子どもの頃○○たかったあの存在
こんばんは。表題の空欄に皆さんは何を入れましたか。人によって入る言葉が異なる、日本語というのは面白いものです。
さて、私にとって、子どもの頃殴りたかったあの存在は、部活動の顧問です。皆さん、部活動の顧問に対して良い印象をお持ちですか?少なくとも私は良い印象を持っておりません。だから、殴りたかったんですけどね。
我々の学生時代は、まだパワハラとか、暴言とか、体罰とかが今ほど厳しくなかったような気がしております。私自身も上記の全てを喰らいましたが、とても他の大人に言い出せる環境ではありませんでした。ちなみに今でもやられた人に会うと直立不動で話を聞きますし、動悸が止まらなくなります。
さて、そんな部活動の顧問を、今現在私がしているわけですが、恐らく生徒にはいいイメージを持たれてないのではないでしょうか。あ、暴言を吐いたりはしていないつもりです。しかしながら、声がでかいので威圧的に見えることはあると思います。生徒たちよりデカいし。
顧問をやってみて感じたことがいくつかあります。1つ目は、当時の先生たちに謝らなければいけない、ということです。働き方改革が叫ばれて久しい今だからこそ部活動の手当も出ることが多くはなりました(全部出るわけではない)が、10年前などはほぼボランティア状態でした。練習試合ひとつ組むのもまあまあ面倒な中で、遠征などを企画してくれていた先生方はいかに偉大だったのか、ということを気付かされると同時に、ホテルがボロい、朝が早い、禿げてるとか言ってごめんなさい。
2つ目は、思いは一方通行であることがほとんど、ということです。恋と同じです。最近マッチングアプリでデートを企画していた女性に、前日深夜にドタキャンされるということがありました。悲しさが押し寄せてきました。
話を戻します。先日公式戦があったのですが、私自身が思っている「勝ちたい!」という思いは、生徒たちにとって重荷なのではないか。ということを感じたのです。タイムアウト中、それくらいギャップを感じました。昔と比べ部活動の意義も変わってきてはいますが、試合をするなら勝ちを目指すのが当たり前と考えてきた私にはあまりにも衝撃的でした。ボコボコという言葉に申し訳ないくらいボコボコにされ、歩いて帰路に着いている途中、なぜか視界が歪んだ自分がいました。現役時代、先輩の引退試合と自分の引退試合以外で泣いたことないのに、どうしたらわからなくなって泣いたんですね。歳をとりました。
人に指示をして何かをやらせるよりも、自分がやった方がよっぽど楽だと改めて思いました。GWの部活どうしようかな…。
とりあえず審判とコーチングのライセンスの昇級を目指します。
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