真夏の全国ツアー2021①「他人のそら似」
おはようございます。約10日ぶりのnote更新。
今回から2回にわたって特別編ということで、8月21日と22日にマリンメッセ福岡で開催された上に配信も行われた「乃木坂46 真夏の全国ツアー2021福岡公演」について。
9月8・9日に開催予定であった4年ぶり東京ドームでの公演は東京都等に発令されている緊急事態宣言の延長などを踏まえ、延期が発表された。
大阪から宮城、愛知と続いた「真夏の全国ツアー2021」の地方公演ラストとなった福岡公演。
初回の今回は、福岡公演で初披露された結成10周年記念として作られた新曲である「他人のそら似」について。
「他人のそら似」について
2011年8月21日に1期生36人が合格し、乃木坂46の歴史が始まった。
そこから10年経った2021年8月21日に福岡で開催された今回の「真夏の全国ツアー2021福岡公演」の1日目は「乃木坂46結成10周年セレモニー」と銘打たれ、アンコールで10年間の振り返りをデビュー曲の「ぐるぐるカーテン」や初のNHK紅白歌合戦出演時に披露した「君の名は希望」、レコード大賞受賞曲である「インフルエンサー」「シンクロニシティ」とともに10年間を振り返り、1期生7人全員と2期生5人全員、3期生の山下美月、与田祐希、大園桃子、梅澤美波、岩本蓮加、久保史緒里、4期生の遠藤さくら、賀喜遥香によるスピーチの最後に発表された新曲である。
全メンバーによる楽曲としては1stシングルに収録された「乃木坂の詩」、6thシングルに収録された「人間という楽器」、3rdアルバムに収録された「設定温度」以来4作目となり、4期生加入後は初となる。
歌詞
乃木坂46のプロデューサーを務める秋元康作詞による歌詞を紹介したい。
僕の前でレジに並んでる
君とどこかであった気がして・・・
どこの誰だったっけって
全然 思い出せないんだ
それとも誰かに似てるだけか
ドラマに出ていた女優だったか
でも確かにそっくりな
君と見つめ合ったことがある
それがどうして
僕をこんなに切なくさせるんだ?
声を掛けたいけど
変な人と思われたくない
他人のそら似以上に
不思議な縁をふいに感じてしまった
カート押して 駐車場まで
君を追いかけたかった
何回もここにやって来たのに
会わなかったよね
Oh 君は一体 誰なんだろう?
君は僕のこと 覚えてるか?
一度も会った記憶はないのか?
ちょっと前に顔出して
リアクション探ってみたけれど・・・
目に入らない っていうことは
やっぱり初対面かな
懐かしく思える居心地よさは何だろう?
他人のそら似みたいに
頭の中で誰か検索していた
エコバッグに荷物を詰めて
後を速攻追いかけた
「すみません 君と僕はきっと
どこかで会ったよね?」
Oh 二人 一緒に思い出したい
そしてやっとわかったんだ
過去じゃなくて未来だった
ここでこうやって話しかけて
(成り行き次第で)
そう何年間も付き合ってる
今の彼女が君なんだ
この後で君のことを
車で送ってくことになる
運命はどんな時も(思いがけない)
突然に始まるんだ(些細なことで)
他人のそら似以上に
不思議な縁をふいに感じてしまった
カート押して 駐車場まで
君を追いかけたかった
何回もここにやって来たのに
会わなかったよね
Oh 君は一体 誰なんだろう?
Oh そうさ もちろん 君は君だよ
君(=今の彼女)と出会ったのは現在なのか?未来なのか?過去なのか?
この歌詞にまつわる詳しい考察はまた音源化が発表されたときにしようと思う。
ダンスがエモい
この曲が初披露されて以降、ネット上で話題になっているのがこの曲の振り付けである。この10年間で発売された以下の全27枚のシングルにまつわる振り付けが順番にちりばめられている。
1stシングル「ぐるぐるカーテン」
2ndシングル「おいでシャンプー」
3rdシングル「走れ!Bicycle」
4thシングル「制服のマネキン」
5thシングル「君の名は希望」
6thシングル「ガールズルール」
7thシングル「バレッタ」
8thシングル「気づいたら片想い」
9thシングル「夏のFree&Easy」
10thシングル「何度目の青空か?」
11thシングル「命は美しい」
12thシングル「太陽ノック」
13thシングル「今、話したい誰かがいる」
14thシングル「ハルジオンが咲く頃」
15thシングル「裸足でSummer」
16thシングル「サヨナラの意味」
17thシングル「インフルエンサー」
18thシングル「逃げ水」
19thシングル「いつかできるから今日できる」
20thシングル「シンクロニシティ」
21stシングル「ジコチューで行こう!」
22ndシングル「帰り道は遠回りしたくなる」
23rdシングル「Sing Out!」
24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」
25thシングル「しあわせの保護色」
26thシングル「僕は僕を好きになる」
27thシングル「ごめんねFingers crossed」
現在、表題曲センターが在籍しているのが10枚目、15枚目、18枚目、19枚目、21枚目、23枚目、24枚目、26枚目、27枚目であるが、卒業したメンバーがセンターを務めた表題ではその卒業メンバーと関係が深いメンバーが、今回のそれぞれの振り付けでセンターポジションを務めている(例:堀未央奈→齋藤飛鳥(7枚目)、西野七瀬→高山一実(8枚目)、白石麻衣→梅澤美波(20枚目))。
10周年を迎えて
10年前に1期生36人でスタートした乃木坂46は、2021年8月26日現在1期生7人(高山一実は28枚目シングルの活動をもって卒業予定)、2期生7人(伊藤純奈、渡辺みり愛は8月31日で卒業予定)、3期生12人(大園桃子は9月4日で卒業予定)、4期生16人の計42人が在籍している。
絶対的エースである生駒里奈や西野七瀬、白石麻衣が卒業し、26枚目は3期生の山下美月が、27枚目は4期生の遠藤さくらが、9月22日に発売される28枚目でも4期生の賀喜遥香がセンターを務めるなど1・2期から3・4期へと世代交代が急速に進む現在の乃木坂46。
女性アイドルグループとは切っても切れない存在である「卒業」の2文字。
乃木坂46においても数々のメンバーが卒業していったが、今までもこれからも「サヨナラに強くなれない」のが現状である。
あとがき
結成10周年を迎えた乃木坂46は、衰え知らずのまま今もなおグループ、各メンバー個人ともに躍進を続け、来年2月にはメジャーデビュー10周年を迎える。
「他人のそら似」という名曲がまた1つ生まれた今、今日「SCHOOL OF LOCK!」内の「乃木坂Locks」で解禁される28枚目シングルの表題曲にも期待が集まる。
次回は真夏の全国ツアー企画第2弾ということで、卒業セレモニーを行った大園桃子について取り上げたいと思う。
今回はここまで。