最後まで闘う意思を示して全うするカッコよさ
アジアカップ準決勝に日本代表が臨むこの日。
川口能活の本を読んだ。
川口選手の今までを振り返った本。
一般論や理想論ではなく、自分自身の経験のシェアをする。その軸で最後まで一貫して話されている。
現在に至るまでに影響を与えた言葉、影響を受けた監督、家族や仲間との関わり。それを飾らずに語っている姿勢から、真面目に真摯な川口選手の姿勢を、文を通して感じることができる。
書籍化から1年後に、引退することとなってしまったが、しかしその1年も最後まで諦めずに足掻いた結果なのだと、語ってくれることだろう。そう思わせてくれるエピローグだった。
キーパーは、褒められる数より批判が目に付く数の方がよっぽど多いポジションだ。
今大会の権田選手とDF陣との連携不足を指摘されることは多いが、それを「優勝」という二文字で封じ込めてくれることを祈っている。
さぁ、まずはイラン。勝ってください。