【子育て】保留児童は待機児童より多い!
こんにちは☺️
国が定義する待機児童の数は、あくまで認可保育所に入所申請希望をしても、どこにも入所できなかった数値に過ぎません。
私たちが、着目しなければならない、「保留児童」についてお話ししていきたいと思います。
この、待機児童の定義に入らない「保留児童」という存在をご存知でしょうか?
そもそも、「待機児童」とは、国の定める定義によると、
「調査日時点において、保育所入所の申し込みがされており、入所要件に該当しているが、入所していない児童」であり、
認証保育園などにおいて保育されている場合や、
特定の保育所を希望していると判断された場合、
親が育休を延長していると判断された場合、
求職中の場合などには待機児童に含めていないからです。
その為、「保留児童」は「隠れ待機児童」とも言われています。
この待機児童を除いた保留児童の数は、2023年時点で、6万6168人。
この中で、特に多いのが、「特定の保育園等のみ希望している者」です。この方々の多くは、無理なく通える範囲内に入所できる園がないという人たちです。
通うのが難しい地域にある保育園なら空いているが、入所希望を出さずに待機している場合は、待機児童としてカウントされません。
実質的には、通えないため、どう考えても待機児童に入るべきなのですが、国の定義では入っていないわけです。
保留児童を解消するには
簡易的な推計ではありますが、待機児童と保留児童を合わせた約7万人分の保育環境を整備することを考えてみましょう。
現時点での、0~2歳の待機児童比率が90%ですので、6.3万人分の入所の受け皿が必要となり、平均的な0~2歳の定員が30名だとすると、2100施設分必要ということになります。
国の財政、そして、今後の方向性を鑑みても、待機児童の解消が簡単ではないことがわかると思います…
最後まで、ご精読いただきありがとうございました✨
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