【実録】自分の身体写真を見ながら絵を描き続けたら、こんなに漫画が描けるようになった

野田せいぞ

2023年12月20日 18:57

今回、アドビさんのPR企画「PDFの知恵袋」という企画に参加しました。

資料を見て描く重要性

例えば「剣」を描いてみましょう。
剣は子供の頃から描きまくっていたのでイメージでなんとなく描けます。

ほら！っぽい！！
ちなみにこの剣の名称は「フェニックスコンタクト」です。

では「ピーコート」だとどうでしょう？
寒くなってきて街中でも見かけるし、試着したこともある。
でもイメージだけで描くと……

う～ん……何か違和感がある。子どもが着てそう…こんなにボタン多かったっけ？
そもそもピーコートの「ピー」ってなに？
不安がこみ上げるピーコートになってしまいました。

でも「ピーコート」を検索して見ながら描くと……

うん！よくなった！18900円ぐらいで売れそうなコートですね！
あとボタンは想像以上に多かった。
ちなみに「ピー」の意味は「ピイ・エッケル（厚い毛織物の上着）」が語源らしいです。つまり分厚いコートってことか。

さて…見比べてみると全然違いますね！
ボタンの位置やシルエットはもちろんですが、一番変わったところは「線の自信」かもしれません！

何も見ないでイメージだけだと「合ってるかな？」「こうだっけ？」と不安に思いながら描くので線もビクビクしてる。
資料を見ながらだと正解が目の前にあるので「描くこと」だけに集中できて線にも自信が出ています。

そう……体の動きや手の形って難しい！
AIでも手の形が上手く描けないし！自分で１から描くのはもっと大変です。
ポーズ集も本で買うといい値段するし、ネットで落ちている写真をトレースするのはアウト……。どうしよう……。

その画像素材を自分自身で参考にして軽い漫画を描きます！
ある意味、裏ワザですね。
人を上手く描けるようになる正解は「骨格や筋肉のデッサンを重ねること」だろうけど…今すぐに絵を描きたいはず！
創作に必要なのは衝動！そして実践が一番成長する…はず！！

自分はマイクスタンドに自撮り棒を固定して撮影してます。
可動域も大きいし、高さを変えるのもラクなのでおススメです！

よし……無数のせいぞ画像ができましたね。

これをまとめるのに便利なのがAdobe Acrobatオンラインツールです！

様々なファイルをPDFにオンライン上で変換できるから便利！バラバラだった画像データもPDFにすれば確認しやすい！

あとオンラインツールでPDFの位置も変えられるから整理もしやすい！
PDFって後から編集できないイメージだったけどAcrobat オンラインツールなら出来る…！（どうやらPDF形式はアドビが開発したらしい）

https://www.adobe.com/jp/acrobat/online/rearrange-pdf.html?sdid=G4FRYNNP&mv=social

このように直感的に操作できる！
同人誌など長めの漫画を編集するときにも便利です！

漫画を作ろう！

大まかにすると漫画はこのように作ります。
プロット→ネーム→下書き→ペン入れ→仕上げ

プロット

お話の構想を文章で描きましょう。
今回は恋愛＋バトルものにします。

女性が魔物に襲われてピンチ！
魔物は頭が３つあるゴブリン
そこに勇者が現れて一刀両断！！
ありがとう…
君がピンチな時はいつでも駆けつけるさ。
2人は見つめあいハグ
おしまい

こんな感じですね。親の顔よりよく見るストーリーが出来ました。

ネーム

ネームは下書きの下書きみたいなもの。
ここでキャラクターの配置やセリフの位置を決めていきます。
漫画だと、ここが一番重要な作業と言われています！
ここから自分の写真を入れ込んでいきましょう！

うんうん……
やばい漫画になりましたね。
ちなみに、せいぞ×せいぞのラブストーリーならここで完成です。
でも今回は普通の漫画なのでキャラクターを描き入れます！！

下書き

こんな感じですね！
さっきまでの気持ち悪いコラ画像から一気に漫画になった！！
写真を参考に漫画っぽく誇張も入れましょう！
例えば、本来なら後頭部が見えている場面でも横顔で表情をみせるとか…！
あと、写真のまま描くと全員たくましくなるので気を付けましょう！

さて…ペン入れでこの漫画に命を吹き込みます！