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「これ、やっといて」は危険信号!成功企業のマーケティング戦略
こんにちは、皆さん。
モスバーガーって、マーケティングの面で本当に面白いですよね。例えば、注文を受けてから作るスタイルや国産素材へのこだわり。これだけで他のファストフードとは違うって思わせますよね。
しかも、その少しの待ち時間でさえ「品質のため」と納得させるのがうまい。SNSでもブランドのこだわりを発信していて、ファストフードなのに“プレミアム感”を見事に演出しています。
丸投げマーケティングの落とし穴
こんな成功事例を見ると、裏側にある戦略が気になりますよね。実はこうしたマーケティングの成功例の背景には、自社でしっかりとした戦略を練り、内製化を推進している企業の努力があります。
一方で、これまで1000社以上のマーケティング現場を見てきた中で、一番もったいないなと感じたのが、「マーケティングを丸投げしてしまう」ケースです。
たとえば、外部パートナーに「これ、やっといて!」と丸投げしてしまう会社では、結果が期待通りにいかないことがよくあります。なぜなら、目的やターゲットが曖昧なまま進めてしまうからです。それでは、自社の事業そのものを他人任せにしているのと同じです。
成功する会社の共通点
一方、成功している会社にはある共通点があります。それは、目的が明確であり、内製化をうまく取り入れていることです。
「これを達成したい!」というゴールがはっきりしていて、自分たちでできる部分はやり、足りない部分だけ外部パートナーに頼む。このスタンスが結果を生みます。
モスバーガーの例でいえば、品質を重視するマーケティングの戦略は、きっと彼ら自身の手で練り上げられたものです。もちろん広告やPRなどでは外部の力を使っている部分もあるでしょうが、ブランドの根幹となる「何を大切にするか」という軸は、自社の中でコントロールしているからこそブレないのです。
内製化のメリット
僕がマーケティングの内製化をすすめている理由はここにあります。マーケティングを自分たちでコントロールすることが、会社の資産になるからです。
自社のことを一番よく理解しているのは、間違いなく自分たち自身です。だからこそ、主導権を持って取り組むべきです。それによって得られるメリットは以下の通りです:
ノウハウが自社に蓄積する
外部に頼る部分があっても、全体像を理解しているのは自社のチームです。ノウハウは今後のマーケティングや事業戦略に活かせます。迅速な意思決定が可能になる
主導権を持つことで、変化に即応する柔軟性が生まれます。社員の意識改革
自分たちで取り組むことで、社員全体のマーケティングリテラシーが向上します。
丸投げしない、でも無理はしない
内製化とは、すべてを自分たちで完結させることではありません。専門性の高い部分や時間がかかる部分は外部に頼るべきです。ただし、「自社の目的や考えを明確に持ち、主導権を握る」ことが何より大事です。
モスバーガーのように、自社の軸をしっかりと持ちながら、必要に応じて外部の力も活用する。これが理想的な内製化の形だと僕は思っています。
まとめ
マーケティングは、単なる広告や販促活動ではなく、事業そのものの価値を伝える大切な手段です。だからこそ、丸投げせず、自分たちで舵を取りながら取り組むべきです。
次回のコラムでは、具体的に内製化を進めるためのステップについてお話しします。ぜひご期待ください!
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