彼は、神聖な教会。
毎日毎日、彼と仕事のことで
頭がいっぱいで
楽しい。
「自分の好きなことで稼ぐ。
それで生活していく。
…どんな手を使っても、…やってやる…!」
こういう志しを最初から持っていたわけではなくて
もうコレしかない…(泣)
普通の人が
普通に出来ることが出来ない…(地獄)
そういう激しい劣等感と絶望感、落ち込みの中で、なんとか掴んだ微かな希望の光を
頼りに
泣きながら、1人孤独に歩いていたら
彼と出会ってしまって…
私が、彼に仕事の相談をしたところから
(もっというと、仕事の愚痴や泣き言だった…)
すべての始まりだった。
私が、
自分というやつは
なんて孤独で惨めな人間なのか
情けない…
と赤裸々に語ったところ
彼は
孤独が人を輝かせるんだよ
って、教えてくれた。
何それ…??
未知の領域だった。
私の知らないことをこの人は
知ってるんだな…
面白い人だな…
それと同時に懐かしい感じがした…
天空の城ラピュタや映画の
歌が
小学生の頃から好きだったこと。
「あの地平線輝くのは
どこかに君を隠しているから
たくさんの灯が懐かしいのは
あのどれかひとつに君がいるから」
ふと、思い出した気がする
その日から
彼と毎日、連絡をとることになるのだけど
彼の私への好き好き攻撃(?)に
なんとか耐えながら(?)
「いかに私が
ダメな人間だったか」
彼が私のことを褒めるたび
それで、強く打ち返した。
やれば、やるほど。
なぜか彼は、喜んでいた。
比例して
私への愛のメッセージが
どんどん増えていく。
私は、戸惑いつつも
ゲロを吐くように
彼に延々、私の話をし続けた。
そのうち、仕事で嬉しかったことも
話すようになって
(こういうことほど、人に話せない私です)
彼がすごい、すごいと
褒めてくれた。
振り返ると
常に私の良いところを見つけて
褒めてくれた。
親にも
友達にも
ここまで褒められたことない…。。
そのうち
彼と話すほど
もっと私のことを知ってほしくて
たまらなくなった。
何…これ…?!
今まで
こんな気持ちになったことない…!
時間が許す限り
私は私の話だけを
延々とした。
優しく笑って聴いてくれる感度抜群の
彼。
仕事に全エネルギーを注いでいる私を
応援してくれたり
心配したり
気遣ってくれたり
一緒に喜んでくれた。
私の戸惑いや信じてること
信じざるをえなかったこと
いろんな話をした。
彼との会話や
やりとりは、気がつけば
官能的だった。
コミュニーションが
こんなに気持ちいいなんて…!!!
何一つ色っぽいことなんて
言ってないのに。
エロでもないのに
エロ。
不思議な感覚だった。
それと
これも不思議なのだけど
私の話を聞いてくれる彼に
教会を感じたのだ。
私たちは、懺悔室にいて
私は
彼にすべてを赦されたくて
やってきた一介の信者のようだった。
あたたかい光の中で
私の心は、彼の声、彼の言葉で
清められた。
彼に
あなたは教会のようだと言ったら
お互い清めあって
高めていこうと言われた。
普段は、プレッシャーに感じそうな言葉も
私は、嬉しかった。
彼に出会ってからの私は
すでに高まっていたからだ。
今までの私は
推しのいる生活が生き甲斐だった期間が
長くて
自分が推される生活とは
無縁だった。
でも
好きなことを仕事にしようと
思ったら
必然的に
人に推される人生に変えなくていけない。。
右も左もわからない。
そのうち
いつまにか
彼は、私を推してくれてる人物になっていた。
あなたに
会社を与えると。
…私は、ずっと資金が欲しくて
パトロンを探していたことを
あとから、思い出した。
現実的なパトロンは、
ハンサムで、若くて、12歳の歳下だった。
40歳目前の私の
ところにやってきた天使。
(パトロンて
…おじさんじゃなかったんだ…!)
彼に
こんなのシンデレラストーリー過ぎる。
白馬に乗った王子様だね!
って言ったら
照れるなぁと言っていた。
いいなと思ったら応援しよう!
