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移住前のやるべきことは?誰でもできる3つのこと
先日、長野へ移住したことを友人に伝えると、このような言葉が返ってきました。
「移住したの!?えー、すごい。でもさ新しい土地に住むって怖くない?」
たしかに、移住とは遊びにいくでも泊まりに行くことでもありません。新しい場所に「移り、住む」のです。
「いつかは移住してみたいな」と憧れている方も多い一方、私の友人のように少しハードルが高く感じている方もいるのではないでしょうか。
今回は今年2月に移住した経験の中から、移住するまでのやるべきことを3つお伝えします。
「移住するのに、なにから始めたらいいかわからない!」という方へ、この記事がヒントになると嬉しいです。
「この場所いいな」と思ったら、「住む」イメージを
皆さんはこれまで訪れてきた場所の中で「この場所いいな、住んでみたいな」と思った経験はありませんか?
家族旅行やパートナーとの旅行、あるいは1人旅で来た場所、きっとそれぞれあるのではないでしょうか。
私の場合、それが長野県でした。
母方の実家が長野県にあり、よく大型連休は家族や親戚で集まっていました。北アルプスの山々が大変綺麗に見えるところで、物心ついた頃から山が身近な存在だったことを覚えています。
そして昨年8月、両親が「長野県へ住みたい、毎日山を見ていたい」と移住したい心境を告白してきました。
両親の第2の人生を応援したい気持ちと、私も自分自身充電したい気持ちが重なり、ついに一家で長野県に移住することが決まりました。
そして実家埼玉から比較的近く関東圏へのアクセスがいい、長野県の上田市という場所に新居を探す事にしました。
9月、新居探し1回目。お世話になる不動産屋まで市内をドライブしながら、
「買い物はあそこのスーパーでできるね。」
「温泉が近いからたまに入りに行けるね。」
目に映る街並みに、おしゃべりが止まりません。しかし「何がどこにあるのかを会話すること」で、そこに生活するイメージが沸々と湧き出てきたのです。
このイメージトレーニングが「ここに住みたいな」という思いから「ここに住むんだ」と地に足が着いた考えに変わり、移住活動の大きな第一歩となりました。
不動産会社とコマめに連絡の取り合いを
長野県は全国的にも移住希望者が多く、中古物件や空き家を中心に、多くの不動産会社が仲介をしています。
私たちがお世話になった不動産会社も多くの情報を持っており、希望の条件を伝え、空き物件を紹介してもらうといった流れでした。
都内の物件に比べて競争率は高くありませんが新しく実家になる家、そう簡単には決められません。
何度も上田市に通い、何度も希望を伝え、何度も内覧し……「決まるまでが一番大変というのはこの過程の事だ」と身を持って感じました。
ーー上田市を訪ねてから2ヶ月後。不動産会社から1本の電話が鳴りました。
「1軒、いい家みつかってね。お宅にぴったりだと思うの。どう?」
どうやら私たち家族のために、特別に紹介してくれたのです。
すぐに上田市に直行し、物件を内覧。日当たりもよく台所も広い、そしてなにより山が見える。これこそ、私たちが探し求めていた家でした。
不動産会社は家を紹介してくれる仲介役でもあり、その土地の最初の知り合いでもあります。移住先で快適に暮らすためにも、不動産会社とのコマめな連絡の取り合いを行い、家探しをすることをおすすめします。
出発する前は、最後の片付け
12月、物件購入。最後は移住先に向けて、実家の片付けが残っています。
皆さんも分かると思いますが、実家にはたくさんの思い出が詰まっています。私の場合、6歳の頃引っ越してきてから大学卒業して家を出ていくまで、約20年間の思い出が残っていました。
片付けなんて、そんな切り離すようなことできないと感じていた矢先、片付けコンサルタントのこんまりさんの言葉を思い出しました。
「人生は何にときめき、何にときめかないのか。その問いかけを繰り返す中で、一番大切なモノは何か、一番大切なことは何か、が見えてきます。」
この本から片付けの定義を学び、「切り離す」ではなく「これはときめくものか」と見方を変えることで、変にモノに執着する気持ちがなくなりました。そして移住先の新しい人生に向け、気持ちよく片付けができました。
おわりに
移住はハードルが高いようでも、家を手に入れたらあとは移って生活するだけです。移住を成功させるには諦めないで最初の1歩を踏み出すこと、これに限ります。