弓木奈於の入口と出口
トークを見ると、弓木ちゃんは反省の弁を述べていた。
今回の乃木中を見た上で、沈金やトークなどで弓木ちゃんがどんな事で反省するか分かってる人は、誰もが勘づくような内容だった。
思えば、初期の頃は、しょっちゅうこんな反省とか落ち込みをしていた記憶だが、なんだか今回は久々な気がする。
ある意味、今回は弓木ちゃん自身も反応を見た上で、思う事があったんだろう。ある程度ネット意見への耐性が付いた上でも、自分にもっといい立ち振る舞いがあったと思ったんだろう。
自分は、勿論乃木坂46のメンバーとして応援しているが、弓木ちゃんはタレントとしても好きになっている。
「あの積極性が無くなるのは寂しいな。」
弓木ちゃんの反省を見る度に、いつもそう思ってた。
ただ、今は「きっと今回も大丈夫だろうな」という気持ち。
弓木ちゃんは、きっとこの反省の気持ちをメンバーやアルピーに打ち明けるんだろう。恐らく弓木ちゃんを好意的に見て知っている人なら、誰もが「そのままで大丈夫」と声を掛けるだろう。
その勇姿に助けられている人達が、その個性を消すのはデメリットでしかない。
きっと、葛藤はしながらも、これからもバラエティに積極的で頑張ってくれる弓木ちゃんの姿が見れるだろう。
ただ、それでも誰かを想って自己反省をしてしまう姿に、自分は「乃木坂らしさ」を感じてしまい、
正直「乃木坂46の弓木奈於」と「バラエティタレント弓木奈於」は分けて見てるはずなのに、偶然重なってしまうことに驚きを感じる。
そういえば、時間の経過を経て、「乃木坂46の弓木奈於」も沢山追いかけることができた。
その結果「天才的なバラドル」という印象は、
やがて「乃木坂46というグループを熱く真っ直ぐ考えて、その想いを言葉にしてくれる、誰よりも乃木坂への愛があるアイドル」という印象に変わっていった。
聖来ちゃんが卒業し、レイちゃんが卒業発表し、
リーダー的な意味で乃木坂46の4期生を引っ張ってきたメンバーがいなくなる中で、「もっと4期生が乃木坂を引っ張らないと」という想いを打ち明けてくれた弓木ちゃん。
そんな思いを抱きながらも、控え目でそれぞれでいることが多く、でも、やる時は全力で取り組み、一致団結するのが4期生の良さであることを誰よりも理解していて、「4期生の空気感を変えてまで引っ張って盛り上げていくぞ!って持って行くのは違う」と誰も傷つかない、みんなを救う発言ができる弓木ちゃん。
その上で、「自分が乃木坂46のために出来ることは何か」を精一杯考え、自分の思いや考えをキャプテンである梅ちゃんや久保ちゃんに発信できるようになった弓木ちゃん。
「今より乃木坂46が良いグループになるにはどうすればいいか」を考え、それを言葉にして、外部に発信して、しかもそれを行動に移せている姿は、「乃木坂46」というグループが、何よりも誰よりも好きな自分に、真っ直ぐに突き刺さる。
最初は、沈金の破天荒な発言が好きで、天才的なワードセンスが好きで、低音ボイスが好きで、「バラエティタレント弓木奈於」が好きだったはずなのに、いつの間にかすっかり僕は「乃木坂46の弓木奈於」に魅了されている。
乃木坂46として弓木ちゃんを知らなければ、
僕は弓木ちゃんの入口からほんの少ししか知れなかった。
乃木坂46というフィルターを通して、
弓木ちゃんの人間性の入口から出口付近までをしれた気がする。
弓木ちゃんのことを、「出しゃばり」とか「わざとらしい」とか言う人の気持ちも少し分かるよ。少なくとも自分にもそういう時期はあった笑
じゃあさ、そんな人はさ、
もう少し「乃木坂46の弓木奈於」を知ってみようぜ。
「弓木ワールド」の見え方も、感じ方も変わるぜ。
「弓木奈於」という人間の出口で共感し合えることを楽しみにしてる。