街中にこんなのあったらどうします?【わ】
いらっしゃいませ☆
たつのこ龍次郎(りゅうじろう)です。
ちょっと詩のような物語のようなモノを書いています。肩の力を抜いてゆる〜く読んでみてください。
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わっかがある。
道を歩いていると見つけた。
そのわっかはヒモのように見えて陶器のようななんだか分からない素材で、そこにあった。
よく見ると地面から数センチ宙に浮いているじゃないか。
ふしぎだ。
このふしぎなわっかは60センチくらいなので、なんとか人が通り抜けられるサイズだった。
ぐるぐるといろんな考えが頭をめぐる。
あたりをみわたすが人のけはいなどない。
むごんのわっかが私を見つめる。
……
よし、その挑戦受けて立とうじゃないか。
ちょっとビビってしまって足先から行くことにしたので、オソロリと右足からゆっくりはいる。
イタっ……ともならずにわっかの向こう側に自分の足が見える。
ちょっとホッとした気持ちとざんねんな気持ちが入りまじる。
そのままあおむけスフィンクスのような、リンボーダンス大会のようなかっこうをしてわっかをくぐり抜けていった。
ドンドコドッド ドンドコドッド。
さいごは左手の指先をひきぬいてスッと立ち上がってふりかえる。
わっかがある。
なんだったのだろう?
一連のできごとを思い出して、なんだか可笑しくなって笑いが止まらなくなった。
笑いをかみころしながらそのまま道を歩き出す。
さっきまでとはちがう新しいせかいを。
(おわり)
いかがだったでしょうか。
今回から久しぶりにnoteで企画参加しました。
書くきっかけを与えてもらえて感謝しています。
企画は放課後ライティング倶楽部の主宰ヤスさんからの『15日ライティング×ランニング(ライランseason.3)』の1日目です。
たった150文字でもいいから、15日間連続で書いてみるという企画です。※参加メンバー募集は締め切られています
ちょっとギミック仕込みます。
15日間最後まで追いかけて読んでもらったら分かることをチョチョイと。
その前に途絶えないようにしなきゃ(笑)
二度のライランスタートしながらもいずれも脱落しているので、今回こそは気張ってゴール目指して疾走します。
では、またいらしてください☆
もし何か心に引っ掛かったら「輪っか」を使って記事を書いてみてはいかがでしょうか。
面白いものが書ける気がしてきませんか?!