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チョコよりも甘いバレンタイン【正源司陽子中編】
ここは日向坂学園
僕、○○はあまり人と関わらずに日々を過ごしている
そんな僕には好きな人がいます
その人は学校のマドンナの「正源司陽子」
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大人しい性格だがたまに見せる表情や仕草がとても可愛い!
正源司さんは僕のことなんか眼中にないと思う
自分もこの関係性で十分だと思っている
でも、とあるイベントの日にあんなことになるなんて…
2月13日
理央:おーい、○○。
この子は幼馴染の清水理央
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理央も学校トップクラスの美貌の持ち主
理央は正源司さんとも仲が良い
理央はチア部に所属している。
○○:なんだよ、理央。
理央:明日は何の日か知ってる?
○○:なんだっけ?
理央:バレンタインデーだよ。
○○:あ、もうそんな時期か。
理央:あまり興味なさそうだね。
○○:もらえると思ってないからね。
理央:今年は貰えるかもしれないよ。
○○:そんなわけないだろ。
葉留花:理央、○○おはよう!
この子は山下葉留花
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葉留花とは中学からの仲である
葉留花は少し抜けていてそこが可愛いと人気である
○○:葉留花、おはよう。
理央:はるはる、おはよう!
○○:葉留花は明日が何の日か知ってる?
葉留花:もちろん!バレンタインデーでしょ。
理央:はるはるは誰かに渡すの?
葉留花:渡すよ、誰とは言わないけど。
理央:そっか~。
葉留花:○○は好きな人からどんなのが欲しい?
○○:好きな人からならなんでも嬉しいよ。
理央:○○は陽子から貰えるといいね。
○○:貰えるわけないでしょ、接点ないし。
葉留花:まあ、楽しみに待っててよ。
○○:まあ、期待せずに待ってるよ。
私は正源司陽子
普段は隠しているが○○君のことが大好きです
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私が道端で絡まれていた時に助けてくれたのが○○君でした
多分、○○君は私って気づいてないと思うけど
理央と葉留花は私が○○君を好きなことは知っています
今年のバレンタインデーに告白しようと思ってます
昼休み、屋上にて
理央:おーい、陽子。
陽子:理央、はるはる。
葉留花:お昼ご飯食べよ!
陽子:どうだった、○○君は?
理央:陽子からは貰えると思ってないよ。
葉留花:○○はあの時助けた人が陽子って気づいてないんでしょ。
陽子:うん。
理央:でも、明日チョコ渡すでしょ。
陽子:そうだね。
理央:その時に全部伝えちゃえ!!
陽子:うん!
葉留花:陽子は○○にどんなチョコを渡すの?
陽子:何がいいかな?
理央:○○は好きな人からならなんでも嬉しいって。
陽子:難しいな。
葉留花:バレンタインに渡すものにも意味があるらしいよ。
理央:そうなんだ!
葉留花:特別な人にはマカロンやマフィン、ドーナツがいいらしいよ。
陽子:じゃあ、マカロン渡そうかな。
理央:渡す時間はいつにするの?
陽子:放課後にしようかな。
葉留花:じゃあ、教室で足止めしとくよ。
陽子:お願いします!!
理央:陽子、明日頑張って!!
陽子:うん!!
2月14日
葉留花:○○、理央おはよう!
理央:はるはる、おはよう。
○○:葉留花、理央おはよう。
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理央:はい、○○。
○○:ありがとう、理央。
理央:友チョコね。
○○:そういうのは言わなくていいよ。
葉留花:私も!!
○○:葉留花、ありがとう。
理央:○○、今日時間ある?
○○:あるけど。
理央:放課後、教室に残ってて。
○○:まあ、いいけど。
葉留花:楽しみにしててよ。
○○:分かった。
昼休み
理央:陽子、○○が放課後に教室に居てくれるって。
葉留花:後は陽子が頑張るんだよ!
陽子:あの、マカロンの味見して欲しいんだけど。
理央:いいよ。
陽子の作ったマカロンを頬張る二人
陽子:どうかな?
葉留花:うん!美味しい!!
理央:○○も喜ぶよ。
葉留花:後は陽子の気持ちをぶつけるだけ!
陽子:頑張る!!
放課後
○○:理央に教室に居てって言われたけど。
陽子:あの~。
○○:え!?正源司さん、どうしたの?
陽子:○○君に用事があって。
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○○:僕に?
陽子:理央に教室に居てって言われなかった?
○○:言われたけど。
陽子:それ、私がお願いしたの。
○○:正源司さんが?
陽子:○○君に渡したいものがあって。
○○:渡したいもの?
陽子:今日って何の日?
○○:バレンタインデーだね。
陽子:はい、これ!
○○:え、ありがとう!!
陽子:これ、実は…
○○:????
陽子;本命だから。
○○:え!?!?
陽子:○○君、私と…
○○:待って、僕に言わせて。
陽子:え。
○○:僕は正源司さんのことが好きです。
陽子:嘘!?
○○:僕と付き合ってください!
陽子:喜んで!!
○○:やったー!!
陽子:○○君はなんで私のことが好きになったの?
○○:完全に一目惚れだね。
陽子:そうなんだ//
○○:そういう正源司さんは?
陽子:陽子って呼んで!
○○:え?
陽子:だから、陽子って呼んで!!
○○:陽子、大好きだよ。
陽子:嬉しい//
○○:陽子はどうして僕のこと好きになったの?
陽子:この前、私が道で絡まれていた時に助けてくれたのが○○君なの。
○○:あ!あの時の人って陽子だったの!?
陽子:そう。
○○:それじゃあ、一緒に帰ろう。
陽子:うん!
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その後、二人は同じ大学に進学し、卒業したあとに結婚をし、今は子供2人の家族4人で仲良く暮らしました。