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[ウェブガク(Web学)](20時限目:Web担当者でもよく分からないサーバーの件)

ホームページ(ウェブサイト)関係を担当されるWeb担当者の方でも、意外と関わりが少なくよく分からないと言われるものが[サーバー関係]になります。ホームページはサーバー上に設置することによって、インターネット上で閲覧できるようになるのですが、[ドメイン/Webサーバー/メールサーバーなど]分かりづらい点が多くあります。今回はこの今さら聞きづらいサーバーの件について分かりやすく講義していきます。

【ウェブガク(Web学)とは?】
今日から使える、これからの自分のため、仕事のために、学んで損はない[ウェブガク(Web学)]今さら聞けないけど、やっぱり知っておきたいウェブの色々なことをウェブ業界15年以上のNODASTAGE教授が分かりやすく講義していきます。

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【本日のテーマ】
〈Web担当者でもよく分からないサーバーの件について〉

ホームページ(ウェブサイト)は以前の講義(5時限目:ホームページ費用相場)でもお伝えした通り、htmlというウェブ言語で作成され、サーバー上に設置することで、インターネット上で閲覧できるようになります。

[https://www.〇〇.jp]や[https://www.〇〇.com]のことをドメインと言い、インターネット上での住所となります。(ドメインについてはまた別の機会に講義したいと思います)

またサーバーにも[Webサーバー][メールサーバー]があり、新規ホームページ制作、リニューアル制作にあたって色々関連してきます。

今回は[ウェブ担当者でもよく分からないサーバーの件]について講義していきます。

今回は3分での説明が難しいため、10分位かけて受講してみてください。


では、

サーバーと言われてどんなイメージですか?

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経営者の方やウェブ担当者の方、デザイナーやプログラマー、ウェブディレクターの方などウェブに関わっている人でもあまりピンとこないのがサーバーやドメインだと思います。

ホームページ制作やリニューアルの際にちょっとだけ関わる機会があるものの、ウェブ業界で働く人でもサーバーの件に詳しい人は実は少ないものでもあります。

分かりやすく伝えると、

ホームページを【家】だとするならばサーバーは[土地]、ドメインは[住所]となります。

サーバーはホームページの置き場所ということはご存じの方も多いかと思いますが、もう少し説明すると、

サーバーは[Webサーバー][メールサーバー]があります。

[Webサーバー]は、ホームページの置き場所として使い、[メールサーバー]はメールの置き場所として使います。

例えば、

https://www.nodastae.jp

というドメインがあり、info@nodastage.jp(実在しませんが)というメールアドレスがあるとすれば、基本は同じサーバーの中でWebとメールで分かれているということですね。※時々、Webサーバーとメールサーバーを別のサーバーで利用されているケースもありますが料金がそれぞれにかかってしまうので、基本は一つのサーバーで利用するケースが大半です。

レンタルサーバーでは、ウェブ容量が〇GB、メール容量が〇GBという表記がありますが、それぞれの使える容量ということですね。

ちなみに、KBやMB、GB、TBという表記がサーバー系の話ででてきますのでちょっと説明しておきます。㎅はキロバイト、MBはメガバイト、GBはギガバイト、TBはテラバイトと言います。㎅やMBは画像サイズなどで目にする機会があるかもしれません、ホームページもHTMLや画像で構成されるので、それらの容量を網羅できるようサーバー容量はMBやGB、TBは必要ということですね。

と言っても分かりづらいと思いますので、ホームページの容量ってどのくらいでしょうか?ページ数によって異なるので、トップページのみで言うと、グーグルの推奨は1.6MBとのことで、数千のホームページを調査したデータは2.4MB程度とのことでした(2018年Web担当者Forumより)中のページを何ページ構成にもよると思いますが、数百MBあれば問題ないでしょう。

メールの場合は、メールボックス容量やメールアドレス数によっても異なります。メールは送信の際に文章だけではなく、添付ファイルなども合わせて送受信するため、サーバー蓄積すると容量オーバーとなり送受信ができなくなるため、定期的に削除する必要があります。また1通当たり送受信できるメールの容量もサーバーによって規定されていたりしますので注意が必要です。ビジネスマナーとしては添付ファイルは2~3MBまでかと思います。それ以上になると相手が受け取れなかったりするので注意が必要です。利用メールアドレス数にもよりますが、1GBあれば大丈夫でしょう。

最近のレンタルサーバーは容量も大きくなっているので、Webとメールで20GBや100GB以上のようなサービスでも月々数千円で借りられます。

ただ、昔から借りているレンタルサーバーで費用高い時代から借りている場合、今の市場価格よりもかなり割高でレンタルしている場合もあるようなので、見直しすることも大事です。


続いて、

サーバーの種類の多さについてお話ししましょう

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この辺りからより複雑化してくるので、頑張ってついてきてくださいね。

まずサーバーには、[自社サーバー][レンタルサーバー]があります。自前のサーバー(持ち家)と賃貸サーバー(賃貸住居)ということです。賃貸サーバーのことをレンタルサーバーやホスティングサービス等と言います。また、レンタルサーバーにも[専用サーバー][共有サーバー]があります。

さらに、WindowsサーバーLinuxサーバーがあります。

そして、サーバーは物理サーバー仮想サーバークラウドサーバーという種類があります。

ここまでくると何がなんだか分かりませんよね?

これら全てを理解しなくてもよいのですが、一般的な企業ホームページを構築することを例にして説明しておきます。

まず、サーバーを選ぶ際には、どのようなホームページを構築するかを決める必要があります。

nodastageデザイン

一般的な企業ホームページの場合、

その際にWordPress(ワードプレス)やMovable Type(ムーバブルタイプ)と呼ばれるCMSで構築していくのか、HTMLとプログラムをphpなどで構築していくスクラッチで作るのか、WixやjimdoなどのWebツールで構築するのかの選択肢がでてきます。

また複雑になるので、今回はWordPress(ワードプレス)で構築することにします。※WordPress(ワードプレス)などのCMSについてはまた別の機会に講義しますね。

[ページ数は10ページ]WordPress(ワードプレス)で構築
内訳として、トップページ1ページ、更新頻度の高い箇所を自社で更新できる仕組みのCMS箇所を新着情報と実績紹介ページの2か所の2ページ(動的ページ)、メールフォームを1ページ、その他のページ6ページ
※特殊なシステムやデータベースはないものとします。

この場合、まず[自社サーバー][レンタルサーバー]のどちらにするか?を考えると、自社サーバーにするメリットがほぼありませんので、レンタルサーバーの選択肢になるでしょう。

自社サーバーにする場合、サーバーの用意や設定を行う必要があり、初期費用も何十万円となるため、一般的な企業ホームページの置き場所として自社サーバーの選択をする企業は今の時代はあまりありません。

自社サーバーを選択されるケースとしては、既に自社サーバーがあり(社内イントラなどのため)そこに格納したい、上場企業や大手企業でセキュリティの社内規定で外部サーバーに情報を置かないことが決まっている等があります。

次に、

レンタルサーバーにおいて、[専用サーバー][共有サーバー]のどちらにするかですが、これも今回のケースで言うと、専用サーバーにするメリットがほぼありませんので、共有サーバーになるでしょう。

専用サーバーは上記の自社サーバーと同様に自社専用にサーバー1台構築することになるので、サーバー環境の構築から始まるため、初期費用も月額費用も高くなります。イメージで言うと、マンションのワンフロアを自分好みに仕上げるということです。他の部屋には全く関与されないですが、電気水道ガスなども自分用に引いてもらう感じです。

共有サーバーはマンションの賃貸フロアの部屋を借りるイメージです、電気水道ガスも既に引かれているので、即入居できて生活が開始できます。マンション同様に壁もドアも鍵もあるため、セキュリティも一定確保されていますが、他の住人が大量の水や電気を使って、水が出にくい、電気が付いたり付かなかったりのような影響(他のサイトへの大量アクセスなどで表示が遅くなる等)が出る可能性があります。

以下にサーバーの相関図を添付しておきますので、確認してみてください。

【サーバーの相関図】

サーバー説明



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【Web担当者でもよく分からないサーバーの件についてのまとめ】

サーバーやドメインは普段関わることがあまりなく、Web担当者やWebディレクターでも詳細まで理解している人は少ないかもしれません。

ウェブ制作会社でも自社でサーバー保有や管理までしている会社は多くはありません。

大抵はレンタルサーバー会社と契約して対応するケースが大半で言われるがまま、とりあえずドメイン取得とサーバー領域を借りそれを利用するということが通常と言えます。

新規取得はさほど問題はないものの、サーバーの引っ越し(移管)に伴い、契約はどうなっているか?新しいサーバーとの兼ね合いは?ということが発生して、急に対応が始まることが多いでしょう。

ホームページをリニューアルする際など、数年に1回程度しか関わることのないサーバーやドメインですが、意外と奥深いものでもありますし、ホームページやメールの置き場所として必要不可欠なサーバーについて理解しておく必要があるのです。


本日も受講、お疲れ様でした。

この学びを踏まえて、あなた自身のため、仕事のためにご活用いただければ幸いです。またウェブガクでは受講生の皆さんのビジネスの役に立つウェブ情報の無料配信も始めています。以下もご覧下さいね。

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----------------------- 動画で学ぶウェブガク(Web学)-----------------------
ウェブガクについてYouTube動画でも講義しています、是非ご覧ください。動画はこちら> 経営直結ウェブ屋[NODASTAGE]でウェブガクを学ぶ
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