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バツグンの裏方力!半崎社長に感謝の野外ロケ

2月某日、天龍峡でチームHAYASUの動画撮影の現場におじゃましてきました。
チームHAYASUとは飯田市をベースに活躍しているパフォーマンスグループで、和太鼓と笛と書のユニット。
これをステージではなく、天竜川の舟の上で太鼓を打ち、河岸の岩場で笛を奏でて、そして、その音曲に合わせ、向かい合わせの平な岩場に設置した大きな和紙のスクリーンに篝火を焚きながら書をしたためる。という圧巻のパフォーマンスを映像で撮るというもの。


日のあるうちに無事にオールアップし、演者さんとスタッフ全員で天龍と書かれた書の前で記念撮影。

どんな作品かはまた追ってこちらでご紹介します。

今回、私がここで書きたいことは、パフォーマンスのことではなく、少数精鋭の撮影スタッフのことでもなく、天龍峡の景色の美しさでもなく、

いやそりゃもう、パフォーマンスは素晴らしかったので完成した動画を見ていたたきたいのと、撮影チームについては、暗いうちから集合して、日いっぱい、リハの時間も取れないほどのタイトなスケジュールとあの環境でよくやれたなと思ったわけなのですが、

そのことよりも私が感動したのは、

ロケ地を貸してくださった天竜ライン下り会の半崎社長の現場の裏方力なのであります。

まず、事前の打ち合わせの時から、すでにもう半崎社長は凄かった。

スタッフが何を言っても、


あるよ。できるよ。つくるよ。

できないとは絶対言わない。

あ、でもHEROの田中要次みたいに強面ではなくて、ニコニコしながら、「あるに。」「できるに。」「つくるに。」と言ってくれますwww

たとえばどんなことかというと、

オール野外ロケなのでトイレがない。
アーティストは女性が2人、それもお着物なので、いくら本人が平気だと言っても、山の中で用を足すなんてことはありえないので、
度々、トイレのために船頭さんにお願いして往復20分かかる船着き場に戻ることができないか、というと、まず、
「できる。」
と言ってくれる。

おまけに、岸から少しはいったところにトイレもつくると言ってくれる。

書を書くパフォーマンスでは、筆に見立てた篝火の演出にしたらどうだろうか?とアイディアが出ると、
こちらからお願いする前に篝火もその場ですぐに試せるように準備してくれる。

撮影日がもしも血も凍る寒さだとしたら、というと、待機できる舟に屋根をつけてくれて、その中にいれば20℃くらいになるから大丈夫だという。

そんな打ち合わせからひと月後、ついに撮影日。

なにもない河岸の平なところを待機場にベースキャンプをつくります。
私もケータリングっぽいものをつくりました。

そして、ちょっと見上げてみると、
あれは!

あれはもしかして、半崎さんが「つくるよ』と言ってくれたトイレでは?と思って、
見に行くと、

これは紛れもなくトイレに違いない!

そして想像をはるかに超えて、立派なトイレができていた!

洋式!

誰も使ってなかったとはいえ、便器の中までは撮影しなかったんですけど、かなり深く掘ってありました。
トイレの外にシャベルがあり、これを作るのはどれだけ大変だっただろうと思うと、そのありがたさに
胸を打たれました。

野営仕様のトイレの上は青い空が見てるだけ。

20年前、ヴェトナムロケの時を思い出したけど、あの時のトイレは川の上に、ただのドラム缶が切ったものが置いてあり、囲いもなにもなく、向こう岸にいる人に手を振りながら済ませた勇敢な記憶がよみがえった。それに比べたら、夢のようなトイレですよ、これは(笑)

午前の撮影が終わり、お昼休憩。

半崎さんが発注してくれたお昼のお弁当。
本当に美味しかった!

弁当の大切さはワハハ本舗で学びました。
役者も舞台スタッフも劇場入りしたら本番を迎えるまで、弁当くらいしか楽しみがないんだから、どんな弁当を準備するか軽んじるなという教え。
それはもう真剣勝負で毎回公演の度に弁当会議という特別会議を重ねたほどでしたが、どんな仕事にも愛が大事だと教えてもらった得難い経験です。

すべてにおいて、
愛が大事。
愛というと恋愛、を思い浮かべる方が一般的ですけど、相手へのいたわりや慈しみ、仕事に対する敬意、そういう思いを愛と呼びたい。

半崎さんの仕事には、
愛がありました。

なにがすごいって、半崎さんの裏方力はこんなにすごいっていうのに、ご本人はまったくもって目立たない。気配を消してる(笑)忍者だ。

とにかく、今回の野外ロケ、滞りなく撮了したのは
もちろんこのチーム全員の総力の結集だったと思いますが、半崎さんチームの陰の力、裏方力のホンモノを見た。
そんな学びの1日となりました。


#天竜ライン下り
#チームHAYASU
#裏方力

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