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バリュー投資とは?

 noeru(@t_noeru)です。主に資産形成、米国株投資に関する情報発信をしています。
 今回は「バリュー投資」について、自分の勉強用にまとめてみました。
 株式投資を始めた方の参考になれば幸いですが、あくまで投資は自己責任でお願いします。

バリュー投資とは『プロでも難しい非常に難易度の高い投資手法』と言われています。
その点を念頭に置きながら参考にしていただければと思います。

1.バリュー投資とは

「ある銘柄が、その内在価値(真の価値)に対して、割安に放置されている瞬間を見計らって投資する手法」と言われています。

2.バリュー投資のメリット

◾︎比較的安定した投資成果を得られる
◾︎人気に流されない
◾︎相場の天井をつかむリスクが少ない
◾︎安全の糊代(安い株価で仕込める)が投資家を守ってくれる

3.バリュー投資のデメリット

1.財務諸表を読み込める力が必要
2. 今がたまたま割安なのか、万年割安なのか、見分ける力が必要
3. 短期間で結果が分からない 長期での観察が必要

4.注意点

 バリュー投資の書籍や情報を調べると、「バリュー投資=割安株」という表現から、誤った先入観をもってしまう場合があります。
 私も以前は以下のようなあいましな理解しかしていませんでした。
 
 「何となく業績の良さそうな有名な企業の株価が以前の高値に比べて安くなっている。だから、買っても良さそう?」

これはとても危険な投資判断となります。

バリュー投資とは以下の点に注意すべきと言われています。

1.買いのタイミングが非常に重要
2.相場の地合いはとても悪い
3.売りが残っていたらやられてしまう

5.どうやって銘柄を選べば良いか?

 銘柄選ぶ条件として、世界有数の投資家ウォーレンバフェット氏も言及している「Wide Moat(ワイドモート)」というコンセプトが重要と言われています。

Wide:深い Moat:お堀 
※ 直訳すると「お堀が深い企業」
 
 つまり、持続的な競争優位性を有する、防御力が高い企業と言い換えられます。

モーニングスター社が定義するワイドモート企業の条件は以下の通りです。

■Wide 
・20年以上持続可能な競争優位性を持つ企業
・事業規模が大きく、市場占有率が高い
・構造的な競争優位をもっている企業
 
■Moat
・他社製品・サービスへの乗り換えコストが十分に高いかどうか
・ユーザーが増えるほど製品・サービスの価値が高まるシナジー効果を有する
・特許・政府の認可ライセンスやブランド価値が競合他社の脅威かどうか
・製品・サービスを低価格で生産することで、高い利益率を実現できるかどうか

6.まとめ

「バリュー投資」とはプロでも難しい投資手法です。
 相場の地合いの悪い、危ない局面での手法となり、最悪さらに売り込まれ、大損をしてしまう可能性があります。
 よって、初心者はまず「グロース投資」から始めると良いと言われています。

 株式市場には、色んな局面が来ます。それぞれの局面を乗り切るために、色んな手法を知っておくことも重要かもしれません。
 2020年は若く成長していく企業を投資対象として、グロース投資は勝率をあげやすい手法でした。
 しかし、今後はワクチン接種の進捗状況、景気回復期待、長期金利の上昇などの要因によりバリュー投資の銘柄に投資をするべき機会が訪れています。

 最後に所感です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
 2021年は、仮にバリュー投資を行わないまでも、そのつもりで銘柄を選び、観察を続けることは、大変勉強になる年だと思います。
 そして、数年から十数年後に資産を大きく増やしていけるよう、自らの投資手法の引き出しも徐々に増やしていきたいと思っています。

#バリュー投資 #株式投資 #米国株
#資産形成 #グロース投資  

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