見出し画像

スロウトレイン unofficial情報庫

土井裕泰監督による新春スペシャルドラマ。2025年1月2日よる9時よりTBS系にて放送。鎌倉と東京と釜山を舞台とした三姉弟の物語。企画は2022年末から、執筆は2023年11月から翌1月、撮影は2024年2月。
出演は松たか子、多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョクほか

詳細・スタッフ&キャストコメントは公式サイトへ。

公式つぶったー。いい写真!
渋谷家の三姉弟「葉子(はこねえ)」「都(みゃーこ)」「潮(うーちゃん)」をよろしくお願いします。三人の名前は鎌倉のイメージから、渋谷家のご両親がつけました。潮は江ノ電の保線員です。

公式サイトのコメントでも書いていますが、数々のドラマ・映画を一緒に作ってきた敬愛する土井さんの卒制ということで脚本を書かせてもらいました。土井さんは2002年に日韓共同制作ドラマを演出しています。

今回、定年を前にSPドラマを作るにあたって、再び日本と韓国を舞台にしたドラマにしたいという土井さんの思いを形にしました。昨今のTBSの火10ドラマ「Eye Love You」や、ブラペ2での韓国俳優さん出演といった流れの中での日韓モノと思われている節もありますが、まったく違います。それどころか2023年2月にTBSに企画提案した際には「韓国男性俳優と女性カップリングのドラマ(「Eye Love You」のこと)が来年もう決まっててかぶるから、別の企画にした方がいいんじゃないか」と言われ、「いやいやいや、土井さんと野木が作るんだし胸キュン火10には全くならないから全くかぶらないよ!!!」ってな状態を、当時Pだった中井さんがおさめてくれて実現しています。

まず松さんが主演として決まり、松さん長女のきょうだいもので〜というところから設定し、松さんにどんな人を演じてもらたいかなーというところから作っていきました。源さんは土井さんとも私ともすっかりお馴染みの役者さんですが、松さん演じる葉子は編集者で、源さん演じる「百目鬼 見(もめき けん)」も当て書きで、クソ面倒な作家役です。新たな顔を、お楽しみに。

多部未華子さんとも初めてで、嬉しかったですねえ。お芝居が上手いのは言うまでもないですが、なんともいえないキュートな魅力がありますよね。松坂桃李さんは図書館戦争(有川ひろ原作)の手塚兄以来です。松坂さんの手塚兄、良かったですよねー!当時、年齢的に少し若いか?というところもありましたが、いや絶対合うから!絶対!と推した思い出。二人ともプロット段階でオファーして、初稿を書く時には当てて書いてます。そしてチュ・ジョンヒョクさん。候補に上がってから「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を見ましたが、複雑な思いを抱くエリート弁護士(腹黒策士とも呼ばれている)をとても魅力的に演じており、実際にお会いしたらまごうことなき好青年でした。唐突に余談だけどウ・ヨンウで、彼が「ジュノの相手がヨンウである」と知る瞬間をワクテカして待ち侘びていたのに、そのシーンがなくていつの間にか知っていてびっくりした!どういうことだってばよ!そこを見せてくれよ!ネットで検索したら本作には「あったけどカットになった」シーンが結構ある様子で、そのシーンもあったけどなくなってしまったのかも。見たかったな。閑話休題。他にもまだ発表されていないピンポイント出演者さんたちがいます。今後の発表をお待ちください。

本作は正月にのんびり見ていただけるスロウなドラマです。事件が起きたり爆発したりしませんので安心してご覧ください。拙作をジャンル分けすると コタキ兄弟と四苦八苦 の枠に入ります。書いてて楽しかった。定期的にこういう平和な作品を作りたくなります。仮編集を見ましたが、みなさん洩れなく素晴らしく、愛おしいです。音楽も入ってないのにもう何回も見ている。土井さんの優しさがにじむいいドラマになっているので、ぜひとも見てください。

今年は映画「カラオケ行こ!(和山やま原作)」で始まり、夏から映画「ラストマイル」があって、いま放送中の日曜劇場(見てるよね!?見てね!)を年末まで放送し、2025年1月2日にスロウトレイン。告知が多い一年でした。さすがにこの後しばらくは新作の発表がありません。当面の見納めだと思ってスロウトレイン見てください(二回目)

土井さん関連のお話をついでに貼っておきます。

さらにおまけ。釜山、2023年8月にシナハンでいきましたが、いい街だった!都会の洗練と、旧市街がぎゅっとまとまっていて魅力的。おしゃれなカフェもたくさんある。市場は食べ物が並んでいるのにハエがまったく飛んでいない清潔さ。あれどうやってるんだろう。居酒屋、釜飯屋など、日本語の店名も多く見ました。

ホテルからの景色
新と旧が織り混ざった風景が良い
手前はたこやき屋
たこにょん。そしてぽにょ。
釜飯屋
うどん屋

釜山から福岡までは船で3時間半くらい。ソウルと比べると釜山は、日本食への理解と馴染みがあるとのこと。若い人の間で日本風居酒屋の「OMAKASE」なるコース料理が流行っているらしい。

甘川文化村も訪れました。あいにくの雨でしたが素敵なビジュアルで、出したかったけれども撮影スケジュールの都合で出せませんでした。HEROの映画版でロケ地になっているそう。図らずも松さん出演映画ですね。

甘川文化村

冬は非常に寒いので、とりあえずドラマを見てもらって(三回目)、来年あたたかくなってからの旅行をおすすめします。