対症療法と対処療法
先に断っておきますが、私は医学に明るいものでは決してありません。タイトルを見て、医療系のnoteだと思わせてしまっていたらすみません。
今回のnoteはサッカーについてです。悪しからず。
サッカーについてと言いながら、でもそれは、私たちが普段、学んだり働いたりしているうえで、大切な考え方かもしれません。
サッカー界のレジェンドの一人、ヨハン・クライフさんのお言葉を読みました。
いつも冗長になりがちなので、今日は手短に。
目の前に起きていることに対処することはもちろん大事です。その大小によって優先順位に差をつけることはあると思いますが。
でも、もっと大事なことは、そもそもそれが起きないようにすることです。そうすれば対処をしなくても済みます。
これが、タイトルにもある通り、対処療法(原因療法とも言うそうです)と対症療法の違いです。クライフさんはサッカーに置き換えて、次のように説明してくれています。
相手のCKの時にはとても危険だと言う人がいる。それならCKを与えなければいい、と私は思う。与えなければ問題は解決だ
箒を持って掃けと命じた。それ以降は歴史上最も綺麗なロッカールームになったよ。でもそれは掃除が良かったのではなく、汚さないように気を付けたからだ。
また、どの業界にもあるような問題として「世代交代」についてのお言葉も。卵が先か鶏が先か、のような議論にもなりかねませんが、それでも、ある程度のところでバランスを取ることの必要性も教えてくれています。
経験不足だと言うが、起用しなければ経験は決して得られない。
年長の者と競い合って負けながら学ばないといけない
"成長"は比例グラフのように直線ではなく、螺旋みたいに上がって下がってを繰り返すようなものなのだと、昔に聞いたことを思い出します。失敗することは嫌ですが、それも成長の為と思って、受け入れて進んでいける人が、大成するのでしょうか。個人的には受け入れるのがちょっぴり難しいですが、でも取り入れて進んでいければと思います。
バルセロナはチームとして、いまはひざを曲げているような時期にあるように見えますが、それも成長に必要な期間だと思えば、これからの活躍が楽しみになりますね。
最後に、クライフさんの格言を紹介して、今回は終わりにしようと思います。
君が立ち止まれば君は取り残される。向上すべきディテールは常にあるんだよ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?