ChatGPT(詳細なリサーチ)を鵜呑みにするのは危険な話(実体験)
先日、Noteにて
という記事を投稿した。
2025年2月26日にChatGPTにて詳細なリサーチという機能がPlus(月額20USD)にも実装されて、実際に使ってみた。
なぜサバゲーが衰退したのか? というリサーチをしてもらい、それらしい文章が返ってきたのが、リソース元がほぼ自分の投稿したNoteからだった。
これでは、参照元が少ないリサーチだと、もっともらしい嘘がNoteに書いてあると、それを引用して、もっともらしい文章を作ってしまう。
以下は生成された詳細なリサーチの内容である。
日本国内のサバイバルゲーム(サバゲー)の衰退について調査します。
具体的には、以下の点を中心に調査します。
サバゲー参加者数の推移(過去から現在まで)
サバゲーフィールドの閉鎖状況や市場規模の変化
サバゲー業界の売上や関連事業(エアソフトガン販売など)の動向
サバゲーの人気低下の要因(社会的・経済的背景など)
調査が完了次第、結果を報告します。
日本国内におけるサバイバルゲーム(サバゲー)衰退の現状と要因
サバイバルゲーム(エアソフトガンを用いた「サバゲー」)は、日本で2010年代前半にブームを迎え大きく拡大しました。しかし近年は参加者数やフィールド数、関連市場規模が伸び悩み、むしろ縮小傾向が指摘されています。以下では、サバゲー参加者数の推移、フィールド数や市場規模の変化、関連事業の動向、そして人気低下の要因について、具体的なデータや業界の声を交えて整理します。
サバゲー参加者数の推移
ブーム期の急増とピーク: 2010年代前半から中盤にかけてサバゲー人口は急増しました。2014年頃には約30万人との報道もあり (オタク市場規模が発表!サバゲー市場は?人口も分析してみた│サバテク|sabatech)、東京マルイ社によれば2011~2014年頃はエアガン需要が20~30%増と伸び、生産が追いつかないほどだったといいます (東京マルイに聞いた-盛り上がりを見せるサバゲーの今 - アキバ経済新聞)。ブームの中で初心者や女性プレイヤーも増え、メディアで芸能人がサバゲー好きを公言するなど注目を集めました (東京マルイに聞いた-盛り上がりを見せるサバゲーの今 - アキバ経済新聞)。Google検索のトレンドでも2017年をピークに関心度が高まっており、2010年~2017年頃がサバゲー界隈の「黄金期」だったとされています (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。
停滞から減少へ: ブーム後半には成長が鈍化し、2016年時点の参加人口は約33万人、2018年には推計34.7万人程度と微増に留まりました (オタク市場規模が発表!サバゲー市場は?人口も分析してみた│サバテク|sabatech)。2019年頃にはブームが沈静化し、プレイヤー数は一旦安定したものの、その後は緩やかな減少局面に入ったとみられます (2019年のサバゲー事情 所感「危機感」 | GUN道場2)。特に2020年以降はコロナ禍の影響で一時的に参加が困難になったため、多くのプレイヤーが離脱し、そのまま戻らないケースもありました (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。実際「最近は定例会でも定員に満たず中止になることがある」「サバゲーから足が遠のいた仲間をぜひ連れ戻してほしい」とフィールド運営者が呼びかけるなど、参加者減少への危機感が現場で語られています (ヤバいぞ! 人口減少! | ちゅ~やのブログ)。現在のアクティブなサバゲープレイヤー人口は明確な統計がありませんが、ピーク時より減っているのは確実とみられます。
サバゲーフィールド数と市場規模の変化
フィールド数の増減: サバゲーブームに伴い全国のフィールド(専用遊戯場)も急増しました。2014年以降、毎年30~40箇所の新フィールドが誕生し、2017年末時点で全国約300箇所に達したと報告されています (サバゲーマー減少について | サバゲーナビ)。特に関東地方(千葉・埼玉など)で顕著に増え、千葉県では定例会参加者が各フィールドに分散するほどでした (サバゲーマー減少について | サバゲーナビ)。しかしその後は新規開業が減り、採算の厳しいフィールドは閉鎖に追い込まれる例も出ています。実際「今年になって閉めたフィールドもある」との声や、老舗フィールドが2022~2023年に営業終了を発表するケースが見られ、供給過多の是正が進んでいる状況です (ヤバいぞ! 人口減少! | ちゅ~やのブログ)。
市場規模の推移: サバゲー関連市場の売上規模もブーム期に大きく伸び、その多くはフィールド利用料や消耗品購入などプレイヤーの直接支出によります。2015年度のサバゲー市場規模は約99億円、2018年度には105億円に達し、4年間で約6%成長しました (オタク市場規模が発表!サバゲー市場は?人口も分析してみた│サバテク|sabatech)。2019年には約105億円規模とされ (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)、これが直近のピークと考えられます。しかしその後はコロナ禍で打撃を受け、集客が2019年の水準に戻らないまま縮小傾向が続きました (オタク市場の最新動向! アニメ・ドール・鉄道模型・プロレス・コスプレ・コンカフェなど主要14分野〖矢野経済研調べ〗 | Web担当者Forum)。業界関係者の推計では2022~2023年頃の市場規模は約76億円程度まで落ち込んでおり (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)、未だピーク時の水準には遠いのが現状です。矢野経済研究所の調査でも、2020~2022年は3年連続で市場縮小が報告されており (オタク市場の最新動向! アニメ・ドール・鉄道模型・プロレス・コスプレ・コンカフェなど主要14分野〖矢野経済研調べ〗 | Web担当者Forum)、サバゲーフィールド運営各社の売上も総じて苦戦しているとみられます。
サバゲー関連事業(エアソフトガン・装備品等)の動向
エアソフトガン市場: サバゲー人気と歩調を合わせるように、エアソフトガン(トイガン)市場も2010年代に拡大しました。国内トイガン市場は2015年度に77億円規模から2018年度に84億円規模へと成長しています (オタク市場規模が発表!サバゲー市場は?人口も分析してみた│サバテク|sabatech)。国内大手メーカーの東京マルイによると、2010年代前半には需要急増で生産が追いつかず「欲しいのに買えない」状態になるほど好調で (東京マルイに聞いた-盛り上がりを見せるサバゲーの今 - アキバ経済新聞)、実際2014年頃は店舗で品薄が続いたと言います。当時は女性や初心者の参入も増え、市場を下支えしました (東京マルイに聞いた-盛り上がりを見せるサバゲーの今 - アキバ経済新聞)。
しかし2020年代に入ると状況は一転します。コロナ禍による娯楽市場全体の停滞や、主要メーカーの新製品発売遅延なども影響し、トイガン市場は近年縮小傾向にあります (オタク市場の最新動向! アニメ・ドール・鉄道模型・プロレス・コスプレ・コンカフェなど主要14分野〖矢野経済研調べ〗 | Web担当者Forum)。サバゲー人口減少に伴いエアガンや関連装備の需要も落ち込み、老舗のミリタリーショップが閉店したり、営業時間を短縮する店舗が出るなど (ヤバいぞ! 人口減少! | ちゅ~やのブログ)、周辺事業者にも厳しい経営環境が及んでいます。もっともエアガン市場自体はサバゲー以外の要素(コレクション用途や海外メーカー製品の流通拡大、中古市場の存在など)もあるため、全体としてみれば2018年度時点で実質100億円規模との推計もあります (オタク市場規模が発表!サバゲー市場は?人口も分析してみた│サバテク|sabatech)。それでもサバゲー人気の低下は、新品エアガンや装備品の売上減少となって表れており、関連業界にとって無視できない課題となっています。
サバゲー人気低下の主な要因
サバイバルゲームの参加者減少・市場縮小の背景には、複数の要因が重なっています。社会的・経済的なトレンドから業界内部の問題まで、主なものを以下にまとめます。
経済的ハードル(コストの高さ): サバゲーは始めるにも続けるにも費用がかかる趣味です。エアソフトガン本体に加え、ゴーグルや迷彩服、防護具、BB弾、バッテリーなど多くの装備を揃える必要があり、高性能な装備を求めればさらに費用負担が増します (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。加えてフィールドの参加費(1日数千円)や現地までの交通費も継続的にかかるため、経済的負担が大きくなりがちです (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。景気低迷や若者の可処分所得減少も相まって、「お金がかかるから頻繁に行けない」とプレイヤー数が減る一因となっています。
プレイヤー層の高齢化・若年層の減少: ブーム期に参入したプレイヤーも年齢を重ね、就職・結婚などライフスタイルの変化でサバゲーから離脱するケースが増えています (2019年のサバゲー事情 所感「危機感」 | GUN道場2)。一方で日本全体の少子化により若い新規プレイヤーの絶対数が減少しており、世代交代が進みにくい状況です (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。特に体力を要する屋外レジャーであるサバゲーは、他の趣味に比べて高年齢層には継続が難しく、若年人口の減少と相まって競技人口の自然減少につながっています (2019年のサバゲー事情 所感「危機感」 | GUN道場2)。
競合する娯楽の台頭(趣味の多様化): 昨今は家庭用ゲームやeスポーツなど代替娯楽の充実もサバゲー離れの一因です。高性能なFPS/TPSゲーム(例:Call of DutyシリーズやPUBGなど)が手軽に楽しめるようになり、エアガンを持ってフィールドに行かずともリアルな戦闘体験に近い楽しさを得られる環境が整っています (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。VR(仮想現実)シューティングゲームの発展もあり、「わざわざ重い装備を背負って野外で一日過ごさなくても済む」という選択肢が増えました (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。若年層を中心に屋外より空調の効いた室内でデジタルゲームを遊ぶ傾向が強まっており (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)、結果的にサバゲーへの新規流入が減少しています。「APEXなら無料で友達と遊べるのに、サバゲーの良さを伝えきれていない」という指摘もあるほどです (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。
マナー問題・コミュニティの内向き傾向: サバゲーは本来紳士協定に則ったスポーツですが、一部でヒット判定をごまかす「ゾンビ行為」(被弾を自己申告しない反則)や、ベテラン勢による新参いじめといったマナー違反・トラブルが指摘されています (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。こうしたトラブルに嫌気がさして競技から離れるプレイヤーも実際に存在し、新規参入者が定着しにくい要因となっています (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。またサバゲーコミュニティ内で実力や装備を巡るマウント合戦が起きたり、ミリタリー知識やリアル志向が極端に強い“濃い”プレイヤーが幅を利かせることで、初心者には敷居が高い閉鎖的な空気になりがちだとの指摘もあります (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。「サバゲー 気持ち悪い」という検索候補が出るほど外部からオタク的で近寄り難い印象を持たれるケースもあり (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)、こうしたイメージの悪化がライト層の参加を妨げている面も否めません。
法規制・安全管理上の制約: 日本におけるエアソフトガン遊戯は、銃刀法に基づき6mmBB弾で銃口エネルギー0.989ジュール未満という厳しい威力制限が課せられており、安全面には配慮されています。この規制自体は2000年代から存在するもので近年新たに強化されたわけではなく、むしろこの基準のおかげで一定の安全性が確保され競技参加のハードルは下がっています (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。そのため国内では法規制が直接的にサバゲー人気を低下させたとは言い難いのが実情です (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)(海外では国によってエアソフトそのものの禁止や年齢制限強化などの動きがありますが、日本への影響は限定的です)。ただし都市部では騒音・事故への懸念から屋外フィールドの新設が難しい場合もあり、遊べる環境がこれ以上増えにくいという間接的な影響は指摘できます。いずれにせよ、現在の低迷は法規制そのものより他の要因による部分が大きいと考えられます。
新型コロナ禍の影響: 2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大はサバゲー業界に深刻な打撃を与えました。外出自粛やイベント自粛でサバゲーフィールドが長期間営業休止に追い込まれたり (サバゲーマー減少について | サバゲーナビ) (サバイバルゲームフィールド |)、再開後も「密」を嫌って参加を控える人が少なくありませんでした (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。特に緊急事態宣言下では定例ゲーム会が開催できず、一度習慣が途切れたプレイヤーがそのままフェードアウトしてしまう例も多発しました (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。業界全体の売上も2020年に急落し (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)、以降もコロナ前の集客水準には戻り切れていないのが現状です (オタク市場の最新動向! アニメ・ドール・鉄道模型・プロレス・コスプレ・コンカフェなど主要14分野〖矢野経済研調べ〗 | Web担当者Forum)。コロナ禍は元々進行していたサバゲー衰退傾向に拍車をかけた「最後の一押し」となってしまいました。
おわりに
日本のサバイバルゲーム市場は、かつて熱狂的なブームによって拡大したものの、近年は上記のような複合的要因によりユーザー人口・フィールド数とも右肩下がりとなっています (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。市場規模もピーク時の約100億円超から数十億円規模縮小し、フィールド運営や関連ビジネスの存続も容易ではない状況です (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳) (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)。もちろん現在も熱心なファン層は存在し、新規層を取り込むための工夫(初心者向けイベントの充実、サバゲー×eスポーツ的な室内レーザータグ施設の登場など)も見られます。しかし少子高齢化や娯楽多様化という大きな潮流の中で、サバゲー界隈がかつてのような盛り上がりを取り戻すのは容易ではないかもしれません (2019年のサバゲー事情 所感「危機感」 | GUN道場2)。業界関係者からは「サバゲーに未来はない」という厳しい見方さえ出ています (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳)が、一方でコアなファンによる支えや、新たな形態のサバゲー普及によって細く長く文化が生き残っていく可能性もあります。今後、規模縮小に直面するサバゲー業界がどのように工夫と適応を図っていくかが注目されます。
参考文献・情報源: サバゲー専門メディアの記事 (サバゲーマー減少について | サバゲーナビ) (サバゲーマー減少について | サバゲーナビ)、市場調査機関の発表 (オタク市場規模が発表!サバゲー市場は?人口も分析してみた│サバテク|sabatech) (オタク市場の最新動向! アニメ・ドール・鉄道模型・プロレス・コスプレ・コンカフェなど主要14分野〖矢野経済研調べ〗 | Web担当者Forum)、業界関係者の分析・コメント (なぜサバゲーは衰退したのか(2025年版)|メモ帳) (ヤバいぞ! 人口減少! | ちゅ~やのブログ)などを基に作成しました。