舞台 刀剣乱舞 无伝 ネタバレ感想
ライブビューイング中止に泣きました。3歳児と0歳児がいる家でどうやってライブ配信など見れば良いのか。それでも我慢できなくてリビングでつけましたが、やっぱり良く分からず。とりあえず最後まで見たものの、今日の見逃し配信が本番のつもりで視聴しました。
以下ネタバレあります。
一幕
・数珠丸が美しい
もともと青江派推しなのですが、数珠丸凄く美人!!声が低いのも良い。なんか、佐野にっかりの兄感ある!!煩悩を消してとか言ってたけど、弟の煩悩はどうにからならないのか。刀の拵えが綺麗。
・骨喰がマリオになる
骨喰のプロジェクションマッピング使った殺陣が横スライドのゲームみたい。あと骨喰メイク改善されてますね。美人。
・鶴丸が自由でかわいい
バイク乗ったり阿と吽の真似したり。と、油断してたら酒を飲んだ筧十蔵の様子がおかしくなら始めた時に笑顔のままこっそりと刀を抜刀できるように左手側に持ち変えるところがめっちゃかっこいい。その後の殺陣でどさくさに紛れて一般人も蹴っていなかったか?
・高台院と三日月の関係がいい
不動くんと信長とか、長谷部と黒田とか、新撰組刀と新撰組とは違う主人との関係。女の人で、自分を戦うために所有していたわけではないというところからの差かな。主従というよりも寄り添うような感じ。高台院のそばにいた時代、もちろん武具として使われることはないのですから、三日月は穏やかな日々を送っていたのかななんて思います。使われるはずなのに使われないより、使われないはずで使われないの方がまだ救いがあるのではないかと。
・三日月の髪の毛
あー!本当に一房色褪せてる!
・再配信も20分休憩があるのか…。
二幕目
・数珠丸の中傷は上品。青江派は中傷になると、ジャケットが消える。
・三日月が中傷で脱がないのは結局どうして?キャラの問題?
・1番みたかったシーンは三日月と鶴丸の二人のシーン。鶴丸が疲れ切った顔で、戦いに終わりはあるのかと問うところ泣けてくる。時代を遡る、を何度もこちらもあちらもできるなら本当に終わりが見えないよね…。終わってほしくないけど、原作はどこをゴールにしてるんだろう。
・鶴丸の気迫スイッチすごい。大和守も驚きの空気の変え方。誉傷見えました!
・エンディングの高台院と三日月の穏やかな並列。二人はやっぱり主従じゃないのかな。だから高台院は三日月を主人を知らない刀=孤独と言ったのか?でも、三日月の拠り所は本丸。ということは本丸には今までの主人には与えられなかった何かがあるのだろうけど、なんなんだろう。エピソードはなくてふんわり絆、みたいな話なのか。
・全体的には、殺陣や細かいところはすごいけど、お話自体は私は天伝の方が好き、かなあ…ステは難しい…やっぱり。次が綺伝で、歌仙好きだから現地で見たいと思うけど、考察見ながらとかいちいち伏線思い出さないと理解できない観劇ってちょっときついな。今の自分には合わない気がする。これからも見続けるけど、DVD買い集めるとかには至らなそうです。まあ、もともと私の好きな舞台ってシスターアクトとかサウンドオブミュージックとか割と見たらスッキリするタイプが多いから、嗜好の問題。ミュも東京心覚は難しいと噂に聞いたけど、あんまり小難しくなくあってほしい…。パライソはどうなんだろう…まあ、ミュは最悪一幕で、ずーんとなっても、最後はライブあるからな!笑
私の見逃し配信感想はこんな感じでした。正直夜9:00から12:30まで集中して見続けるのはきつい。最後は意地で見ている感じに…。ディレイでは推しの数珠丸の殺陣をじっくり見たり、鶴丸と三日月のやりとりを見たりしたいと思います。
⭐︎追記 ディレイを見ました。
なんだか三日月の孤独についていろいろ考えてしまいます。
高台院は三日月を孤独というけど、三日月は孤独じゃないと自分を思っている。(本丸が拠り所=孤独じゃない)
→でも三日月って、いろいろな主人を彷徨っているから刀剣の中での伊達グループとかってない。粟田口ファミリーでもないし、ステ本丸には三条もいない。だから確実に孤独じゃない、という証拠がない。そのため高台院に孤独だと言われて痛いところを突かれたという顔をしている。誰のものでもない、と言われるが、使われるか飾られる、または蔵に入れられるという受け身の存在であることを告げ、高台院の言葉を否定した。(鶴丸に一緒にいて楽しいと言われて喜ぶのは孤独ではないと思えるから)
→しかし、三日月はその本丸を大切にするあまり、一人で抱え込み、皮肉なことに孤独になってしまう。というループの中にいるのではないか。円環という大きな公転的なループにいると同時に、孤独を怖がるために孤独になるという自転的なループにもはまってしまっているように思える。(そうかんがえると、エンディングで高台院と対の振り付けでなんとなく嬉しそうなのは、寂しがりや故ではないか。本当は高台院に拒絶されず、彼女のものになってもよかったという気持ちもあるのでは?)
→そこで次の話の中心に鬼丸が来る、というのが大きなポイントになるのではないか。鬼丸といえばそう、天下五剣。ステ本丸には三条はいないけど、もう一つの三日月のグループである天下五剣という枠組みがある。これが三日月のアイデンティティとなり一つの救いにはならないのだろうか。今回数珠丸も自分たちが天下五剣であるこもを強調しているし、それゆえの三日月への信頼があった気がする。三日月が天下五剣としての自分、を他の天下五剣と共に認識し合う時、彼の背負っているものも彼一人の肩から降りるのではないか。そうすることで、公転的な円環、さらに、孤独を深めていく自転的な円環から脱出できるのでないか。(兄弟に大事にされ、山姥切仲間もいる山姥切国広が絡むことで三日月の孤独は一層際立つなあ、なんて思うところもある。)
そんないろいろ書きましたけど、三日月に幸せになってほしいよ。みんなのこと大好きなんでしょ?
夜空には星がたくさんあって、でも月は一つって、三日月はやっぱり孤独、と思うかもしれないけど、月=衛星って考えたら、星の中にも他の星の衛星だってあるんだよ。視点を変えれば同じものだっているよ。孤独じゃないよ。現代には人工衛星も…ってなると弥助とかぬえとかになっちゃうか。
三日月、もしうちの本丸に来てくれたら可愛がるからね…