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ローマの大貴族オルシーニ家の大豪邸
COBRAの2023年9月16日の記事「Situation Update and Thailand Ascension Conference」で紹介された記事「At the home of Prince and Princess Orsini in Rome(原題: Chez le prince et la princesse Orsini à Rome)」を翻訳しました。
※翻訳がお気に召しましたら、記事下部からサポートをお願い致します。
”黒い貴族は地球の食物連鎖の頂点にいます。彼らは、地球の人口の管理と制御のために2万6千年前にキメラから命を受けました。キメラがいまいなくなったことで、彼らは黒魔術を使ってラーカーとつながって指示を受けています。主な黒い貴族はオルシーニ、コロンナ、トルロニア、テオドリ、マッシモで、ローマ帝国の末裔だと主張しています。この男がリーダーです。”
元記事
By Antonio Nieto | May 14, 2017, 7:38 p.m.
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こちらがローマにある、あの大貴族「オルシーニ家」の当主とその奥様がお住まいの邸宅の外壁です。年季を感じさせる建築ですが、それもそのはず。なんとこの邸宅、テヴェレ川とフォロ・ロマーノの間にあった古代ローマ時代の劇場の遺跡を、16世紀ごろにリフォームしたものだというのです!
今回は、本邦初
オルシーニ家の大豪邸にお邪魔させていただくことになりました。
どこまでも続く大回廊…本物のローマ貴族の邸宅です。扉を開けると大階段があり、その先には巨大なアーチが見えました。そこに刻まれた文字「De filiis ursae(熊の子)」この高貴なイタリア貴族の家紋であり、熊は一族の名前の由来でもあります。
オルシーニ家の家系図には、数多くの王族、公爵、枢機卿、教皇がズラリ。ファミリーツリーの一番下には、現在の当主である第23代グラヴィーナ公ドン・ドメニコ・ナポレオーネ・オルシーニ公の名前があります。
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バロック様式のフレスコ画で飾られた堂々たる回廊や、格子のある天井が見事なラウンジなど、まるでルネッサンス時代にタイムスリップしたような宮殿。庭園の中央には、樹齢100年を超えるオレンジの木がそびえ立ち、イルカの形の素敵な噴水まであります。
オルシーニ家が廃墟だったこの場所を修復
見事な復活を遂げたこの場所にも、オルシーニ家当主のご夫妻は数ヶ月間しか住んでいなかったといいます。「しばらくの間は、他の者に管理を任せていたんだ。ウチの手に戻ってきたのは1930年代のことでね。その時はすっかりボロボロになっていたんだよ」と、ドメニコ公は語ります。
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こちらの貴重な建物は元々、紀元前61年から55年にかけて建設された「マルケルス劇場」でした。その跡地を住居に改修しようとサン・ピエトロ大聖堂の設計者の一人であるバルダッサーレ・ペルッツィに依頼したのが、15世紀末の貴族サヴェッリ家でした。オルシーニ家がオーナーになったのは18世紀、第二次世界大戦の前夜のことでした。
有名なフランス人銀行家アントワーヌ・ベルンハイムの実の娘であるオルシーニ公爵夫人は語ります。
「初めてローマに来たのは、18歳のときでしたわ。空港からローマ中心部へ向かう途中、タクシーがこの家の前を通りましてね。いつかこの家に住む、と心に決めたの」
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2012年になると、一旦宮殿は売りに出されましたが、その後、買い戻すことが決まったのだそうです。
「城壁の中に入った時、主人はこの家の歴史と、自分の先祖と向き合っているようだと言ってましたわ」
王女はこれを受けて、建物本来の美しさを保持しながら近代化していくという、壮大なプロジェクトに取り組むことをご決意されたのでした。
芸術コレクション
大豪邸の一角にある「旧図書館」には、驚きの光景がありました。壁一面を埋め尽くしていたという書物が取り払われ、壁には崇高なフレスコ画を置き、ダイニング・ルームに変えたのです。
「この邸宅は1,200平方メートルもあるのですが、これ以上のフレスコ画は無いと思うわ」とドナ・マルティーヌは言います。こうして、図書館が芸術センスある、モダンなダイニングルームに生まれ変わったのです。
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宮殿内の広大な舞踏会場には、オルシーニ公の趣味である武器が飾られています。
王女はそこに、現代美術家ダミアン・ハースト(訳者注: 悪趣味な作品で知られる人です)の作品を置いたといいます。どんな作品かというと、毒物が入った黄色い容器が青色のケージに隔離されているというものですが、容器の蓋がとれているのです。
「わたくし、この作品が好きなのよ。見ていると笑顔になるの。私の人生を表しているとも言えるわ。20歳の時、芸術に興味を持ち始めてから、ずっと自分自身に課してきたルールとも言えるわね」
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書斎には、アンディ・ウォーホルの絵とクマの像が並んでいます。
「貴重なものもあれば、俗悪なものまで、そこかしこに置いてあるの」と彼女は付け加え、家訓に忠実であることを強調していました。
歴史ある家系に生まれ、オルシーニ夫妻はこの歴史ある家で、祖先と再び繋がったのです。
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