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子宮頚がん検診引っかかっちゃった話(中編)

noteってどんだけアプデしてもアプリで記事購入できないの不便ですよね。

こんばんは、喉笛なるおです。

前編の公開からすっかり時間が経ってしまい申し訳ございません。
子宮頚がん検診に引っかかって、再検査を受けた後、絶対にnoteに書こう、と思ったのに、いざ向き合うとメンタル的にキツくて触りだけ書いて途中でやめてしまいました。
そのあと中々後編を書き出せずにいたのですが、放置しすぎてもアレなので、後編書きたいと思います。
(今もだいぶ心はザワザワしています。)

前編を要約すると『長いこと放置してた子宮頚がん検診を久々に受けたよ』ということになるのですが、もしお時間許せばこちらからお読みくださいませませ。

さて、そんな子宮頚がん検診から2週間後。
7月中旬の信じられないくらい暑い日で、私は高校生ぶりに髪の毛を三つ編みのおさげにして、半袖短パンサンダルという「今からフェスにでも行くのかファッション」という浮かれた服装でレディースクリニックに向かいました。

この時点でもうお分かりかと思いますが、私は自分が子宮頚がん検査に引っかかるだなんて夢にも思っていませんでした。

「あくまで念の為、自分が子宮頚がんになるわけがない」とすら思っていないほど、自分が子宮頚がんになるなんて、本当に思っていませんでした。

レディースクリニックはいつ行ってもめちゃくちゃ混んでます。
事前に予約していても30分程度は待たされるので、受付を済ませて待合室で本を読んで待っていました。

そして自分の番号が呼ばれて、診察室の中へ。

診察室には、検査を担当した男性医師(院長)が座っていました。

そして私の名前と生年月日を確認し、本人確認が完了すると、子宮頚がん検診の結果を言い渡されました。

結果としては
『CLASS Ⅲa/ASC-US』
というものでした。

医師からはその結果と、
「精密検査が必要なので、また2ヶ月後に再検査に来てください」
という内容を伝えられました。

その瞬間、足元の感覚がなくなり、指先が冷たくなっていくのがわかりました。

正直結果の意味はよく分からなかったのですが、検診に引っかかった、精密検査が必要な状態であるということだけは確かで、血の気が引いて何も考えられなくなっていきました。

私があまりにもショックを受けた顔をしたからか、医師からは「でもこの時点で見つかったのは良かったですよ。それだけでも検診を受けた意味はありますよ。」と励ましてくれました。
でもそれすら、自分の中の大きな不安の渦に巻き込まれていくのを感じました。

診察室から出て、再び待合室に戻り、私はまず検査結果の意味をスマホで調べ始めました。

CLASS Ⅲa/ASC-US

子宮頚がんは、子宮内の細胞が異形成(正常じゃない形)になっていき、それがそのまま成長していくことで癌になる、というものだそうです。
(素人の要約なので、あんまり正確ではないかもしれないです。正しい内容は各々で調べてください。)

そして子宮頚がん検診では、子宮表面の細胞を擦り取り、細胞の形に異常がないかを調べる、という検査が行われます。

私の診断された『CLASS Ⅲa/ASC-US』とは、簡単に言うと「正常ではない形の細胞があるようだけど、病変なのかただのちょっと変な形の細胞なのか判断しにくいものがあるから、精密検査によってこの細胞が病変なのかどうかを判断しましょうね」という結果でした。

そしてこの診断結果が出ることは珍しくないようで、精密検査を受けるまでの間に自然に治癒されたり、異形成がなくなったりすることも多々あるということが分かりました。

この結果に辿り着くまでに、随分と長い時間がかかったように思います。

レディースクリニックのあとに予約していた皮膚科の待合室でも、薬局でも、帰宅した家の中でもしばらく調べていました。

そのくらい事前に調べた上で検診を受けろよ、という人もいるかもしれませんが、そのくらいの意識だったんです本当に。
だってもう6年くらい検診すら受けてなかったんですから。

とにかくこのあたりのことを調べ終わって、少しづつメンタルが立ち直りつつあるのを感じました。
とにかく不安に思っていても仕方がない。
このまま自然に治癒するか、そもそも異形成ではないという結果を祈るしかない、と切り替えられ始めていたのです。

そして切り替えて前を向こうとすると、次なる不安が自分の前に立ちはだかります。

この結果を、彼に伝えるか否か。

彼はもう30歳も超えた大人で、普段から生理の話や体のことは相談できる関係でした。
子宮頚がん検診のことについても、何度か話したことがありました。

だけど、この結果を伝えるのはどうだろうか。
余計な心配をかけてしまうんじゃないか、不安にさせてしまうんじゃないか、ないとは思うけど、今後の付き合いを考えられてしまうんじゃないか…
色んな不安がよぎりました。

そしてもう一つ。
精密検査までの2ヶ月間、性行為はどうすればいいのか。

性行為をしてはいけないというのであれば、尚更彼に結果を伝えないわけにもいきません。

そしてまたネットでの検索タイムが始まります。

ですが、結局これの答えは出ませんでした。

「しても問題ない」という意見と「感染するかもしれないからしない方がいい」という意見が、同じくらい見つかったからです。

同じくらい見つかったというか、ほとんどそこに対する検索結果が見つからず、ようやく見つけた少ない検索結果の中で意見が割れていたのです。

どちらも婦人科医や病院の公式ブログやホームページの意見だったので、もうどっちを信じるかは自己判断するしかないのだろうなと思い、一旦自分の中で「してもいい」というジャッジを下しました。

そして同時に、彼氏には言わないという判断も下しました。
付き合って半年。
考えうる様々な不安を「大丈夫だろう」と一蹴するには、まだ一緒に過ごした時間が足りていませんでした。

すいません、今回を後編にするつもりでしたが長くなってきてしまったので、一旦今回を中編として、次回へ続きます。

それではここで一曲。
自分が思うより健康じゃなかった自分へ向けて、Adoで『うっせぇわ』

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