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ひろくてくらい夜のお話

皆さんお久しぶりです。
そして、あけましておめでとうございます。

月日は早いもので、気がつけば年が明けていました。
皆さんにとって、昨年はどのような1年でしたか。
私は、良くも悪くもいろいろなことができるようになった1年でした。
できる仕事も増えました。だけど同時に、いろいろな感情を隠すこともできるようになりました。
全体的に見ると、いい意味で大きく成長できた1年だったように感じています。
今年もそんな実りある1年になればいいなと思っています。

さて、本題です。
今年は、昨年会えなかった人に会うことが目標です。
年が明けてすぐに、昨年会えなかった友人に会いました。
月日は早くて残酷なもので、彼女をこころの病が蝕んでいました。学生のころは朗らかだった彼女の姿が、跡形もなくなっていました。
あの日に会えたのが奇跡のように感じています。
私は、学生時代の私を彼女と重ねてその日を過ごしました。

これから暗くて終わりの見えない夜が訪れて、死にたくてどうしようもなくて、刃物がキラキラして映って、それで無性に首を切ってしまいたい日も生きなくちゃいけなくて、音楽が騒音へと変わって、世界がモノクロに見えること。
それ以外にも、人のかたちを保つのが難しくなることがたくさん降りかかる。
こんな辛い日々が彼女にも、と夜に考えてしまいました。

それ以外にも、こころにぽっかり穴が空いてしまった人の話を耳にしました。
私自身がなんだかひろくてくらい夜に呑まれてしまいそうな、そんな気もしています。
ただ、ひとつ覚えていてほしいのは、私はこういった話を聞ける間柄を築けて幸せと感じているということです。
あたたかい手を差し伸べることができる距離にいることが自分の使命のように感じています。
気負いすぎて、呑まれてもいけないのですが。

新年早々、悲しいニュースが続いています。
ここは、ひとつ線を引いて。
あたたかい言葉だけを見ましょうね。
私みたいに呑まれないように。
今年は、より多くのお話を紡いでいけますように。
翳りない日々をお過ごしください。

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