『鈴木敏夫とジブリ展』エンタメ人の言葉“一歩先ではなく半歩先を”
こんばんは。
時間が経ってしまいましたが、
『鈴木敏夫とジブリ展』行ってきました。
面白かった。
事前の宣伝では『千と千尋の神隠し』の展示やポスターが印象的でしたが、実際の展覧会の内容はジブリ中心というより本当に鈴木敏夫さんの人生を覗いているようでした。
私が今回特に印象に残った展示は、鈴木敏夫さんが一時期スタジオジブリと並行して務めていたアニメージュの編集長を引き継ぐときに後継の方に贈った言葉です。
ニュアンスなので言葉は違っているかもしれませんが、
この言葉を見たとき色んなものが腑に落ちた気がしました。
自分の話になってしまいますが、私はアイドルのファンをしていて好きなことに変わりはないけど、なんかPVの雰囲気がしっくりこなかったり、運営の売り方に納得いかなかったりすることがあります。
自分の理想を押し付けすぎなのは承知の上ですが、アイドルってたまにファンの一歩先を行ってしまうことありませんか?
そんな時急な変化についていけない私はなんだか置いて行かれたような気持になり、不満が出てきてしまいます。
エンタメは常に変化していくべきです。
しかし、「一歩先」を進み続けてしまうと消費者との溝がどんどん生まれてしまう。
だからエンタメの創造者たちは進化と消費者の感覚の狭間、「半歩先」をいかに攻めるかが大事なのだと教えてもらいました。
かっこいい。
私が好きなアイドル、映画、ドラマ、アニメ、舞台、テレビ、私を生かしてくれるすべてのエンタメを作ってくださる皆様に感謝です。
<おまけ・見てて嬉しくなった展示>
〇キャッチコピーができるまで
ジブリ作品のポスターと言えば、インパクトの強いキャッチコピーですよね。
『火垂るの墓』“4歳と14歳で生きようと思った”
『千と千尋の神隠し』“トンネルのむこうは、不思議の町でした。”
などなど。
私は特に『もののけ姫』の“生きろ”というキャッチコピーが大好きです。
小学生のころ怖くて避けていたもののけ姫。
中学生になって授業の課題でキャッチコピーを調べることになったとき、このもののけ姫のキャッチコピーに一目ぼれしました。
それから何度も何度ももののけ姫を観て、中学生だった私にもわかる人間の愚かさと尊い愛の描写に夢中になりました。
そんな大好きな作品のキャッチコピーができるまでの過程を教えてもらうことができてドキドキが止まりませんでした。
〇鈴木敏夫さんがポニョ関係者に送った手紙
鈴木敏夫さんは作品が終わるごとに関係者に直筆のお礼の手紙を送るそうなのですが、壁一面にその手紙が張り出されている素敵な展示がありまして。
その中に『崖の上のポニョ』の関係者に公開1年後?に贈った手紙がありました。これもうろ覚えなのですが…手紙の冒頭にこんな言葉がありました。
本当に本当に惚れ惚れしました…
大きくなりましたとか成長しましたとかじゃなくて「元気に暴れまわってる」のか~と宗介とポニョの姿を想像して嬉しくなりました。
500文字くらいかなと思っていましたが、全然1000文字超えてしまいました、最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました!
絶対またジブリの展覧会行く!