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[追われるシゴト、追うシゴト]Vol.10


「マジメで責任感がある」

シゴトに追われる人の傾向のひとつだと思います。

一つ一つの仕事をきちっと計画を立てて、

そこに向かって仕事をする。


でも、

それが逆に自分を苦しめてしまうことがあります。

シゴトは、

クライアントや仲間がいて成り立つので、

「計画通り」に行くことの方が少ないからです。


突発的な依頼、急発進や急ハンドルのような指示、
想定外の業務量、リアルタイムで増える作業、

1日8時間の稼働時間で

全てを「計画通り」毎日終えることは至難の業です。

「計画通り」に終えられないと達成感よりも
疲労感が強くなっていきます。

この疲労感が多く蓄積すると、

自分自身が苦しくなり、
「追われる感覚」が強くなっていきます。


そんな時は、

「あえて雑なシゴトをしてみては?」


雑というと、
あまり良い印象がないと思います。

雑は[やりかたが入念でなく、大ざっぱなこと]の意味で、
「仕事が雑だな」と言われることが多いと思います。

確かに、

仕事が雑な人は私も好きではありません。

しかし、

雑にも種類があります。

「意思」がない雑なシゴト
「意思」がある雑なシゴト

この

[意思]があるかないか

がとても重要です。


意思がない雑な仕事とは、

やっつけ仕事

です。

やっつけ仕事は、

[考えていない仕事]のことです。


「マジメで責任感がある」人は、

実はこの「やっつけ仕事」をするのが苦手。

「あえて雑なシゴトをしてみては?」と言っても、
「やっつけ仕事」はやらないし、できないのです。

だから、「やっつけ仕事」をする必要はありません。


そんな人への

「雑なシゴト(意思のある)」をするコツは・・・


『隙間時間』でシゴトする


感覚で作業や仕事をすることです。


この感覚を私も実践するようになって、
劇的に変わりました。

当初わたしも仕事をするときは、

「さぁ!この仕事を始めよう!」

とひとつひとつに取り組むことをしていました。


しかし、

仕事を目の前にしたら

さて、どうしようかな?あれ?これってどうなんだっけ?

と、

仕事に取り組む途端、

いろいろなことが頭の中によぎってきて、

考えることで時間を多く消費してしまい、

嬉々として進まない。。。

結果、作業に取り掛かるまでに多く時間がかかり、
ひとつの仕事が終わるころには疲れ切ってしまう状況になります。


そして、次の仕事に取り掛かるとまた同じことが・・・

その繰り返しが延々と続いていくのです。

だから、「シゴトに追われてしまう」のです。


では、

「隙間時間でシゴト」するとは・・・?


対応する仕事を予め書き出しておき、
仕事の合間や移動時間の隙間時間で、
考えることをする。


これだけです。


そうすれば、

各仕事に向かう時には、

何をするか明確になっているので、

すぐに作業に入ることができるのです。


雑なシゴトとは!

「さあ!やろう」と仕事に挑むのではなく、
合間や隙間時間で【考える】ことを雑に行っておくこと、

仕事の準備をしておくということなのです。


仕事 = 机やパソコンに向かう

ことではなく、

普段の隙間時間や合間時間で、

思いや考えを巡らせておくことなのです。


これを実践できるようになれば、

きっと

「追われるシゴト」からの脱却につながることでしょう。



--------[追われるシゴトから追うシゴトへのシフトチェンジのコツ]--------

【ステップ1】・・・[自分自身のシゴトをほめる]
【ステップ2】・・・[ゲーム感覚でシゴト設定する]
【ステップ3】・・・[隙間時間でシゴトする]

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     [追われるシゴト追うシゴト] 第一章 ー 完 ー
            (第二章 Vol.11へ続く)

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