新潟旅行(備忘録)
同じ大学だった後輩と新潟まで旅行に行った。
台風が近付いていたのもあり、一日目は生憎の雨。
長野から清津峡へ向かった。
トンネルへ向かう途中から硫黄の香りがしたのが印象的。恐らくトンネル近くの売店の二階が足湯になっていて、そこから匂いがしたのだと思う。
清津峡渓谷トンネルは元々は通行に使われていたけど、落石事故で死人が出たのをきっかけに使うのをやめたらしい。けれども、景観が見事なので観光資源として再活用できないか?ということで芸術家によってアート作品(観光名所)として活用されている場所らしい。サメの化石とかも出て、昔ここが海の底だったということも分かる、という展示があった。
所々で別れ道になっていて、アート作品?として壁の一部が飾られている感じ。
雨のせいであまり水も澄んでいなかったけど、本当なら多分綺麗な色をしていたんだろうな、と思う。
途中の銀色のドーム型の建物がトイレになっていたのは面白かった。
後、道の所々に緊急用の電話が置いてあるのが落石事故を少し思い出すような妙な生々しさがあった。
一番奥にインスタで有名だろうなという場所。とても薄いスニーカーを履いていたのもあって、濡れると後が困るだろうな…と思い、遠巻きに少し眺めて気が済んだ。
雨の日でも楽しめるスポット!って書いてあって、本当か?と思ったけど、確かに傘はいらないし、十分楽しめた。
この次は燕三条に行って金物を少し見た。
包丁を買おうかどうか迷ったけど、試し切りや試しに触れるところもなかったのとネットで見たほうが安かったので、スプーンを買った。
ツバクローだったかツバメサンロウだったかツバメの野球のマスコットキャラクターが展示されているのを見て、あれって新潟だったんだ、とぼんやりおもった。
そして、夜ご飯は佐渡の魚を使った回転寿司のお店へ。タコ帽子というメニューがあったけど、フワフワしてて美味しかった。
そして2日目は佐渡島観光。
まずはトキの森公園へ向かう。
トキに餌付けして、日本最後のトキを保護のために捕獲せざるを得なかった宇治さんのエピソードが興味深かった。
一時期は日本に一羽ぐらいしかいなくて絶滅直前だったトキが500羽ぐらいに増えたのもこういう人たちのお陰なんだろうね。絶滅寸前まで追い込んだのも人間だけど…。
次は矢島へたらい舟体験へ。
20歳?20年?ぐらいたらい舟に乗っているおばあの案内を聞きながら湾内をゆっくりと一周。
ナマコやフグやムラサキウニを見ることも出来た。
途中で漕がせてもらったけど、結構難しかった。
どうしてもカヌーのような要領で漕いでしまって3回ぐらい体の力を抜いて!って言われた。体の力を抜いて一の字の要領でゆったり動かすと少しだけ進んだ。
そして、佐渡金山へ。
いくつかコースがあったけど、受付にオススメです!と推されて、当時の金採掘の様子を見れるコースを選択した。
4時間交代で24時間フル稼働、まだ乳を飲む子どもがいる母親も働いていたという労基法も真っ青の労働環境。金を掘る大工は待遇良かったらしいけど、労働環境があまりにも悪くて短命だったとか。そりゃそうだろうな。
人形も精巧で当時の様子が結構分かって、とてもいい展示だった。この後は跡地を見て、そのまま民宿へ。昔ながらの宿で雰囲気も良かった。