『蒼海』5号掲載6句
躑躅はや花弁朽ちたり小松石
はつなつや皺黒々と亀の足
新じやがの皮つややかに量り売り
遠雷や講義は青き火のごとく
蚕豆や友と語らふ半個室
エスカレーター地下より上り風光る
南波志稲
最新号が発行されて1か月ほど経ちましたので忘れないうちに公開します。
投句は今年の5月のGW明け。この時は、GWの終わった後にやっと休みが取れたので江東区の清澄庭園に行ってひとり吟行していました。6句のうちの前半の3句はその時に作ったものです。量り売りは交差点の角にあったチェーンの弁当&総菜屋さん。
青き火のごとく、と詠んだのは5月の定例句会。仕事などの都合でしばらく定例句会にも出席できていないのですが、今年中にあと1回は出たいです。そうこうしているうちに早くも次の号の投句期間なのですが。
創刊から5号まで掲載は6句~7句ですが、ここが定位置にならないよう努力していきたいです。
*ヘッダー画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。