JUMP
どうも、はじめましての方と再来の方へ、たつのこ龍次郎と申します。
人の心に触れる言葉を紡ぎたい、そんな男です。
『JUMP』という単語を見て思い出す、外せないモノとしては『週刊少年ジャンプ』がある。
週刊少年ジャンプは、もう私たち世代の子どもにとってはキラキラ光る宝物みたいなモノだった。
アホバカ満載のギャグ漫画から、シリアスもの、思春期には身悶えするほどキュンキュンする恋愛ものなど沢山の漫画が一冊の中に凝縮されてあって、話題に事欠かない。
学校では最新号を読んだか読んでないかで友だちとの会話に入れず、悔しい思いをしたりした。
あの頃は、我が家は毎週漫画を買って読むなんてできる家庭じゃなかった。(少ないお小遣いだったから)
昭和の時代で、確か一冊170円か180円だったと思うけれど、学校の近くの小さな本屋さんで山積みされていたことを覚えている。
しかも、月曜日に発売だったはずが「どこどこの本屋では早く入手できるらしい」という噂が飛び交ってたりしてた…あぁ懐かしい。
子どもの私が、ジャンプを読む方法は次の三つ。
1.友だちの家で借りて読む
2.銭湯で読む
3.散髪屋で読む
のどれかだった。
子どもの頃は、今では珍しいけれども古い長家に住んでいたので風呂がない(‼️)
→ありがたいことに銭湯に行く
2.の銭湯が自分の中でのジャンプを読む聖域(笑)だった。
もちろん、風呂に入る時間より長い間脱衣所の共有スペースでジャンプを読み耽っていた。
誰も読んでいなかったら先に読んでいたのだけれど、そこは早い者勝ち。
先約者がいたときは、先に風呂に入り、上がってから身体を拭いて着替えてから読んでいた。
思いっきり湯冷めしていく身体…いったい何しに行ってんだか…(笑)
書きながらふと思い出したのだけれど、そのうちのひとつの3.街の散髪屋での話。
散髪屋のおっちゃんからは見えない奥まったところに待ちスペースがあって、本棚には週刊誌や漫画誌など。待ち時間用に置いてあった。
待ちスペースも皮張りの長いソファがあって、3人座れるかどうか。
そこで先にお客さんがいるときには、いつもジャンプ等の週刊少年漫画を読んでいたのだけれど、そこは大人も散髪にくる社交場。
ある時、ふと本棚にジャンプ以外の『大人向けの漫画雑誌』が置いてあることに気が付いた私。
ムクムクっと興味が湧いてきて…
待ちスペースには、他のお客さんは誰も居ない…
ドキドキドキドキ…
そっとジャンプを読むフリをして本棚に置いてあった大人の漫画に手を伸ばす。
パラリと開いて衝撃を受けて読んだ。
胸の鼓動が、カット中の散髪屋のおっちゃんにまで聞こえたかもしれない。
それくらいドキドキした。
そんなちょっと背徳感迫る青い記憶…
うわっ、なんかスゴい告白をしてしまった(笑)
今どきの子どもたちは、こういう「JUMPな体験」をどこでしてるんだろうか…
ではまた明日‼️
どうぞお越しになってください。
2021.02.08(月)@015
#毎日エッセイ #365日 #VisionOceans #note