【WEEKLY OCHIAI】2021.2.24 【落合陽一】「株高」は、いつまで続くのか?_メモ
今週のWEEKLY OCHIAIは、株の話。経済番組みたいなのは興味はありますが、予定通りの話ばかりで、あまりディスカッションにはならない感じでした。
落合陽一氏も「そりゃそうだよね」って仰ってましたが、勉強になったこともあるので、メモに残します。
●「株高」はいつまで続くのか?なぜ起きた?
株高はなぜ起きたのか?中央銀行による金融緩和、コロナ禍における財政出動。これが世界同時に起こるという、有史以来の事象により、空前絶後の金余りが起こっている。
また、DXにより産業も発達。コロナにより、2年分のDXが2ヶ月で起きた都言われる。
●株価の今後の見通しは?
株価は期待→成長を辿る。現在は、期待が終わった辺りで、今後コロナが落ち着いての成長が織り込まれている。
メディアが株高の危険性を言うのは、プロレタリアートであり、持たざる人が批判している声が大きいからでは無いだろうか。
●株高の懸念は?
長期的に見れば、インフレ。来年以降、予想外に起こる可能性がある。コンテナ、半導体、レアメタルと価格が急騰しているものもある。
短期的に見れば、スパック(SPAC)。サブプライムローンのようなリスクあり。
●構造的に日本の株を上げていくために
ROEを上げる。これには、経済成長か、個々の企業が改善、努力していくしかない。
企業改革をして、選択と集中、テクノロジーの活用を続ける。これによって株価が上がる、また企業が成長するのサイクルが回ることが大切。インタンジブルという無形資産、特にデータの活用が重要となってくる。
産業クラスターを作る。コンピューティングパワーで、産業を変える。日本は素材、エネルギーは元々強いので、Global人材が出てくれば世界と戦える。
そして落合陽一さんも「ドメドメしないベンチャー」が出てくることが重要であるとのこと。
●今週の難しい言葉たち
【プロレタリアート】賃金労働者階級。資産家は株高で儲かっているが、持たざるものには関係の無い世界。コロナによる世界の分断が再び進んでいるのだろうか。
【SPAC(スパック)】特別買収目的会社。SPACは事業実態を持たないが上場し、投資家からお金を集めて企業を買収。買収された企業は比較的簡単に上場でき、事業を継続する。
投資家は、未公開株式(プライベートエクイティ)に投資できるメリットはあるが、もちろんきちんと審査を通って上場していないのでリスクがある。