく付き合っていくための距離感を模索している。
あなたも情報に疲れていないだろうか。
SNSに固執して自分を傷つけてはいないだろうか。
無理なく負担なく、あなたにとっての距離の取り方が見つかりますように。
というわけでまずはノートを買ってみてはどうか。(文具沼への誘い)