【ルールズ#0】恋の法則を知る前
ネットで見つけた恋の法則
「ルールズ」それは恋の法則。
私が結婚できたのはこの「ルールズ」があったから。
これがなかったらきっと今だって婚活の暗闇をさまよっている、まちがいなく。
「ルールズ」と出会ったのはいろいろあって婚活の勉強を始めようとネットを漁っていたときだ。
私はこのとき心から婚活をがんばりたいと思っていた。目を皿のようにしてネットに転がっているあらゆる情報を読み漁っていたのだ。
そんなとき「ルールズ」の一文を切り抜いた紹介ブログが目についた。そこにはルールズを実行したことで成功した人たちが驚くような結婚をしている報告が載っていた。
ジョージクルーニーの奥さんであるアマルクルーニーも、チャールズ皇太子の奥さんであるキャサリン妃もネット上ではルールズを実行して成功した人として書かれている。
「私が学ぶべきはいまこのルールズしかない」
そう思いAmazonのブックコーナーを検索していた。
自分の生き方を否定されたアドバイス
「がんばってる人がそばにいるとみんな息苦しくなるんだよ」
これは前の主人と離婚の協議中に、ある男性から言われた言葉だ。
そのとき私は離婚の問題でとある調査機関を使っていた。その調査機関の担当者に報告を聞きに行ったとき、報告のついでというか唐突にその言葉を言われたのだ。
「離婚の原因はあなたにもある」
「あなたが頑張ればがんばるほど相手は嫌になる」
「会社でもきっとそうですよ、周りにそう思われている」
私は一瞬言葉を失った。
「え、何言ってるのこの人・・・」
いま全然アドバイスなんか欲しくないのに・・・
もっと私の気持ちをわかってほしいのに・・・
頭の中がこんな言葉がグルグル渦巻いていた。
本当に何言ってるんだろう、私は傷ついているのに・・。
前の主人との離婚話は私の心を深く傷つけていた。
正直法律的にも私には不利な状況はひとつもない。
ただ、私だって悪いところもあるからこそ離婚に至ったのはわかってる。
私も悪かったんです、ってこの人にもこの前言ったよね。
いま聞きたいのはそれじゃない。
そう思っていた。
そう、この時の私は気づいていなかった、自分がそう思われていたなんて。
ずっとがまんしてきた。ずっとがんばってきた。
傷ついていても傷ついていないふりをしてきた。
正直このアドバイスはあまりにも当時の自分には理解できなくて
苦しくなっていつのまにか悔し泣きをしている自分がいた。
・・・
これが1年後、前の主人と正式離婚し、
40代後半でもう一度婚活を始めた時
言葉の意味と重さを身をもって知ることになるなんて
その時は思いもしなかった。
たしかに私はひとりでなんでも解決できると思い込み
アグレッシブで誰にも頼らず相談もしない強い女になっていたのだ。
お試し婚活を始める
離婚前の別居期間が2年半ほどあった私は
弁護士からもあるときから
「新しいパートナーを見つけてみては?賛成ですよ」と言われていた。
私ももう一度「恋愛」からはじめるなんて思ってもいなかった。
「もう一度最初からかー」そう考えるととたんにめんどくさくなった。
ただ、しばらく時間が経ってみると最初は抵抗があったものの、そろそろいいかもなって思い始めていたのだ。
そのとき紹介されたのがAさんだ。
このときの様子は別記事で書いているのでよかったら。