特定口座と一般口座の違い | 初心者は特定口座源泉徴収ありでOK【比較】
「証券会社で口座登録するときの特定口座とか一般口座ってなんとなくわかるけど、詳しくはよくわからない…。」
そんな疑問に答えます。
総合証券口座(楽天証券など)を解説するときに必ず選択しなければいけない「特定口座・一般口座」があります。
なんとなく特定口座(源泉徴収あり)にしておけば税金の計算や徴収もすべてやってくれるとは知っているけど、詳しくはよく知らないという方も多いハズ。
そこで、今回は特定口座とは?一般口座との比較もやさしく解説します。
この記事は3分で読むことができますm(__)m
証券会社の口座開設時のパターンは3つ
以下の3つから選択できます。
・特定口座(源泉徴収あり)
・特定口座(源泉徴収なし)
・一般口座
ざっくり言うと、この口座の種類によって税金の支払い方が変わり、手間も変わります。
結論から言うと、よくわからない方は「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおけば間違いはありません。
ですが、内容を理解しておくと、税金を無駄に払ったり損をすることがありませんよ。
▼口座の種類:比較
以下から口座別に特徴を詳しく解説します。
特定口座(源泉徴収あり)
よくわからなければ、基本的にこの口座でOK。
年間取引の計算から税金の計算まで、そして税金の支払いまで証券会社が行ってくれます。
1取引で利益が出るとその取引ごとの税金が徴収されますよ。
しかし、1点注意が必要で、「支払わなくてもいい税金まで徴収される」こともあります。
特に少額で株式や投資信託の取引をしている方は要注意です。
年間20万円以下は税金(所得税)を支払わなくても良い
・1ヶ所から給与を受けている給与所得者
・給与収入2,000万円以下
・給与・退職所得以外の所得(株の譲渡所得含む)が年間20万円以下
上記の方は、税金(所得税)を支払う必要がありません。
つまり、特定口座(源泉徴収あり)を選択し、年間利益が20万円以下の場合は、無駄に税金(所得税)を支払っていることになります。
「確定申告して取り戻せないの?」
そう思う方もいると思いますが、それは不可となっています…。
税務署的には「払っちゃったんだからしょうがないよね」ということなんでしょうね…。
ただし、他の証券会社で「源泉徴収なし」や「一般口座」を利用して利益が出ている方は利益の相殺分は税金を取り戻すことは可能です。
特定口座(源泉徴収なし)
証券会社が確定申告に必要な書類の作成を行ってくれるので、自分ですることは確定申告書類を作成・提出のみです。
先ほど話したように、年間20万円以内の利益の場合は税金を支払う必要はありません。
なので、少額で運用している方や利益が出ても20万以上にならなさおうな人はこちたの口座を選択してもOKです。
※ただし税金を支払う必要がないのは所得税のみ。20万円以下でも住民税の納税は必要です。住民税のみの申告は各自治体で行います。
ただし、20万円を超えた場合は自分で確定申告が必要ですので、ご注意ください。
一般口座
確定申告する必要あります。
さらに、年間取引の計算など、特定口座で証券会社で行ってくれる作業はすべて自分で行う必要があります。
年間20万円以下なら確定申告はする必要はないというメリットはありますが、特定口座(源泉徴収なし)でもそれは同じです。
なので、個人で一般口座を開設するメリットは、ありません。
特定口座は個人しか開設できません。法人は一般口座を使う必要があるからですね。
ということで、やはり個人は一般口座を開く必要はありませんよ。
初心者は基本的に特定口座(源泉徴収あり)でOK
ここまで3つの口座を確認しました。
結論としては、初心者は特定口座(源泉徴収あり)でOKです。
少額で運用したり、利益が20万以内になりそうな方は特定口座(源泉徴収なし)でも問題ありませんよ。
※ただし住民税の申告は必要です。
なので、その手間を考えると源泉徴収ありでもいいとは思いますが、そこは個人で判断して頂けると。
まとめ:特定口座源泉徴収あり・なし・一般口座
再度、口座の種類のまとめです。
初心者は特定口座(源泉徴収あり)で問題ありません。
「源泉徴収なしに変更して少しでも税金がかからないようにしたい!」
という場合は、口座の変更も可能です。(※条件はありますので各証券会社参照)
運用しつつ自分にあった口座を選択してみてください。
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