【61日目】AINU ARTーモレウのうた
北海道立近代美術館に行ってきた。
2つ展示がやっていて、そのうちの1つ、AINU ART ーモレウのうたを鑑賞してきました。
アイヌの文化にあるアイヌ文様、その特徴のひとつがモレウという渦巻きだそう。
そのモレウをキーワードに、刺繍や木彫や、金工、デザイン、イラストなどいろいろな造形物が展示されていました。
刺繍の施された衣類も、文様の作り方がおもしろくて、単に糸で刺繍するだけじゃなくて、布を切り抜いて、それ自体が文様となるように縫い付けられていて。
その布も、切り抜き方や作る形で地域性なんかもあったんだそう。
切り抜いてできた穴のところに別の色の布をあてて縫い付けることでカラフルに彩られたものもあって、いろんな工夫が凝らされているんだなあとおもしろくみていた。
あと、一番みてておもしろかったのは木彫!!!
作品数も一番多かったように感じるんだけど、な
何を掘るか、どう掘るか、人によっても全然違うんだなあと。
ドキュメント映像が流れてて、時間の都合で3人分あるところ1人分しか見れなかったんだけど、その方も木彫りの作家さんで。
木彫りで人の手を作られていたんだけど、別にペイントとかがあるわけでなく、掘り方によって、おばあさんの手、お母さんの手、孫の手、と世代がはっきりとわかるのが本当にすごかった。
芸術家でもあるんだけど、職人、という感じが強かった。
作家さんの紹介とともに、ご本人の言葉が綴られたパネルがあって読んでいたら、ある方が阿寒のあたりにあるアイヌコタンの一角でお店をされてることがわかって。
帰ってきてから、改めて阿寒のあたりのお店を調べていた。
釧路から帯広に向かうときに、この前初めて阿寒湖の辺りを通ったんだけど、アイヌコタン、やっぱり一度行ってみたくなったなあ。
アイヌコタンには木彫りの物を置いているお店もいくつかあり、モレウの掘られた木のカップとか、カトラリーとか、もしあったら是非お迎えしたい☺️
ただアイヌの歴史とか、いろいろなことに特別詳しいわけではないので、せっかく行くならもう少し勉強して行きたいな、とも思う。
今年も夏の道東旅行は計画しているので、阿寒も何とかして行けたらいいなあ!
釧路か弟子屈を朝出て、阿寒寄って帯広、もしくは逆ルートで組み込めるんだろうか?
阿寒泊にすると、なかなかお宿が高そうのと、日程が多分足りなくなるので日帰りになりそうだけど、組み込みたい!
ふらっと入った展示だったけど、こうして何か次に繋がっていくのがとても嬉しい☺️
お気に入りの木彫りを、今年お迎えできますように!