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注目!コンテナリース会社「Triton」第4四半期決算発表


noeru(@t_noeru)です。資産形成や米国株について情報発信しています。

 じっちゃまYoutube Live(2/14)で今気になっている銘柄として紹介された「Triton international」(ティッカー:TRTN)について、最新の決算発表(2021/2/16)と合わせて調べてみることにしました。

 備忘録として、Tritonってどんな会社であるのか、また決算の内容について整理してみました。
 Tritonにご興味ある方や株式投資を始めた方の参考になれば幸いですが、あくまで投資は自己責任でお願いします。

1. 第4四半期決算発表

1-1. EPSは○、売上高は✖️

◾︎EPS:$1.70(予想$1.43)
◾︎売上高:3.373億ドル(予想3.455億ドル)
◾︎売上高成長率:前年同期比+1.8%
◾︎コンテナ平均稼働率 : 98.1%
※2020年通期では96.2%
◾︎2021年に約17億ドルのコンテナを配達用に注文(2021年2月9日の時点)コ◾︎注文したコンテナのほとんどは、すでにリース契約

1-2. 第4四半期決算コメント

ブライアン·ソンディ最高経営責任者(CEO)のコメント(以下抜粋)

◾︎ 第4四半期のTritonの業績は引き続き強いリース需要の恩恵を受けた
◾︎中古コンテナの例外的な販売価格によって業績はさらに押し上げられた
◾︎世界のコンテナ貿易量は第3四半期に急激に反発
◾︎下半期にはパンデミック前の水準を大きく上回った
◾︎下半期の貿易量の増加において、Tritonはグローバルなサプライチェーンの 機能維持に重要な役割を果たしている

https://www.tritoninternational.com/investors


2. 会社概要

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2-1 基本情報

会社名  :Triton international Limited
ティッカー:TRTN
セクター :サービス
本社   :米国ビクトリア州
従業員数 :245人
https://www.tritoninternational.com/

2-2 会社役員

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3.事業内容

3-1 事業概要

◾︎船、鉄道、またはトラックで貨物を輸送するために使用される大型の標準化されたスチールボックスである海上コンテナの世界最大のリース会社
◾︎600万TEU(20フィート相当)を超えるコンテナを保有する、世界のすべての主要なコンテナ輸送ラインの大手サプライヤー
◾︎機器リース事業には、複数の種類の複合一貫輸送機器の取得、リース、再リース、および最終販売が含まる
◾︎海運会社のお客様やその他のコンテナ販売業者からコンテナを購入し、コンテナ小​​売業者やコンテナのユーザーに保管または片道配送用に再販
◾︎グローバル運用インフラストラクチャにより、比類のないコンテナ供給機能をお客様に提供可能
◾︎業界で最も低いコスト比率で運用

※TEUとは

◾︎T:twenty-foot(20フィート) E:Equivalent(同等) U:Unit(単位)
◾︎物流における貨物の量を表す単位
◾︎20フィートの海上コンテナに換算した荷物の量を表す
例)「10TEU」とは20フィートのコンテナが10個あること
つまり、20フィートコンテナ10個分の荷物の量があることを意味

3-2 Global Footprint

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◾︎16か国に19のオフィスと3つの独立機関のグローバルネットワーク
◾︎46か国にある約430のサードパーティ所有のコンテナデポ施設
◾︎これらを通じて顧客にコンテナへのアクセスを提供

3-3 機器リース事業

◾︎各種類の複合輸送機器の取得、リース、再リース、最終売却を行う
◾︎6種類のコンテナ
顧客のニーズに合わせたコンテナを提供

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4.業績

4-1 収益の推移

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4-2 第3四半期決算

EPS:$1.14 (予想$1.06)
売上高:3.278億ドル(予想3.351億ドル)
※売上高はコンセンサス予想を下回る

https://www.tritoninternational.com/sites/triton-corp/files/press-release-q3-2020.pdf

4-3 第3四半期決算コメント

ブライアン·ソンディ最高経営責任者(CEO)のコメント。(以下抜粋)

◾︎第3四半期のコンテナ需要の大幅な増加を利用して、業績を大幅に増加
◾︎ 第3四半期の世界のコンテナ貿易量は、欧米のロックダウンが緩和され、大幅に回復
◾︎貿易量のペースと規模の回復により主要な海運会社のコンテナ需要が増大
◾︎ 2020年9月30日現在、四半期の利用率は2.6%増の97.4%に達している
◾︎50万TEUを超える新規コンテナを長期リースに投入している
◾︎ 需要の高まりもコンテナ価格の上昇につながっている
◾︎ 2020年の船積みのために、新規および売却リースバックのコンテナを約8億ドル購入(まだ目標は下回る)
◾︎ 第4四半期に入っても、コンテナの需要は非常に強い

4-4 年平均成長率

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4-5 リース獲得シェア

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4.株価

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◾︎先週金曜の終値 $54.36
◾︎2013年の過去の最高値を試す展開

5.考察

 今回の第4四半期決算では売上高がコンセンサス予想を下回ったものの、貿易量増加に伴うコンテナ需要は引き続き強いものと思います。
 決算後のプレマーケット(2/16)では過去の最高値を更新しており、投資家もコンテナ需要が引き続き強いという期待を織り込んでいると推測します。
 今後も引き続き決算と各国の景況感を確認していくと共に、チャートがブレイクアウトして、上昇トレンドを形成していくようならば、バリュー銘柄としてinすることも考えたいと思います。

 最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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