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きみのこころは何色?


こんなにも人って温かいんだ。生まれてから1度も両親からの愛情というものには縁が無かった…でもあの人たちに出会って日常というものに触れ、毎日があっという間でいつも笑顔になれる

だからあの人たちには感謝してもしきれないけど少しずつ恩を返していけたら良いな

そんなこんなで家に着いたみたい
ガチャ
◯:お帰りなさい。瑛紗ちゃん
瑛:ただいま帰りました。◯◯さん


これはとある三姉妹とシングルファーザーとのお話である

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俺は◯◯。訳あって俺1人で娘を育てながら仕事をしている。おっ、噂をすれば呼ばれたみたいだ

?:パパ~そろそろご飯出来るからね~

◯:あいよ

彩:今日はパパの好きなさばの味噌煮だよ

◯:おっ!美味しそうだな。



この子は娘の彩。彩は俺と妻の間に出来た初めての子どもだ。この子が生まれて一番に喜んだのが俺の両親だった。両親にとっては初孫だから、彩が生まれ退院してからは毎日のように俺の家に来ては彩のことを可愛がるもんだから、いつしか彩が俺よりも両親に甘えるようになってしまったから、しばらくの間、俺の言うことを聞かなくて大変だったのは今となっては良い思い出だ。




そんな彩も早いことに高校生になった。小学生の頃から始めた料理も最初のうちは俺の手伝いから始めて、少しずつ料理が上手になっていき、今では料理のレパートリーは30を超えている


彩:そう言えばパパ、外にあるお弁当のゴミのこと知ってる?

◯:なんだそれ…

彩:ここ最近なんだけどね。家の軒下に隠すようにお弁当のゴミが3つおいてあるの

◯:3つも!?1つじゃないのか…

彩:いつも3つある訳じゃないんだ。1個だけっていう日もあるし、2個っていう日もあるの

◯:そっか…分かった。ちょっと注意して見てみる


その翌日、仕事終わりに家の周りを細かく見て回った。すると

◯:あっ、あった

確かに彩の言う通り、家の軒下に隠すようにお弁当のゴミが置いてあった。その数は3つ

◯:ったく、誰だよ。うちの敷地にゴミ捨てていくやつは…

ぶつくさ文句を呟きながら、ゴミを拾い、家に入った

彩:あっ、パパお帰り。どうだった?

○:ただいま。今日もあったよ。3つ

彩:でも誰なんだろうね。

○:ちょっと今日注意深く見回って見てみるわ


その夜

○:ってかほんとにいるのかよ。うちの軒下でタムろしてる人なんて

と懐中電気片手に家の周りをくまなく調べていると

?:あっ...ダッ

○:あっ!ちょ...!

家の裏手の軒下に誰かがいたけども俺の顔を見るや否や走って逃げてしまった。暗くて顔までははっきりとは見えなかった。でも、分かったのは3人いたこと。そしてその3人は大人ではなく、まだ若い3人。それも、おそらく10代の少女3人

○:彼女たちだったのか...

彩:あれ、パパ?

○:悪い、起こしたか?

彩:ううん。でも、何があったの?

○:彩が言ってたお弁当のゴミあったよ。それと人がいたよ

彩:えっ...

○:一瞬だったから顔までは見えなかったけども、3人だった。それも、かなり若かった

彩:そう...なんだ...ねぇ、パパ...

○:ん?どうした?

彩:今日だけでいいから、一緒に寝ても良い?

○:ふふ...相変わらず怖がりだけは治ってないんだな

彩:うるさい...




その夜、彩は俺の腕にコアラみたいにギュと抱きついて寝るもんだから、俺がまったく寝れず翌日寝不足で会社に始業時間ギリギリに着いて、焦ったのはまた別のお話







to be continue.

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