
りすくまねっじめんと
いつの時代も、未来に関しては予測不能です。
今の時代、様々な技術進歩により便利な時代になってきた。
しかし、どんなに便利な時代になっても忘れてはいけないこと。
それは、われわれ人間は地球という惑星に住んでいて、自然災害はいつかどこかで絶対に起こり得るものだということです。
では、わたしたちはいったい何から学べば良いのでしょう。
2011年3月11日(金)午後2時46分東日本大震発災。
地震・津波・原発事故により多くの尊い命が奪われました。
福島県浜通り12市町村並びに福島県は苦しみにさいなまれ、いまなおその苦しみは続いています。
福島県がおかれた現実の中においてはその幅は想像以上のものです。
大きな被害が出てしまった原因のひとつに「逃げなかった」ということがあります。
被害にあった方全員が逃げなかったわけではないですが、避難勧告が出ていたにも関わらず、避難しなかった人が一定数、それもかなり多くの人が「逃げれたのに、逃げなかった」事実です。
「またどこかで災害が起きた時、自分と同じように辛く悔しい思いをしてほしくない」
被災した方たちの思いから、多くの教訓が生まれました。
それらの教訓は絵本、語り部、テレビ、新聞、ラジオなどで全国に発信されていきました。
しかし震災から時間が経つにつれ、テレビや新聞のメディアが報じることが少なくなっています。
それにも関わらず、今もなお、水害などの自然災害で多くの方が犠牲になってしまうのではなぜでしょうか。
「愚者は経験(自分のミス)から学び、賢者は歴史(他人のミス)から学ぶ」
他人の過去の失敗から学ぶ、リスクマネジメントがあまりにも欠如しているかと。
思い込みや自分の経験値を信じることも大切な時もありますが、自然と対峙する時は別。
何が不足していたのか、
何が遅かったかなどの原因を探り、同じ轍を踏まないように学ぶことでわたしたちはやっと自然と共生できるのです。
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