パパとパパっ子4姉妹 第4話
ある日の営業準備中
和:パパ…
◯:ん?どうした?
和:にゃぎ、ピクニック行ってみたい
◯:ピクニックかぁ、じゃあみんなにも聞いてみよっか
和:うん!
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◯:美空、咲月、彩。ちょっといい?
美:なにパパ?
◯:実は和が、ピクニックに行ってみたいって言ってるんだ。3人はどうかな?
咲:私は行きたいけどももうすぐインターハイ予選だから行けないけども午後からなら大丈夫だよ
美:私も行きたい!
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彩:彩も!
◯:じゃあ決まりだね。咲月は部活が終わったら連絡してね
咲:分かった。じゃあ行ってきま~す
そう言って咲月は部活に向かった
美:でもお店はどうするの?
◯:まだ開店まで1時間あるから、張り紙してSNSにも臨時休業の投稿しておくから美空は絢音ちゃんと桜に連絡しておいて
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美:分かった
彩:彩は?
◯:じゃあ彩はパパとお昼のお弁当作るか
和:にゃぎもお手伝いする!
◯:よし、じゃあ3人で作るか
「「あい!」」
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数時間後
◯:よし、出来たから2人とも着替えておいで
彩:うん!和、行こ
和:うん!
◯:おし、じゃあ俺はこれらを詰めますか
俺がお弁当を詰めてると
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(ピンポーン🔔)
◯:おっ、来た来た
純:ほんとにうちらまで良かったの?
◯:いつも和がお世話になってるからそのお礼だよ。それにあの子たちにもいつもお手伝いしてもらってるお礼も兼ねてるしね
純:そっか。ありがとうね
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◯:ほれ、時間ももったいないし、準備出来たら行くぞ
和:パパ~。あっ、茉央ちゃ~ギュ
茉:和ちゃ~ギュ
◯:相変わらず仲が良いねぇ。
純:だね
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美:パパ。2人に連絡しておいたよ
◯:ありがとう。じゃあ行こっか
一同は車にお弁当や遊び道具を積みこんでピクニックへと出掛けた
ーー
純:それにしても相変わらず凄い車よね。これ
◯:取り回しとか大変だけども気に入ってるよ
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1時間後
茉:和ちゃ、早く遊ぼ!
和:うん!パパも早く、早く!
和と茉央ちゃんは車から一目散に飛び出し、遊具のある場所に走っていった
純:荷物は私がやるから◯◯は行って良いよ
◯:悪い、頼んだ
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純:じゃあ、私たちは運ぼっか
美:はい!
純:それにしてもみんなパパっ子だよね。あそこまで仲が良い親子みたことないよ
美:良く言われます。でも周りからどうこう言われても私たちがパパのこと好きなのには変わりありませんよ
純:そっか。◯◯は良い子たちに恵まれたね
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その頃、和たちは
茉:にゃぎのパパしゃん!茉央に高い高いしてくだしゃい!!
和:あっ!にゃぎも!!
◯:はいはい。順番ね。まずは茉央ちゃんだ!!それ~
茉:キャッキャッ
和:にゃぎも、にゃぎも
◯:はいはい、じゃあ茉央ちゃんと和交代ね。それ~
和:キャッキャッ
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茉央ちゃんと和たちと遊んでいると
?:あれ?◯◯?
◯:璃果…
璃:久しぶり…だよね
◯:だね…あの時以来か
璃:4年ぶりかぁ。長いようで短いね
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和:パパ…
◯:あ、ごめんごめん。
璃:沙耶香の娘さん?
◯:一番下の和だよ。ほら、和挨拶は
和:川崎…にゃぎ…です…
璃:初めまして、和ちゃん。お父さんのお友達の佐藤璃果です
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和は璃果に挨拶が終わると俺の足の後ろに隠れた
◯:ごめんね。人見知りだから
璃:ううん。大丈夫だよ。そう言えば明日だよね。
◯:うん。来れそうなの?
璃:なんとかね。じゃあそろそろ行くね
◯:うん、またね
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純:あっ、お帰り。茉央もお帰り。楽しかった?
茉:うん!高い高いして貰ったの!
純:そっか、ちゃんとお礼した?
茉:和ちゃのパパしゃん!ありゃと!
◯:いいえ。じゃあそろそろお昼食べようか
「「いただきまーーーす」」
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すると
(~🎵 📲)
◯:おっ、終わったみたいだな。純奈、3人お願いしても良い?咲月が部活終わったみたいだから迎えに行ってくる
純:うん、良いよ。行ってきな
和:あっ、にゃぎも一緒に行く!
◯:ありがとう。じゃあ和と迎えに行ってくるわ
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一方、咲月はというと
咲:パパ、まだかなぁ
瑛:あれ?さっちゃんまだ帰らないの?
咲:うん、パパが迎えに来てくれることになってて、このあとみんなでピクニックに行くんだけど、瑛紗も行く?
瑛:えっ、悪いよ
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咲:和もあのあと、ずっと瑛紗に会いたいって言ってたし、多分パパと一緒に来るんじゃないかな…
すると
🚙💨 キキー
◯:咲月、お疲れさま
和:お姉ちゃ!あっ、てれちゃ~👋
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瑛:和ちゃん。良い子にしてたかな
和:あい!
咲:じゃあ、行こ。パパ
◯:おし、瑛紗ちゃんも乗って乗って
和:てれちゃ、早く早く
瑛:うん!
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数十分後
◯:お待たせ。ありがとうね、純奈
純:ううん、みんな良い子たちだったから…って後ろの子は?
瑛:初めまして!池田瑛紗って言います。さっちゃんの友達です
純:瑛紗ちゃんね。私、伊藤純奈って言うの。でこの子は私の娘の茉央。よろしくね
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瑛:はい!
◯:おし、みんな揃ったし、改めて食べようか
「「いただきまーーーす」」
和:てれちゃ!これあげゆ。にゃぎが作ったの
瑛:ありがとう。モグモグ美味しいよ!和ちゃん!
和:えへへ//
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ご飯が食べ終わると
和:てれちゃ、あしょぼ!!茉央ちゃも!
茉:うん!てれちゃ~ママ行ってくりゅ!
純:うん、行っておいで
和は瑛紗ちゃんと茉央ちゃんと手を取り合って遊具がある方へ向かった
純:それにしても珍しいよね。和ちゃんが私たち以外にあそこまで気を許して笑顔でいるのは
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◯:うん。この前和に聞いたらママに似てるんだってさ
純:えっ…沙耶香さんに?
◯:うん、和は母親のことは知らないのになんで似てるって分かるのって聞いたら写真みたんだって
純:写真ってこれのこと?
純奈は自分のケータイの中に入っているひとつの写真を見せて言った
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7年前
◯:ついに今日だね
?:◯◯の夢が叶う瞬間だね
美:パパ!美空もお手伝いするから頼ってね
咲:お姉ちゃん、ヤラかさないでよね
美:す…するわけないでしょ!
咲:どうだか
◯:はいはい、喧嘩してないで並んで。写真撮るから
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純:じゃあ撮るね。はいチーズ❗
(カシャ📸)
◯:おっ、良く撮れてるじゃん。ありがとうね
純:じゃあ、これ現像してきちゃうね
◯:ありがとう。じゃあオープンします
「「お待たせいたしました。いらっしゃいませ!!」」
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純:もう7年もたつんだね。長いようで早かったね
◯:うん…正直、あの子たちを1人で支えられるのか不安しかなかった。4人を育てれるのかって毎日思ってたよ。でも純奈や璃果がいてくれたから安心出来た。だから純奈には感謝してるんだ
純:◯◯…
◯:ほんとにありがとう。
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その後も俺は純奈とこれまでのことを語り合っていると
和:パパ~👋
◯:おっ、和。楽しかった?
和:うん!次はパパたちもみんなであしょぼ!!
茉:ママも!!
◯:よしきた。美空たちも行く?
美:行く!!咲月も彩も行くよ!
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彩:うん!お姉ちゃんも
咲:待って~。純奈さんも行きますよ
純:フフッ、分かった
それからみんなで時間が許すまで俺たちは遊具で遊んだり、鬼ごっこをした
ーー
◯:じゃあ、そろそろ帰るか。瑛紗ちゃんも送るよ
瑛:えっ、でも…
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◯:大丈夫だよ。それに和は一緒に帰りたいみたいだよ。なっ、和
和:てれちゃ、一緒に帰ろ?
瑛:じゃあ一緒に帰ろっか、和ちゃん
和:あい!!
俺たちは荷物をまとめて家へと向かった
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数十分後 純奈宅
純:わざわざ送ってくれてありがとうね。ほら茉央もお礼言いな
茉:◯◯しゃん。今日はありゃと!!
◯:どういたしまして。またね茉央ちゃん
「「バイバ~イ👋」」
◯:じゃあ次は瑛紗ちゃんの家で良いかな
瑛:はい!
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瑛紗宅
瑛:わざわざ送って貰ってありがとうございました。楽しかったです
◯:そっか、それなら良かった。またおいで。ね?和
和:てれちゃ。またあしょぼ!!
瑛:また遊ぼうね。バイバイ👋
「「バイバ~イ👋」」
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◯◯宅兼喫茶店
◯:おし、着いた。ほれ、和起きろ
和:ぅゆ。パパ抱っこ…
◯:もぅ…美空、咲月荷物頼む
咲:分かった。お姉ちゃん、こっち持って
美:うん
◯:ほれ、和。おいで
和:ぅゆギュ
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俺は小さなお姫様を運びながら、頭は明日のことでいっぱいだった。明日のお墓参りに和を連れていくべきなのかと
◯:明日、和も連れていくべきなのか…
俺は数時間悩みに悩んで明日は美空たち4姉妹で行くことを決めた。和には知る義務があるから…
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