TOAの個人的解釈
もう何年前の作品だよ、という感じだが、大空スバル5周年記念ライブ内でのカルマの演出を観ながら久々に向き合ったので、備忘録としての意も込めて書き残しておく。
また、ここからの内容はジアビス自体のネタバレを含むのと、あくまでも個人的な考察・解釈であることを了承頂ければな、と……。
・TOA最大の謎〜EPで帰ってきたのは誰?〜
という事で、いきなりエピローグ(以下、EP)にて帰還した人物が誰なのか、という所に切り込む。
何故かと言うと、この人物が誰なのか、を軸に考えることで物語の謎を紐解いていけるから。
一応、公式見解としては記憶はルークとアッシュ、それ以外は基本的にアッシュらしい。
だが、ぼかしておくことでプレイヤーに想像の余地を持たせることに成功している。
で、それで良くない???
……って話しなんだけど、それで良くないんだよ。
大きくまとめると以下の2点
帰ってきたタイミング(登場したタイミング)
「ここからならホドが見渡せる……」という台詞
以上が議論の余地ありと思われる項目である。
この段階では一旦、疑問だけ投げておくことにする。
・帰ってきたタイミング
ラスボスであるヴァンを倒しイベントを挟んだ後、エンディングが流れ始め、一通り終わるとティアの歌う譜歌へと繋がる。
そして、歌い終わり、帰ろうとしたその時に現れる。
・「ここからならホドが見渡せる……」という台詞
ルークにもアッシュにも栄光の大地ホドには因縁が無い。
父であるファブレ侯爵は因縁があるだろうが、息子には関わりがないのである。
一応、師を打ち倒した場所であり、ルークとアッシュが打ち解けあった場所でもあることを考えると因縁が無いとは言い切れないが……。
・解明の鍵その1〜譜歌〜
・譜歌と大譜歌
これは作中でも説明されているが、始祖ユリアが操る1~7の旋律と意味と象徴を以て効力を発揮するものが譜歌であり、この1~7の譜歌を繋げて歌ったものが大譜歌である。
この大譜歌は始祖ユリアがローレライと契約する為の証として奏でたものである。
また、譜歌はユリアの末裔にしか使うことが出来ないとされている。
そして、その末裔というのがフェンデ家である。
・ヴァンとローレライと大譜歌
アブソーブゲートにて外殻大地降下作戦を阻止する為、ルーク達の前に立ちはだかるヴァンだが敗北してしまう。
そして、そのまま地殻へと落ちていく。
身体を構成する音素が乖離していく中で、彼は大譜歌を詠唱し、ローレライを自らの内に取り込むことで復活を果たす。
このことからも、ユリアの末裔が奏でる大譜歌にはローレライを使役する効力があることが分かる。
・解明の鍵その2〜完全同位体〜
バルフォア博士の手によって生み出されたフォミクリー技術を用いる事でレプリカを複製することが可能になったが、それは全く同じでは無い。
生物には音素振動数が決められており、この値は指紋と同じように他人と被ることは絶対にない。
が、稀に、完全同位体と呼ばれる音素振動数まで同じである同位体が誕生することがある。
この完全同位体の間には超新星爆発と呼ばれる現象が起き、オリジナルがレプリカを取り込むという事象が発生する。
ただ、これに関してはワイヨン鏡窟のチーグルイベントにてレプリカがオリジナルを取り込む事象があることも確認されている。
また、ラストにてルークとアッシュにも同様の現象が発生しているが、この時点でアッシュは死亡しているため、レプリカがオリジナルを取り込んだ事象と考えても良い。
さらに、ネビリム関連のイベントのラストにてディストは「レプリカも記憶が残るから良いだろ」(要約)と発言したのに対してジェイドは「記憶しか残らない」と断言した(イベントもここで終わる)
・解明の鍵その3〜カルマ〜
最もネタバレの激しいOPとして有名なカルマ。
BUMP OF CHICKENの名曲としても数えられるほどで世代ならカラオケで一度は歌う曲。
ムービーと歌詞を合わせるとほぼネタバレしかない名曲だが、この歌詞の中にもしっかりと書かれている。
例えば歌詞に登場する『ガラス玉』は『ルーク』と『アッシュ』だったりと曲全体が世界観を現わしている。
さて、ここからは本編と照らし合わせて見ていきたいが、あまりにも細かく散りばめられているため、鍵となる部分だけをピックアップする。
まず、『ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる』は、最序盤~第一部までを、その次の『ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない』は第二部~を、そしてラストの『ひとつ分の陽だまりに 僕らはいる』は第三部~を的確に表現している。
いや、バンプすげええええ!!
ていうか、ボーカルの藤原さんがオタクすぎたんだよねコレw
とまぁ、このようにちゃんとルークとアッシュを照らし合わせているんだけど、もう一つ、一緒に書かれているものがある。
それが“陽だまり”というワード。
コレって一見して何?って感じだと思うんだけど、作中にもルークとアッシュに寄り添う……というか、同一として扱われる存在がいる。
……と書けばもうわかるだろう。ひ
そう、ローレライである。
ひとつ分の陽だまりに––––––––––––というところから、ローレライに取り込まれている、という解釈も出来なくはないだろうか……?
・まとめ
あまり長々と書いてもまとまらないので、ここでまとめ。
結局のところ、最後に帰ってきたのはローレライであるが、彼は第七音素の集合体であり、生命体として生きるための器––––––––––––身体を持っているわけではない。
だからこそ、オリジナルであるアッシュの身体を借りているのではないだろうか。
そして、完全同位体の項でも触れたが、超新星爆発が発生した場合、レプリカは記憶しか残らないと語られている以上、どういう状況であれ、レプリカルークとしての要素は記憶しか残らない。
だからこそ、最後に帰ってきた彼のベースはアッシュなのだ。
まぁ、言いたいことがうまくまとまった自信はないが、一応そういう風に捉えている……ということで。