推し概念を作ったら最高だったって話
Attention！！
いつもの考察やレポの注意書きを読み飛ばしてる人も今回だけはマジで読んでください
今回はタイトルにもあるように座布団が怪文書と日本銀行券を魔合成して推し概念を召喚したよっていう日記です。
概念という言葉からお察しですが、ユニットに対するイメージの押し付けやら妄想が普段より増しています。
こういうイメージに対して、座布団の思考は｢(そのユニットの根本さえ間違えてなければ)よそはよそ、うちはうち｣なので座布団宅のユニット達はこういう解釈って捉えていただければ幸いです。
そういった話が苦手な方、解釈違いが受け入れられない方はお控え下さい。
また、ご依頼した企業様は座布団の解釈を受けて作ってくださっているだけなのでそちらへの誹謗中傷などは止めてくださいね。
また、推しを概念化して身に纏おうぜ、っていう内容なので人によっては夢要素を感じるかもしれません。
座布団は夢的な話は全然いけますし、同担拒否はなく｢そのキャラにはそういう魅力や解釈があるんだなー｣ってなるので他人の夢話聞くのは結構好きだったりするんですが、自分が絡む場合に限り恋愛絡みの夢はちょっと解釈違いだなってなるタイプでして。
DSRみたいに並んでる感じの夢絵とかなら全然いいんです、アニヴァンでもお気に入りカードを分身とか相棒とかいってるからね。
けど恋愛要素が絡みだすとなんだかなーってなります。
だって俺は座布団だしな。布だからな。
そういう思考なのでガッツリ夢要素はないとおもいますが、創作キャラを原作介入させた二次創作とかは書いていたことがあるので人によっては夢っぽいと感じる表現はあるかもしれません。注意です。
最後に、クレイ群雄譚ラストまでのネタバレを多量に含みます。
特に記事ラストの感想部分にクレイ群雄譚クライマックスについて自己解釈満載のネタバレがあります。
その他は特に重大なネタバレ要素はなさそうですが、とりあえずネタバレ嫌いな方は感想部分は読まずバック推奨です。
群雄譚読んでないよ、でもネタバレ気にしないぜ！って人とか、なんならヴァンガード知らないって方に関しても
・クレイ群雄譚 第3章2話 ｢沈黙のモーダリオン｣
・クレイ群雄譚 アナザーストーリー ｢沈黙の毒騎士 影潜者 モーダリオン｣
ヴァンガード公式サイトから無料で読めますのでこの2話だけでも読んでいただければ非常にありがたいです……！！
これ有料じゃないの？ってくらい素晴らしい作品です、カードゲームの知識ゼロでも読めます。
クレイ群雄譚はいいぞ。完結して書籍化も決まったから読もう！買おう！！
当サイトに利用しているカード画像等は、カードファイト!! ヴァンガード公式ポータルサイト(http://cf-vanguard.com/) より、ガイドラインに従って転載しております。該当画像の再利用（転載・配布等）は禁止しております。
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↓本編
ヴァンガードって、ユニットのグッズ少ないよね。
カードゲームのサプライは勿論あるけどさ。
TCGジャンル、しかもアニメキャラではなくカードのイラストであるユニットにサプライ以上の何をもとめてるんだよって話だし、ワンピースやドラゴンボールと違って原作がないオリジナルTCG作品としてはユニットのグッズもだしてくれている方ではあるんですけどね。
座布団はユニットの限界オタクなわけでして
なにかしらユニットに関連したグッズがほしくなってしまったわけですね。
実は座布団、推しを連想できる概念グッズというものに以前も手を出しておりました
それがこれなんですけども
ダクイレオタクである座布団が薔薇の花をだしてきたあたりでご察しですね、勿論シャル様を意識して作ったわけです。
これはコロナ禍のおこもり生活に緑がほしいという理由でネットの海を漂っていたところ見つけた｢JOGGO｣というお店のお品物です。
カラーをカスタムできる財布を作っているのは知ってたんですが、こんな可愛いものもあるのか！となりウキウキで注文しました。
茎の部分のタグに推しの名前もいれてもらえるし、インテリアとしておしゃれなので気に入ってるんですよね。薔薇以外に百合やガーベラも作れるし、影潜者やケイオス様カラーな黒百合でも作ろうか……
まあそんなこんなで推し概念を作ろうと思ったわけです。
とりあえず誰のを作るんだ？と聞かれればそりゃ座布団の相棒カードであるうちの団長モーダリオンですね。
群雄譚読者には説明する必要もないですが、彼は顔面国宝(公式設定)のくせにそれが吹っ飛ぶレベルのおもしれー男でして、ダメ押しと言わんばかりに兄属性も生えてきました。
座布団の人生初の推しは別TCG界隈のキャラなんですけど｢公式美形の性格ちゃらんぽらん。だけど妹や親友を大切にしていて、やる時はちゃんとやるおもしれー男｣だったのでまあぶっ刺さる。オーバーキルされたわけです。
勿論デッキも組んだわけですが、座布団もちゃんと仕事をしている社会人。
なおかつ最近はオタクにも優しい品物や企業が増えてきたわけなので財布と時間が許すだけ作ってみました。
痛バつくったし！！
デッキケースもオーダーで仕立てたし！！
おまけに座布団は針と糸を使ったら最後、あらゆる布を雑巾にする程度の能力を持っているにもかかわらず
自作ぬいぐるみにまで手を出しました。
改めてみると色々やってんな自分。
どこぞの地平線クソババアの如く｢死体がないなら作ればいいじゃない！｣と言わんばかりだ
でも素人のやれることには限界があるわけです。
特に座布団は不器用が座布団カバーを着て歩いているような布製品です。
自分がつくれる物には限界がある。
なので日本銀行券を使って他者に依頼することにしました。
ダクイレに狂ってた時は座布団が学生だったり、オタク文化に偏見があったりしてそういう企業などはなかったのですが、今は推し活って言葉は当たり前に使われていてお金出せば概念が買える、いいですね。
・香水をつくってみた
Twitterでもちらほら見かける推し香水とやら、割りと気になってたんです。
というのも座布団、香水が好きなんですよね。
細かくいうと香水に限らずお香とか匂い袋も好き、要するに香りものが好きでして。
母親が柔軟剤とか洗剤の香りにめちゃくちゃ凝る人なんで多分遺伝だと言われています。
どのくらいかというと季節(気温)やシチュエーションにあわせていくつか使い分けているくらい。
安いのから高いのまで色々使ってまして、そろそろ自分に似合う、自分の香りって感じの香水も見つけたいなーって思ってたりもします。一番身近にいるやつにそういうのを選んでほしいわけですが、彼は香水をそんなにつけるやつじゃないので中々叶わないのですよねぇ。
自分で香りをいくつか選んで香水(性格にはルームスプレー)を作ってもらうお店にも行きましたし、神戸の異人館に行った時には診断書をかいて自分の香水をつくって貰ったこともあるんですよ。
結構クラシカルなお花の香りで｢ローズとスズランを使ったエレガントな女性の香り｣と言われました。
座布団という布製品を実際に見たことある人は思うでしょう。
それは本当にお前をイメージした香りで間違いないのか？と……座布団はエレガントとは程遠い
人間が最も忘れやすい記憶というのは｢声｣だそうですが、逆に最もよく記憶や印象に残るのは｢匂い｣らしいので推しという概念を香りにするのは理に適っているなと座布団は思いました。
で、重要なのはどこに依頼するかですね。
まずこういったサービスの先駆者はCelesさん。
元々は香水の量り売りをしている会社さんなのですが、Celes推し活という推しの概念を書き綴ればCelesさんが推し概念な市販香水を提案くれる……というサービスがあるんですね。
お値段もワンプッシュ分は500円と非常にお安いのです。
でもちょっと待って。
市販香水で概念をやるなら座布団にだってあれこれ考えれるぞ！！！！
何を隠そう座布団は創作キャラの設定作る時に使ってそうorイメージ香水まで考える布製品！！ある程度なら戦える(何と？)
例えばシャル様なら吸血鬼や薔薇といった要素があるのでローズ系の香水なのは必然なわけですが、アンドレア・マークのDARKという香水が個人的にドンピシャでした。
過酸化薔薇という名前や説明文の通り、レザーやスミレと合わさって甘さよりもスッキリとした香りのカッコいい薔薇の香り。
DARKという名前もピッタリで惚れこんだわけですが、当時の座布団にはお高い香水だったのですよね。
しかも所謂ニッチフレグランスというやつで、普通のお店には売ってないという……
ヴァンパイアなのでセルジュルタンスの｢ベルリンの少女｣も良さげなんですが、たしかに血を思わせる鉄と薔薇は素敵なのだけどどうも女性らしいイメージがつきまとうんです。
きっとラズベリーの甘さのせい、そして座布団はラズベリーをはじめとしたベリーの香りが駄目である。
次にケイオス様
ケイオス様はもう見た目からしてKilianのヴレヴ クシュ アヴェク モワだとおもってます。
(調べたらKilianからKILIAN PARISに名前変わってたけど面倒なのでKilianのまま書きます。)
Kilianって見た目がかなり凝っていて中にはケースというか香水用クラッチバッグがついているセットもあるんですよ。
これはアダムとイヴの楽園追放に至るまでをモチーフにしたシリーズなのでクラッチバッグに立体の蛇が絡み付いているんです。見てください、マジでケイオス様です。
見た目全振りだろ感ありますがメイン香料がチュベローズなんですよね。
チュベローズは花言葉が｢危険な楽しみ｣｢火遊び｣とけしからん内容であるばかりか｢カップルがチュベローズの花畑を通ると愛し合ってしまうのでカップルはチュベローズの花畑を通るのを禁止された｣というトンデモ逸話まであるお花でして甘くて濃厚な、人の本能を刺激して誘惑する香りがするんですよ。ぴったりでは？ちなみにトムフォードとKilianって香水名を日本語訳するとけしからん単語になっていることが割とあるんですがこれもそう。和訳したらやばいやつ
ちなみに座布団は大阪にKilian直営があった頃に店員さんに選んで貰ったグッドガールゴーンバッドという香水を秋冬に使っています。
こちらは白いケースに蛇が巻き付いているデザイン。
(座布団の所持しているものはトラベルサイズですがケースのレリーフに蛇モチーフは健在で可愛い。)
可愛らしい感じの香りから段々と艶かしい香りに変化するといわれていて、テーマが｢純粋無垢な女性(グッドガール)が悪い男の悪魔の囁きによって誘惑され、堕落する(ゴーンバッド)｣らしいんですよね。
なるほど
この足元にいる人達の概念だな！
バカなことをいってる自覚はある
Kilianはいいぞー！！高いけど。
海賊モチーフかつ髑髏のモチーフのボックスがついた｢メメント・モリ(死を忘れるな)｣というゾルガみたいな香水(たしかコーヒーの香り)とか、スモーキーさと甘い蜂蜜の香りが合わさったグリードン概念もあるので一度試してほしい。
創業者がコニャックメゾンの御曹司ということもあってお酒をテーマにした香りが多いので大人っぽい雰囲気や酒好きにもオススメです。男性も女性もいける
トラベルスプレーならまだ値段もお手頃です、濃度高いから会社につけていくには向いてないけど。
メゾンフランシスクルジャンのアクアユニヴェルサリスですね。
白いシャツやシーツをイメージしたTHE清潔感って感じのムスキーシトラスで男女問わず使える香り。名前は｢宇宙一の水｣を意味します。流石に香りはするので水とは言えないが、香水というより柔軟剤とかいわれた方が近いかもしれないといわれています。誰が言ったか金で買える清潔感。
テーマもそうですがこの手のリネン系ともいうべき香りって色んなブランドが出していて、香調だけなら決して唯一無二ってわけではないんですね。
でもムスクは基本的にはほんのり甘くて暖かみのある香りとされているのに、この香水のムスクは金属っぽい苦味がちらついてて無機質な感じがするんです。
シワのない白い衣服を思わせるシトラスにちらほら見え隠れする無機質なムスク、この組み合わせが本当にミカニって感じなんですよ。
はい、じゃあ本命のモーダリオンはどうなの？って話ですがなかなか思い付かない。
なんとなくこんな雰囲気してそうだなーみたいな香水は1つあるんですよ。
バイレードのバルダフリックっていうんですが。
前に試してこれはモーダリオンぽいなーってなったんですけども。
困ったことにどこがモーダリオンぽいのかが上手く言語化できない！！！
ベースは甘いのに中に見え隠れする苦味や爽やかさという複雑さが自己解釈のモーダリオンに重なったのかとは思うんですが、少なくともさっきの3人くらいの長い文章は書けないですね。そもそも職業柄香水つけない可能性が高いというのは置いといてください。妹に吹き掛けられたとかでワンチャン
あと、Celesさんで気になったのは｢何故その香水が選ばれたのかがわからない｣という感想です。
これが割と困るんですよね。座布団は他者が推しをどう解釈をしてこれを選んでくれたかが気になるわけなので。
他人から供給される推し程美味しいものはないんだよ！他人が描いたおモダの絵にいいね連打しまくりたい布製品
となると他の推し香水サービスを頼る必要があるわけですが、そこで候補として上がってきたのがscentlyさんとDanceさん。
どちらも依頼者が書いたオーダーシートを元に香水を作成してくれます、オリジナル香水を作ってくれるわけですね。
料金的にはscentlyさんが10mlが3480円でDanceさんは10mlが3600円くらい。
市販香水でメジャーな30mlで換算すると約1万円くらいなので大体ジョーマローンの香水くらいの金額。
香料の質とかは値段相応(要するにメゾン系より劣る)であるとのことですが、カウンセリング代とかも考えるとお安いんじゃないかな……？
納品まではscentlyさんは約2週間前後で、Danceさんは店舗ならすぐ受け取れるみたいですがオンラインだと1ヶ月、長いと3、4ヶ月程とのことでした。
座布団の住まいは関西なので店舗のある神戸に行けなくもないわけですが、まあ対面って敷居が高いよね、機会があれば行きたいけど。
この時点でscentlyさん優勢だったのですが、決定打になったのは推しの香水を作ってみたという旨のPRではないツイートが流れてきたこと。
PRの方でもちょいちょい記載されているや解釈カードもあわせて掲載されてたので読ませていただいたのですが
｢あ～！○○(ジャンル名)でこの内容ってことは▽のこと書いてるのね！わかる！解釈一致！｣
って感じでした。
(語彙力がなさすぎる座布団)
(界隈の人には最早伏せ字じゃないキャラ名)
ただ懸念点は自分がオーダーシートをきっちり書けるかということ。
このツイートのキャラクターである▽さん(仮名)はそのジャンルにおける主人公の1人なのでプレイヤー側が受ける印象に加えて周囲からの描写も手厚いんですよ。
▽さん(仮名)ね、敵からも味方からも嘘や裏切りを許さず常に苛立っているおっかない男だと思われているんですが、それは誰よりも純粋な心を持っているけど壊滅的に不器用がゆえの性格で。
相手に裏切らないことを強要はする、けれど自分も絶対に相手を裏切らないし信用した相手のことは彼なりに大事にはしているし
だから彼のことを放っておけないと思った人達が集まるし、生涯の親友に至っては親友通り越して保護者のような視点で彼を見てるんですよね。わかるよ、めっちゃわかる……！！そして親友と共に奥州杯で馬とのおいかけっこに勤しんでいる、ブチキレながらカサカサ走ってる
一応煌求者は簡単なプロフィールがあるわけですが、モーダリオンに関してはそういうものもありません。
つまり全部自己解釈に頼るしかないわけです、でもやるっきゃねぇ！
というわけでオーダーシートの質問に答えつつ、自由欄には座布団の脳内の大体こんな感じの内容をびっしり書きました、
・外見
群雄譚本編でもユニストでも書かれているんですがこの男、外見の美しさへの描写が手厚いんですよね。
香水って嗅覚に訴えるものなのに視覚情報かよ、ボトルデザインまで考えるならわかるけど全部同じだぞ！って感じですが公式設定で美男子(というか美丈夫？)ということがこれでもかと書かれているのでこれは外せないなと思い群雄譚とユニストを読み返しながら記載。
顔面国宝設定なのにその感想を抱くのは同性ばかりで異性には全く効いてないのが面白いよね。
ラディには出会い頭にぶん殴られるし、テグリアさんには嫌われまくってるし、部下であるセレンディスちゃんはオンファに褒められて喜んでたのにモーダリオンの姿を見たら表情曇らせてたので少なくとも苦手意識持たれてますよね。特にテグリアさんに対してはガチ恋距離の接近までしてるのにね！！
逆にユニストの語り部視点では手を変え品を変え美しいって描写が書かれまくってて……語り部さんおモダの顔面マジマジと見すぎでは？
・性格
初登場が出オチすぎるんだよ。
群雄譚読者の方はご存じだと思うんですが、まあこのモーダリオンという男はおもしれー男な訳です。
初登場時のアヒル柄海パン姿にはじまり、領収書の催促から逃げ出そうとしたり、隠密スキルを無駄遣いして朝御飯かっぱらってきたり。
部下のセレンディスちゃんを怒らせて腹パンされたりとその奇行には枚挙に暇がないですね。
あと物凄く無神経でマイペースだし、｢沈黙｣の癖によく喋ります。
オニュクスちゃんのが沈黙してるまであるよこれ。まあ聖域の沈黙の騎士が沈黙()なのは今に始まったことじゃないですが。
テグリアさんに対しても｢(自分が団長なのは)俺が一番強いから｣。
とドヤッてましたが、そもそも副団長に抜擢されたのは｢(ブラスター礼装の中でも曰く付きの毒食みを持つ人物としてぴったりな)毒の知識と無神経なくらいマイペースな性格をもっている｣というのが理由としてあって、そこから持ち上がり式で団長になったわけですからね。
勿論任務遂行能力は高いらしいので実力があるのも嘘ではないだろうけども。
次の副団長の1人として選ばれたのが当時では新人に近いであろうジェニクスだし……
ちなみに初登場回の終盤、ロロワ君達の前で海パンから鎧に着替えている描写があるんですけどいくらモーダリオンが無神経でデリカシー皆無なマイペース男であるといっても女性であるラディリナの前で下着を脱ぐことはないと思うんですよね。仮にあったとしてもロロワ君が止めるか、察したラディがぶん殴ってると思う。
つまり、あの腹部ガバあきローライズ装束を海パンの上から着用していた可能性があるんだよなぁ……しかもそのまま乗馬してたとなるとベルトの隙間からアヒル柄の生地がチラ見えしそう。
一方で怖い所もあるにはあるんですよ。
初対面のロロワ君達は勿論、所属は違えど同じ騎士のテグリアさんにまでしれっと毒は盛る、盗聴はする。
信用していても付き合いが浅い相手の前では一睡もしない、なんなら本名は未だに読者にすら明かされてないですし。
何よりわかりやすいのはオブスクデイトとの関係。
今のモーダリオンにとってオブスクデイトは処刑すべき罪人という認識ですが、元々オブスクデイトは自分が拾ってきた後輩でかつての上司なわけです。
なによりこれ。
感情を差し挟まない冷淡な宣告によって、オブスクデイトはすべてを理解した。
モーダリオンはすべてを知っている。
知っていながら、何も語らず、粛々とその任を果たし続け——今もまた、果たそうとしている。
オブスクデイトが罪を犯した理由もちゃんと知っているんですよね。
ただ、それを知っていながら罪は罪で裁きがあるべきだと考えてオブスクデイトを処刑することに躊躇いはないばかりか、かつての後輩ないし上司に対する情けや慈悲はないんですよね。
また貴重な存在であるロロワは保護しなければならないが、ラディリナに関しては死んでもしかたないと考えていたり結構考え方もシビアです。こういう他者からの扱いも後々のラディちゃんのあれに繋がった気がしないでもない
おもしれー男であるわけですが、冷徹な面もあるんですよね。そしてこれらの要素全部ひっくるめてモーダリオンなんだと座布団は思ってます。
裏表とか仕事とプライベートの切り替えとかではなくて全部素なのがモーダリオンじゃないかなと。
・毒
モーダリオンの研究対象であり、武器のひとつ。
毒を用いて対象を音もなく暗殺することから｢沈黙｣の名を与えられたわけです。なので喋りまくっていても沈黙は沈黙あまりにもまんまなのでここで書くことはないのですが、元々毒の研究者だったことや妹から毒オタク扱いされていること。また毒を巧みに操ることは概念として記載しました。
こんな感じの内容をscentlyさんに押し付けました。
絶対調香師さん困ったよね、座布団もアヒル柄海パンはいた国宝級イケメンな毒使いエルフの概念を依頼されたら困惑するもん。
そんなこんなで品物到着
2～3週間かかるって嘘だろ？
10日って1週間ちょいなんですけど！！？？
香りのレターのカラーは事前に指定したイメージカラーなわけですが鎧のカラーである黒とターコイズブルーに瞳のカラーである梔子色です、限界オタクなのでカラーコード指定ができると聞いたら調べるしかなかった！
梔子色ってわざわざ書いてるの、梔子色の別名は｢謂わず色｣だし絶対口無しと掛けてる。要するに沈黙ってことなんですよ多分。
とりあえずレター読む前にワンプッシュ。
一瞬だけ苦味のある柑橘を感じたものの、柑橘のフレッシュさが落ち着いていくど同時にふわーっとした甘みがでてくる感じ。
この甘い香り、座布団にとってはすごく馴染みのある香りでした。
お砂糖たっぷり入った甘い紅茶だ！！多分これアールグレイ！！！
アールグレイてことは最初の柑橘は恐らくベルガモットですね。
座布団は紅茶を飲んだり食べたりはもちろん、紅茶の香水とかめちゃくちゃ好きなんですよ。
ただ紅茶の香り(というかティーリーフ？)と肌の相性にかなり当たり外れがありまして……外れだと香りがべったりした感じになったり苦味だけが肌に残ってしまったりする。でもこれは大丈夫ぽくて一安心。
トップの苦味がモーダリオンの圧倒される程の美しさの表現。所謂美人は黙ってても威圧感があるってやつだとすれば、すぐそれが吹き飛んで甘さが出てくるのはロロワ君と出会ったシーンを思い出してふふっとなりました。
あの時のロロワ君、モーダリオンの外見に圧倒されてたのにアヒル海パンのせいで全部吹っ飛んでたもんな。読んでた座布団の思考も吹っ飛んだ
少したつとシトラスが薄まり、ティーリーフのスモーキーな残り香に紛れてほんのーりフローラルな香りが出てくる。
甘さも控えめでそこまで華やかじゃない感じのフローラルなので多分グリーンフローラル系
ファーストインプレッションは体温高かったので甘い香りのついた石鹸？って感じでした。
石鹸ぽい香水といえばサボン系ですが、個人的にはサボン系よりグリーンフローラル系のが石鹸感を感じるんですよ。
勿論サボン系も石鹸といや石鹸なんですが個人的にそちらは石鹸というよりお風呂場や泡風呂。石鹸だとしてもレトロな感じのイメージなんですよね。
(J-SCENTの紙石鹸とかまさにそんな感じ。)
逆にグリーンフローラル系はホテルのアメニティみたいな高級石鹸の香りって感じ。
ちなみに座布団は普段体温が低めなのでトップの香りが肌に残りがちです。
体温高めの人がつけたらもうちょいこのグリーンフローラルが強く石鹸感もでるかもしれないなーと思いました。
一通り試したところで、香りのレター確認(答え合わせ)。
Top
ティーリーフ、ベルガモット、カルダモン
Middle
ローズ、キンモクセイ、スズラン
Last
サンダルウッド、ムスク、フランキンセンス
シトラスフローラルノートって感じの構成でした
トップの柑橘はやっぱりベルガモットなんですが、ティーリーフがかなり強め。
紛れもなくアールグレイなのだけどアールグレイの茶葉を嗅いだ時のさっぱり感はないけれど大多数の人が紅茶と感じる香りです……茶葉そのものというよりかはペットボトル飲料の紅茶って感じの香り。
多分茶葉みたいなさっぱり感を意識するならティーリーフ抜いてベルガモットオンリーのがそれに近いかもですね。
実は座布団、コロナ禍でおこもり生活してる時にアロマにハマって以来ベルガモットの香りが大好き。
というのも元々睡眠の質が悪いのもあって、寝るときにアロマを焚いていたのですがラベンダーよりベルガモットの方が寝付きがよくなったんですよ。
柑橘って元気が出る香りのイメージが強いんですけどベルガモットはリラックス効果があるだけあって落ち着く香りです。花言葉には｢安らぎ｣もある。
アロマ試してるけどラベンダーの香りが苦手だったり効果あまり感じないなーって人はベルガモットを是非試してほしいですね。座布団にはめっちゃ効きました。
生活の木さんで買えるネムリラの黄色とかオススメです。ピローミストもあるよ！
にしても推しの香りに好きな香料が使われてるのは嬉しいな！！
正直カルダモンはあんまり感じませんでした、カルダモン強めだとチャイっぽく感じるかもなぁ……どちらにせよ紅茶ではあるけどガッツリスパイス入った紅茶はちょっと苦手だからこれでいいかも。
ちなみにカルダモンの香り、上品でエキゾチックな感じらしいのでイメージには合うんですよね。
モーダリオンって黙ってればエキゾチックでミステリアスな雰囲気の美青年ですからね……絵師様の非公式イラスト綺麗すぎるので
いや、黙っててもアヒル柄海パンで全て台無しにしてたわ。
でもモーダリオンがアヒル柄の海パン履いてなかったら座布団はここまで沼らなかったと思うからよし！！！
このトップの構成はモーダリオンの外見的印象からイメージしたとのこと。
紅茶に合わせつつ、苦味のある柑橘ならレモンもあいそうだと思いましたが｢気品｣や｢落ち着き｣ときいてなるほどなーと。
レモンも苦さと酸味はあるのだけれどフレッシュで元気溌剌って印象もついてきますもんね。
頭脳明晰、眉目秀麗、慇懃無礼で怖いもの無しだもんね。領収書の催促以外は。
(こんなこと書いてるけど、テグリアさんやオブと戦ってる時の団長はかっこいいなと座布団思ってはいる)
あと意識されてはいないんだろうなとは思うんだけどベルガモットの精油、というか柑橘系のアロマの大半には｢光毒性｣というものがありまして。
これはなんなんだというと、皮膚に塗った後に紫外線に当ててしまうと炎症や色素沈着を起こしてしまうという作用です。
これを引き起こすのがベルガプテンという成分なんですが、ベルガモットに含まれるベルガプテンはレモンの約350倍になります。？？？｢そこのお前、ベルガモット1個に含まれるベルガプテンはレモン350個分だぜ！｣勿論モーダリオンが使う毒とは違うけれど、そういう些細なことにも関連性を見出だしてしまうのが限界オタクであるわけですね。
ミドルはグリーンフローラル。
石鹸ぽいなと感じた箇所ですね。メイン香料がスズランらしいのでグリーンフローラルなのは間違ってなかったわけですが逆にローズやキンモクセイはわからない……特にキンモクセイ。
ちなみに手首につけたときとお腹につけた時で大分香りが違いました。
季節柄もあって冷えがちな手だとティーリーフの残り香が強くてなんかスモーキーな苦味に変に甘さが混ざった感じになりましたが、体温が高いお腹につけると甘いフローラルが出ました。体温高い人が羨ましい……
スズランの香りって青さと可愛らしさがあるんですが、実際肌乗せすると言われてみればスズランぽいグリーンな感じはするけど可愛らしさよりスッキリ感があるんですよね。
これがトップの残り香があるからかか、ローズ等の香りによるものか、はたまた座布団の鼻がバグっているのかはちょっとわからない。残り香のせいぽいけどな……
スズランは見た目と裏腹に猛毒持ちの花なので毒の表現として使われるだろうな、というか自分がモーダリオンの香水つくるってなった時も使うだろうなと思ってたので納得のチョイスです。
個人的にはスズランか水仙が入るかなと思ってました、水仙も毒花かつグリーンフローラル系。ナルキッソスという美青年に纏わる神話も有名ですよね。ニラと間違えて食べて中毒死なんて話もよく聞く
個人的に水仙は冷たい印象がある香りでもありまして、その理由がこの香水。
ペンハリガンのポートレートシリーズの1つ、｢ブランシュ婦人の復讐｣です。
アイリスがメインのパウダリックフローラル──いかにも高級石鹸な香りで、気品や美しさを感じるのは勿論なんですがフローラル特有の可愛らしさは皆無で寧ろ冷たさを感じる香水。
その冷たさの理由もちゃんとありまして
前提として、ペンハリガンのポートレートシリーズは架空の貴族一家とそれに関わる人物たちを香水化しているシリーズなんですね。
じゃあこのブランシュ婦人はどんなキャラクターなのかというと｢長年浮気をし、隠し子までこさえていた夫を毒殺して遺産を貰おうとしている怖い奥方｣です。
今まで夫に献身的に尽くしてきた。にもかかわらず夫は何年も前(隠し子は既に成人男性！)から裏切られたことを知った結果、愛は冷め、残ったものは夫に対する殺意と裏切りに対する復讐心──そんな婦人の冷たい感情を表した香水で、殺意や凶器となる毒を表現するために水仙が使われているんですよね……
ちなみに浮気相手の香水は甘くて暖かみのあるバニラとラム酒、タバコのオリエンタル系グルマンノートなので貴族らしく規律を重んじる正妻よりも自由で包容力のある浮気相手に走ったんだろうな……ってわかってしまうのがすごい。いや浮気はよくないのだけども
このシリーズ、昼ドラばりにドロドロで面白いです。
例えばブランシュ婦人には夫との間にローズとヘレンという娘がいます。
長女のローズは既婚者ですが妻を放って遊び歩く夫に飽き飽きしていて実家に滞在しているアメリカからの客人・サムを愛人にしてしまいます。
次女のヘレンにはテディという彼氏がいるのですが、そのテディはローズの夫に一目惚れし恋人関係に……この一族大丈夫か？悪役令嬢物の正ヒロインみたいなことを双子の兄に対してやってるフローラちゃんが廃盤になったのが残念ですね。香りが一番好みだったので
オーダーシートのくだりでも書きましたがモーダリオンには冷徹なところが少なからずあると座布団は思っているのでそれだけを表現するならば水仙の方がイメージに近い感じはします。
ただ領収書のくだりやら何やら考えると総合的には可愛らしい香りであるスズランの方が似合うのかもなと思いました。
なにせ謝罪する時は首をこてんとさせて｢ごめんね？｣だもんね、可愛いね。
ラストノートは座布団の肌質もあってわかりません、多分肌に馴染んで段々薄まってく感じじゃないかと思います。香料的にも甘くて落ち着きのある感じですね
うん、いいな！
こうやって感想を書いてみると座布団が持っていたふんわりしてたイメージがちょっと固まったというか、自分はこういうイメージを持ってたんだ！と認識できていいですね。
ちょっと予想外だったのが紅茶の香りの部分ですが、座布団自身が紅茶をよく飲むこともあって『座布団のデッキのモーダリオン』と考えたらおかしくはないか、と思いました。座布団はうちのデッキの子達はみんな紅茶飲むし、ティフォシだと考えてるので。
・アクセサリーをつくってみた
香水を頼んでキャッキャしていた座布団ですが、ここまでくると視覚的に楽しめる概念もほしくなってしまったんですよね。
ということでアクセサリーにも手を出しました。
香水の方でも書いたんですが、アイコン的なものがあるユニットやモチーフがわかりやすいユニットは概念アクセサリーも割と探しやすいです。
シャル様なら｢薔薇と蝶｣、ケイオス様なら｢蛇｣をモチーフに赤と黒の色味が入ってるとそれっぽい感じになるなって思います。ANNA SUIのアイコンって薔薇と蝶だしANNA SUIのアクセサリーは実質シャル様概念では？
アモン様は｢目｣ですね。
座布団はナザール・ボンジュウとか見るとアモン様ー！となるんですよ。Vスタンの頃はアモン様の実装をまだかまだかと言いながらカバンにナザール・ボンジュウぶら下げてましたので。
ただ、モーダリオンのアイコンって毒ですよ。
毒をデザインに落としこむ、ないし毒を連想させるモチーフってかなり難易度高くないですか……？
そういうのはね、やっぱりプロに頼むべきなんだわ。
ということでアクセサリーのオーダーに踏み切りました。
1.ネックレス&指輪を依頼してみた
まず依頼したのはpiacettoさん。
こちらはscentryさんとほぼ同じで、注文時に記載したオーダーシートを元に概念アクセサリーを作成してくれるという会社です。
TwitterでPR漫画を見かけて気になっていたのもあり、いい機会だなと思い詳しくみてみることに。
概念アクセサリーといってもモチーフどーん！といった感じではなく、ベネチアングラスまたは天然石にスワロフスキーやチャームを合わせた普段使いしやすいデザインの物を作ってくれるとのこと。
天然石アクセサリーは割と見かけるけどベネチアングラスって珍しいし、可愛い！！とテンション爆上がりです。
納期に3ヶ月かかるとのことでちょっと尻込みしてましたが、追加料金を支払えば2週間で届くプランがあり、しかもそのプランは初回は無料で使えると聞いて注文を決意しました。
概念アクセサリーとして作れるのは主に指輪、ピアス、イヤリング、ネックレスの4種類です。
座布団はピアス穴は空いていないし、イヤリングは耳が痛くなるし落としてしまうので基本つけないんですよね。
たまーに耳元につけているものがあるとすれば、京都で買った｢ぴあり｣というノンホールピアス──実質的にはちょっと特殊なイヤリング──くらい。
なので座布団の選択肢としては指輪とネックレスの二択になります。
ピアスやイヤリングをされる方であればネックレスとセットアップで作ってくれるお得なプランもあるようです。
まずネックレス
・ベネチアンガラスのみ
・ベネチアンガラス+チャーム1つ
・ベネチアンガラス+チャーム2つ
・ベネチアンガラス1つの2連ネックレス
・ベネチアンガラス2つの2連ネックレス
という感じのラインナップ。
ベネチアンガラスのみの物はレザーチョーカーとネックレスの2種類があるので6種類になります。
ネックレスの金額は6380円～7920円でパーツが多いデザインを選ぶと高く、ベネチアンガラスのみのようなシンプルなものはお安めです。
この中で座布団が選んだのは一番ベーシックな｢ベネチアンガラス+チャーム1つ｣のネックレス。
チョーカーのデザインが可愛くて惹かれたのですが、今からの季節だとタートルネックやスタンドカラーのトップスを着ることが多く、チョーカーや短いネックレスは使いづらいためこちらにしました。
次に指輪。
指輪に関してはちょっと複雑でして。
単品で買えるのは1種類ですが、アクセサリーのオプションとして追加料金を払うと作れる指輪が3種類あるんですね。
単品で買える指輪は推し色3色を選ぶとそのクリスタルガラスの指輪を作ってくれて、オプションの指輪は頼んだ品物に準じた色合いのビーズを使用したデザインの指輪になります。
単品の指輪は3300円でこの作品のみオプションなしでも2週間で到着します。
カラーカスタムを依頼できる商品で一番安価なのがこの指輪ですね。
また、オプションの指輪は1500円～2000円でデザインによって値段が変わります。
ちなみにいずれもサイズはフリー。よくある切れ込みのある指輪ですね。
今回座布団が頼んだのは単品の指輪です。
本当はオプションの指輪を頼もうと考えてたんですが、短納期プラン代が浮いたこともあり、単品の指輪を頼んでも値段が変わらなかったからですね。
オーダー内容としては
・対象の名前、作品名
・使用用途(イベント用か日常使いか概念優先か)
・使用するチェーンの色合い
・メインパーツに使用してほしい色を3色とその理由
・使うのを避けたい色
・デザインイメージの希望を第2希望まで
・表現したい推しの性格や世界観の自由記述
という感じです。
指輪は色に関する2項目のみになります。
まず使用用途。
これは普段使い用かイベント用か、はたまた概念を優先するかを選びます。
座布団は職場にもつけていけるように｢普段使い用｣を選びました。
ここでちょっと改善して欲しいなと思ったのがサイト内に使われている作例の写真。
実際に届くまでどんな感じかわからないのでサイト内の写真からイメージするしかないわけですが、その写真に普段使い用か概念優先か等の記載がないんです。
勿論普段使いしやすいデザインを謳っているので奇抜すぎるものがくることはないと思います。
が、使用用途でどれだけ変わるかというのをわかりやすく掲載してくれれば選びやすいのになーと思いました。
次にチェーン。
シルバーかゴールド、追加料金でステンレス仕様を選べるんですが、色味の違いによる追加料金かからないのは嬉しいところ。
座布団は多分イエベ(多分春)なんですけど、所謂ブルベカラーがマジで似合わないので出来ればゴールドをつけたいのですが、アクセサリーって同じデザインでも金具がゴールドだとちょっと高かったりしますからね。PC診断いきてぇな……
メインパーツに使用してほしい色も選択肢からざっくり選ぶ感じです。
こちらは推し香水と同じく青、黒、黄色を選択し、細かい色指定などは理由を書く欄に記載します。
また、使用を避けたい色には白を選びました。白だとロイパラ感がでてしまうのでね。
｢鎧の色は黒と明るいがちょっとくすんだブルーグリーン系の青なので青は出来れば水色に近い明るい色にしてほしい｣
｢亜麻色の髪と梔子色の髪なので黄色をいれたが、チェーンがゴールドで色味が被るので優先度は低め｣
｢アクセント程度にいれるカラーがあるならば、ベルトや手袋などが赤紫色(マゼンタ)なのでそれを使ってほしい｣
大体こんな感じで欲望を書き綴りました。
欲望にまみれすぎている気はしますが、一度オーダーシートをぶん投げたら品物がくるまではやりとりが発生しないわけなので全て書き出さないといけないんですね。
アクセサリーは香水と違って視界に入ります。
書かなかったせいで思ってたのと違う……となるくらいなら書いた方が絶対いい！！
デザインイメージの希望に関しても選択肢が用意されているので選びます。
座布団はモーダリオンの外見イメージから｢エレガント｣、所属であるシャドウパラディンのイメージから｢シック｣を選択しました。
あとは香水と同じく推しに対する怪文書を作成して完了。
そして待つこと約2週間。
実は到着したのはこれが最後でして、香水とブレスレットをお迎えした数日後にポストの中にはいっていました。
す、素敵すぎるーー！！！！
こちらもネックレスはscentryさん同様解説レターがついていて、各種パーツを選んだ意図が記載されていました。
めちゃくちゃ素敵な解釈やん？
メインのブルーのガラスは要望通りの水色に近い色合いを選んでいただいたんですが、レターにもある通り中に内包物が含まれていて表面も写真ではわかりませんがちょっと歪です。
これは座布団からみたモーダリオンの性格を表現してくれたとのことですが、この歪さは掴み所がない感じもするのがめちゃくちゃいいなって。
性格もですが、モーダリオンって隠密能力も高くて並みの相手じゃ捉えられないですからね。
また、毒の表現はガラスを支える座金でしたとありますが実はモーダリオンって毒の触手を召喚できるんですよね。箔押しのセリフはその時のセリフだし秒でオブに切られて文句言ってたけどそう考えるとこの座金は触手がガラスをつかんでいるように見えてくるのもいいなと。
つけていただいたチャームは鎧のイメージらしいですが、このカーブがかった円はどっちかというとモーダリオンの襟巻飾りに見えるなと思いました。
こちらも綺麗な丸ではなく少し歪んだ形なのがモーダリオンぽいなと座布団は思う。
あとは出来ればアクセントに使ってほしいといっていたマゼンタカラーが入っているのも嬉しいところ。
指輪の方は薄い黄色、水色の並びにガッツリ黒だとちょっと浮くのでグレーに近い黒にしてほしいと頼んでいたのが反映されています。
ちょうど髪とあの頭の装飾のような色の並びになっていてめちゃくちゃ綺麗ですよね！
2.ブレスレットを依頼してみた
ネックレスを作ると決めた際に実際に頼んだ方のレポを見ていたらブレスレットを作成しておられました。
ブレスレットとか指輪って自然と目にはいるからテンション上がるからいいなー、どこで作ったんだろうかと思いながら読み進めていると｢新星急報社｣さんとのこと。
ゑ！？新星急報社さん……！？
大阪梅田の東急ハンズでは時々ハンドメイドアクセサリーの出展イベントがあるんです。
そこに文学作品をモチーフにしたアクセサリーが販売されてるのを見かけたことがあるんですね。
普段使いしやすいシンプルなものからちょっと個性的でデコラティブなものまで様々だったんですが、どれも素敵な作品で……その作家様のお名前が新星急報社さんだったのです。
オンラインで作品の販売をしているのは知っていたのですがアクセサリーのオーダーまでやってるの！？となり調べたところ、東京や大阪で不定期に対面でのオーダー会をやられているようです。
Oh…対面式イベント……
と休日が不定期かつコミュ障な座布団は項垂れました。
が、よく見てみると通話アプリやメールを使用したオーダーもあるとのことでこれなら！となり3回目となる怪文書を生成を決行しました。
新星急報社さんは沢山オーダーメニューがあります。ざっくりいうと
・色やお題をこちらが出す色彩と三題オーダー
・キャラ単体の情報を出すプロフィールオーダー
・比較的自由なテキストオーダー/チャットオーダー
・特殊な依頼もOKなプラスオーダー
があり、今回頼んだのはテキストオーダー。
オーダーの基本料金は7000円ですが、依頼するアクセサリーの種類や使用するパーツによって追加料金が出ます。
※パーツに関してはオーダーの段階で予算などを伝えれば配慮してくれるとのこと。
注意事項を読んだ上で怪文書を作成。
ちなみにこちらの怪文書の容量は4000文字まで。
内容には腕の実寸等も記載します。
文字数ギッチギチまで詰めてしまったのですが、こちらはscentryさんやpiacettoさんと違って完全にオーダーメイド。
依頼側が投げたオーダーを先方が読んだ上でやりとりを重ねるのでどうしても拘りたい場所についてを深く書いた方がいいかもです。
あんまり書きすぎると解釈以前に情報整理が大変ですもんね、そこらへんは座布団も反省。
送って数時間後に返信が来ました、早すぎる。
狂ってる最中はいいのだけど、冷静になったタイミングで自分の下手な文章が添削されて返ってきた感じでちょっと恥ずかしいね。
メールの内容としては確認事項のほか、オーダー内容を掘り下げるための質問がいくつか。
あとは画像を送りたいという希望を出していたのでカードイラストの画像を添付しました。
キャラのビジュアルや入れたいパーツのイメージ画像とか見てもらえるとギャップが少なくていいよね。
回答を返信して約1日後には試作および使用しているパーツの画像をいただきました。爆速すぎません？
美しいな！！？？
モーダリオンが顔面国宝級エルフであるというのは周知の事実なので初手からビジュアルの美しさでぶん殴ってくるのはあまりにも解釈一致がすぎるぞ。
真ん中のパーツが大ぶりでかなりデコラティブではあるのだけれど、全体的にはそんなにゴツゴツしていない感じなのがいいですね。
各種パーツについての説明もいただいたので記載。
※全文掲載はNGとのことなので一部を抜粋してます
・水色のパーツ
水色～紫の特殊偏光加工が施されている超絶キラキラしたガラス。
色は衣装の水色で、眩しいくらいの輝きはモーダリオンの強烈な美しさを表現しているとのこと。
ちなみにこのパーツはシャンデリアにも使われてるパーツらしいです。つまりおモダの顔面はシャンデリアばりに輝いてるってことですか……！？多分そういう意図ではない
傾きによっては紫が見えるのが個人的にはお気に入りです。おモダのカラーリングに紫はないわけですが日本における毒のイメージカラーは紫ですからね。
そこまで意図されてるかはわかりませんが毒使い(であり毒オタク)である旨は伝えているので意識されてるのかもしれない……？
・黒いパーツ
台座に乗っている方はガラス、その横は黒曜石です。
黒曜石はオブシディアンという名前の方が通りがいいかもしれないですね。火山岩から出来た天然石です。
高級車で有名なメルセデス・ベンツは黒を黒といわずオブシディアンブラックって表記してるんですが、ちょっとグレーがかった特殊な色らしいです。
矢じりやナイフという武器として使われていた歴史を踏まえて｢騎士｣という要素を表しつつ、シャドパラ兵装の黒と青のコントラストを再現しているとのこと
一見地味に見えますが台座がギラッギラしてるし、カッティングされているのでめちゃくちゃ綺麗なんですよこれ……！！
・赤いパーツ
大きい方がルビー、小さいビーズがガーネットです。
モーダリオンの手袋やベルトの色。そして｢毒｣を表すパーツになります。
ルビーとサファイアが大元は同じ石というのは有名な話ですが、じゃあ何をどうやったらルビーとサファイアに別れるんだよってなりますよね。
ルビーの場合クロムという物質を含むから赤くなるそうで、そのクロムは化合物になると毒性があるという理由で選んでいただいたとのこと。
ちなみにこのルビーは天然石ではなく合成ルビーで、科学的に生み出されたという点も毒を連想させるのではないかと書いていました。
ガーネットについては別名は柘榴石であることから使用したとのこと。
座布団は知らなかったのですが柘榴には毒があり、死には至らないものの根っこや種を包む白い部分を食べると腹痛や下痢、めまい等の症状が出るそう。
また先方から言及はなく、座布団が勝手に調べたんですが柘榴の花言葉には｢優美｣｢成熟した美しさ｣があります。そこもピッタリすぎますね。
「毒は食べ物の中だけになく、美しさの中にこそ潜んでいる。大輪の花に、糸車の針に、髪飾りに、黄金の指輪に、バレエシューズに……その輝きは容易く毒の気配を覆い隠し、命に手をかける」
モーダリオンの毒に対する考えがこれなんですけども、毒をモチーフにするとなるとサイケデリックというか奇抜なイメージになりがちじゃないですか。
なので座布団はモーダリオンの持つ｢毒は美しさの中にこそ潜む｣という考えをどうにかデザインに落としこんで欲しいと無茶振りお願いしていたんですよね。
きっちり反映されていて感謝感激ですよ……！
・アジャスターチェーン
材料の写真にはチェーンが2種類ありますよね。
これに関しては新星急報社さんから｢候補が2種類あるのでどちらがいいか選んでほしい｣と記載がありました。
スクエアチェーンはその形から武器や装束、丸いチェーンは細かいカッティングでキラキラしているので美しさをイメージしたとのこと。
座布団が選んだのはスクエアチェーン。
美しさを表現している丸いチェーンも捨てがたかったのですが、そっち方面は十分表現していただいているので武器などの騎士要素をいれたかったんですよね。
モーダリオン自身の回想を読むと彼も彼なりに騎士としてのプライドを持ち合わせているというのは読み取れるので。
あとライドラインの影潜者がお揃いで頭につけてる装飾(多分防具兼通信機？)は菱形を連ねたような形をしているのでスクエアだとそれっぽく見えるのもいいなとも思いまして。
あと、一番目立つ前面のパーツは丸カンで止められているので、裏側にあるアジャスターチェーンを真逆の形であるスクエアにすることでモーダリオンがもつ真反対の性格といった要素を表現したかったんです。
これはネックレスのとこでも書いたんですが、座布団はモーダリオンはおもしれー男の部分と冷徹で時には無慈悲な部分はどっちも素で、裏表ではなく地続きなんだと思っていたのですが、ブレスレットって着用すると円形になるので地続きって要素もこれで表現できたと思います。
最後に追加金額の説明。
パーツ数が多いこと、またレアカラーのパーツを使用しているため追加料金が3500円とのこと。
レアカラーのパーツは恐らくメインになっている青と紫の偏光ガラスですね。
特殊加工かつパーツ自体が廃盤になり貴重らしいので。
決済を済ませ、組み立てと発送を待つこと数日。
注文から約1週間で到着。
サイトには2～3週間と記載があったのですが爆速すぎる。
写真撮り忘れてたんですがシャーレは青いリボンで結ばれていました、このリボンは推しに合わせた色にしてくれるみたいです。嬉しい。
アクセサリーケースがシャーレなのは新星急報社さんの作品に共通しているのですが、元毒性学博士であるモーダリオンの概念がシャーレにおさまってるのはあまりにもピッタリすぎて座布団にっこりです。
モーダリオンのカードと並べて撮影。
どの概念もめちゃくちゃ綺麗で素敵だし、日常的に使えるデザインなのが最高ですね。
座布団のように推しユニットの限界オタクを自認しているVGP全員におすすめしたい。
あとこれは完全に偶然なんですが、ブレスレットとネックレスがどちらも丸とスクエアが入ったデザインになっているんですよね。
ブレスレットの方は意図があって座布団がいれたわけですが、まさかネックレスにもスクエアが使われるとはおもってなかったのでビックリしました。
感想とか反省点とか
とりあえず言えることは｢作って良かった！｣ですね。
ただ、やっぱりイメージがふんわりしすぎていて言語化が足りないなという面はありました。
概念化してほしいのは｢ここ｣というのを上手く伝えきれてない場合、どうしてもミスマッチがでてくる。
それは承知で頼んだわけですが、座布団はよくても作り手側絶対大変だったと思うんですよ。
次に作るときはもうちょい推しに対して深掘りしつ形にしたい概念をハッキリさせたいですね。
また作る気なのか！？と聞かれそうですが、予算ができたら概念アクセサリーは頼みたいです。
モーダリオンでリベンジもいいのですが、座布団は混沌主従ことケイオス様とミカニも推してるので彼らで作ってみたいなと……！！
※ここから無駄に長いクレイ群雄端クライマックスのケイオス様とミカニについての考察のような感想のような何かが始まるよ！
書く機会がなかったからねじ込んだよ！
ネタバレが嫌な方やそういうのいらないよって人はバックしてくださいね！
実は今回の注文から届くまでの間に群雄譚が最終回を迎えていまして、混沌主従を推してる座布団は無事頭がパーンしたんですよ。
なんなのあの2人の最後、綺麗すぎるだろ！
改心して本当に信頼できる相棒になった2人が世界をあっちこっち巡る光景をみたかった気持ちはあったんですけども、ケイオス様は生物ではなく事象、改心は不可能だとロロワ君も言っていたんですよね。
その存在ゆえに自分の在り方を変えることが出来ないケイオス様。
自分の在り方を変えることが死(=自我の喪失)を意味するミカニ。
出会った頃に持ちかけられた｢始まりの誘惑｣に欲望を持たないミカニは答えられなかったわけですが、感情を得たことでラグズに乗っ取られ自我が消える、まさに今際の時に｢終わりの欲望｣を得て、それをケイオス様に願ったわけですよね。
そしてケイオス様も｢素敵な欲望｣だと言ってミカニの願いを受け入れたわけです。
考えてみるとこの2人は生物が当たり前に持ち得るはずの欲望を持たない、｢他者とは違う｣という孤独を抱えた者同士なんですよね。
ケイオス様はそれに気付いていない、もしくは事象である自分と同じものを抱えた存在がいるとは思っていない。ましてや自分が孤独だとは思っていない。
けれどミカニの方はケイオス様と自分は同じ孤独を持っていると気付いていた。
だからこそ彼に｢救われ｣、付き従う道を選んだのかなと。
例えケイオス様の正体が事象で生命ではなかったとしても、｢一緒にいれば孤独ではなくなる｣というのが大事だったのかなと。
実際、感情を得てしまった後のミカニの考えはケイオスにはわからなくなってしまってるんですよね。
その理由がミカニを孤独たらしめていたものが消え、ミカニが欲望を持ったため。というのは文中からも読み取れるわけで
ここでどこぞのDaisukeIzukaな道化竜のフレーバーテキストを思い出していただきたい。SPの方ね
そう、単純に奪われるよりもわずかな希望を与えられた後に全て奪われる方がダメージは大きいわけです。
元々お互いの孤独に気付いていたミカニなので、勿論わかったんだと思います。
｢自分が感情を得てしまったが故にケイオス様を再び孤独にしてしまった｣ということを。
勝手な想像ですが、ミカニが見ているグランドグマの夢って｢ヒッコリー、クメトと共にヒーローをしている夢｣だったんじゃないでしょうか。
ミカニにとってはあったかもしれない未来の夢、けれどその場にケイオス様の姿はなかったのでしょう。
模倣していたガルガティアのようなヒーローになれたけど救ってくれた大切な人はいないわけです。
だからミカニもこう思ったんじゃないでしょうか
｢貴方と過ごした時間を、なかったことにしたくない｣
それがミカニの初めて抱いた感情であり、欲望。
ラズグを目覚めさせて自我が失われる呼び水であり、ラズグに呑まれる中で自我を保つ為の縁(よすが)。
最初で最後の欲望でミカニはケイオス様の為に願い、ケイオス様はそれに答えた。
30年以上共に居ながらわかりあえたのは今この瞬間が初めてで、そんな2人が選んだのは自分達が自分達でいられるうちに共に終わることだった──
そう座布団は解釈しました、こんなもの見せられたら混沌主従の出会いから終わりまでの概念も欲しくなるでしょ……！！
頭の中でつっこさんの｢ゼロの調律｣ないし｢ZERO｣がずっと流れてるんですよ、座布団の中のミカニのイメソンはもうこれ！！！
どっちも同じ曲で日本語版原曲と英訳版ではあるんですが、英語版の方が歌詞の意味合いがわかりやすくてですね。
｢ZERO｣の特にサビを日本語にすると破壊力がすさまじい(当社比)ので混沌主従推しには是非聞いてほしい。
歌詞の最初が｢壊れた機械は夢を見ている｣だし！
｢could you get me out of this cipher(私をゼロから救ってください)｣なんてまさにケイオス様に対するミカニじゃないですか……？
というわけで多分作ります、近いうちに。
いや本当に推しを言語化して形にするのは楽しいので、これを読んだかたも是非試していただきたいです。