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地方創生・道中日記③~茨城県筑西市の探訪報告~

台風14号が接近してきた南相馬市滞在3日目、翌日の移動が困難になりそうで、急遽土砂降りの常磐道を南下して茨城県筑西市をめざすことにした。4時間ほどの道のりだったが、大雨と暗闇の高速道路は緊張感の連続で疲弊した。暗闇の中、国道50号線を走る私の目前に「筑西市」の標識が見えてきた。叫びたい…

「よっしゃー、とうちゃk」

「べちょ」

筑西入りの「まさしくその瞬間」に鳥のフンが車のフロントガラスを直撃。何とか地域を盛り上げたいと意気込む私に、自然界からの手荒い(手洗い)歓迎。さて、これをどう捉えたら良いものかと思案する。全ての現象はただの偶然!



下館駅前のホテルに到着し、洗濯とシャワーを済ませると速攻で爆睡、気づいたら翌朝だった。朝食バイキング500円を頂き、記事を2本書き上げると、台風の影響も左程大きくなさそうなので、街中探索に出かける。

バイパスが通る典型的な郊外型都市だけに駅前はかなり閑散とした様子。ただ、少し車で走るとチェーン店のラインナップはある程度揃っている感じ。ただ、私の目的は地元のステキなお店探しなので、以前から目をつけていた『二葉ごはん』に直行して昼食をいただく。

限定5食 ビビンバ定食 1450円

兄弟店の『二葉じかん』は定休日で残念。道が分かりにくいが、Googleナビという強い味方がいる。店員さんは爽やかで丁寧なホスピタリティ。ハワイアンテイストの音楽でテンションも上がる。ビビンバ定食は丁度よいボリュームで、味もマイルド。野菜たっぷりで大満足の一品。

夜は3種類のメニューに限定して定期的にメニューの入れ替えを行っているらしい。定期的に通いたくなる面白い趣向だ。近くに中学と高校があるのだが、学生専用メニューがあるのも心にくい。

駅前に戻り、地方創生がらみの拠点を探索するも、殆ど休みでやってないっぽい。どうしても土日祝日を定休日とする店や施設が多く、時間帯も途中に休憩時間が入るケースが地方では目立つ。

駅前の目抜き通りには、個別指導の学習塾が濫立していた。個別指導は単価が高いので、教育にお金をかけられる経済的なゆとりは充分にある地域なのかもしれない。さすが近郊農業のメッカ茨城といったところか。

翌朝、用事を済ませた後に昼食を取りに向かったのが、地元の歴史的名店『食の蔵 荒為』(あらため)。和洋折衷の時代を超えた空間に、静かに流れるクラシック。味付けも非常に繊細で満足のお膳。店内を店員さんが丁寧にご案内くださったことにも感謝。若者こそこの空間を味わうべきか。

落ち着いた空間と思いきや
同じ建物とは思えない振り幅

食事を終えたら『道の駅 グランテラス筑西』へ。女子には不可欠?スタバが道の駅にある(冒頭の写真)。地元の特産販売所、フードコート、ドッグラン、BBQスペースなど大体のものは揃っていて、平日の昼間でも賑わっていた。

それ以外にも比較的大きなステージがあって、かなり頻繁に地元の方々のイベントが催されている。敷地が広いので集客をかなり頑張らないと悲しい光景になりかねないかも。知り合いは総動員体制で臨む文化が必要だ笑。

次に向かったのは『ザ・ヒロサワ・シティ』。廣澤美術館を中心とするアート空間だ。現在工事中の場所が多く、クラシックカーやバイクのコレクションが見れなかったのは至極残念だった。しかし、ロッジ・ドームハウスなどの宿泊施設は利用可能だし、とにかくインパクトしかない

美術館入口でこの有り様笑
無造作に置いてある

ポテンシャル高すぎでしょ笑。SLもおかの始発駅というイメージが先行していた下館だった。いや、それもアリだけども。これでも人口減るから世の中分からん。駅前の状況に騙されるな、いい意味で。

(2022/9/21)





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