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【 占い師が語る家族 】孫が占い師と知った祖母の反応が斜め上だった

わたしの祖父と祖母は、
わたしの仕事を知りません。

正確に言うと「知らなかった」です。

祖父は93歳・元郵便局局長。
祖母は91歳・元裁縫の先生。
母は教員。
いないけど父も教員。

ゴリゴリの公務員一家出身です。

その中に占い師が爆誕したら?
それなりの摩擦やざわつきが生まれる訳です。

母は知っていますが…
祖父と祖母には伝えずにいました。

「ママ、占い師だよ」

その平穏が我が子の一言で破られたのです。

わたしが不在のときに。
しかも、わたしが占い師仲間と水タバコをプクプクしているときに。

先日まで実家におりまして。

かなり長い滞在だったので、
実家でも仕事しに外出しました。

その日は仕事後に占い師仲間と再会を楽しむ予定もあり。
ウキウキで出かけたのです。

上機嫌で帰宅したわたしを見て祖母が一言。

「あんた、占いやってるのかい?」

青天の霹靂とはこのこと。

どこから漏れた?
え、てか知らなかったっけ?
別にやましいことはない。
でも何だこの空気。

この他に、一瞬で5981個のことが頭に浮かびました。

事情を聞けばひ孫から聞いたとのこと。

我が子に悪気はありません。
奴さんは無邪気に暴露するのです。

学校の友達のママにも、
学童の先生方にも、

「うちのママ、占い師なんだ♪」

なんて可愛くわたしの職業を広めてくれています。

その日も同じ。
ひ孫と曾祖父の何てことない会話だったようです。

わたしは後ろめたいことはありません。

「そうだよ、心配かな?」

そう聞くと祖母は険しい顔で

「いやあ…母ちゃんの肉食べないでよ」


ん?

あ、こないだのあの事件か。

祖母の中で占い師=魔女か何かに思えたのでしょう。
危ないことがないかと心配してくれたようです。

「お母さんは食べないよ」

と二十回ほど説得し、
何とか安心してもらいました。

子育てが各世代で違うように、
占い師への印象も違うと学びました。

もっと市民権が得られるよう、
微力ながら尽力します。


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