ENEOS童話賞応募滑り込んだらコケた話(その1〜顛末記)
どうも、はじめましての方と再来の方へ、たつのこ龍次郎と申します。
人の心に触れる言葉を紡ぎたい、そんな男です。
※昨日ここに書く内容を煮詰めていたら投稿時間が遅くなり、そのまま疲れ果てて寝落ち……毎日エッセイはリスタートなり。
さて、5/31(月)は、第52回ENEOS童話賞の応募締め切り日だった。
これから何回かにわたって、第52回ENEOS童話賞チャレンジに関して三つのテーマで書きたいと思う。
今回ひとつめのテーマは「応募締切日の顛末記」。
ひとつの作品を応募するために、話のあらすじを決め、登場人物を決めて書きたいテーマも決めた。
でも、この日までに費やす時間が不足しすぎていて半分程度しか出来ていない状況での最終日突入。これは絶対絶命……しかし、応募すること自体は無理ではないと信じていた。(そういうレベルで良いのかはまた次回以降に触れたい)
こんな日に限って電車移動を伴う出社日……ノートパソコンとスマホがあればどこでも書ける&応募できるという良い世の中になったものだ。
Wordが入っているノートパソコンを仕事鞄に忍ばせて出社。
日中はひたすら勤務。お昼休み時間も優先業務があったため、創作時間には使えず。
極め付けは、こんな日に限って20時まで残業が発生してしまう。ってことは、締め切り時間まで残り4時間!!
長期戦を覚悟して、仕事終わりに食料と飲み物をコンビニで購入し、会社の休憩室でノートパソコンを開いて作品創作に没頭した。
時間は刻一刻と過ぎてゆき、あっという間に電車がなくなる時間が……ヤバい!
23時過ぎに電車に飛び乗り、空いた席に座ってノートパソコンを開きながら物語を推敲する。
しかし、この段階で起承転結で書き上げた物語は7枚まで膨れ上がっていた。
応募条件は5枚以下である。
『2枚分』も推敲して『文章を削る』必要があった。
頭から変な汁が出るかと思うくらい、何度も何度も読んでは削る作業を繰り返した。
削れば繋がらなくなる文脈。補足すると増える文字数。1枚分はすぐに減らせたけれど、残りの1枚分がなかなか減らない!
しかもWord不具合で原稿用紙設定で書くと、余分な空改行がどうやっても省けない。さらに想定外の場所に謎の改行が入ってしまう対応にも時間を費やしてしまう。
そういえば前回も同じことが起きていた。にも関わらず、問題を先送りにした結果がコレだった。
調整に四苦八苦しながら、削って推敲してなんとか5枚以内に収めて完成させた!
パソコンの右下に目線をやる。
23時54分。
急いでスマホテザリングモードにして、ENEOS作品応募サイトを表示。必要事項を入力して、ファイル添付して「次へ」。
しかし、最後の「送信」直前の入力項目確認画面で、ここで生来の肝の小さい部分が出てしまう。変なところ気付いてしまった。
「保護者の氏名欄」に、入力していないはずの自分の名前が入っている!!なんでや!?
俺は自分に保護されている??
そのまま「送信」すれば良いものを、「戻って修正」ボタンを押すと……入力項目が全て空欄。うそ〜ん?!ここにそうなる?!
23時57分。
震える指でひとつひとつの項目に入力しつつ、最後の項目を入れて「次へ」。
エラー。「電話番号を入力してください」!!!
焦って読み飛ばしてしまっていた……
23時59分。
こんな時、なんで電話番号欄はひとつの項目じゃなくて、わざわざ三つに分かれているのか、と恨んだ。
三項目にそれぞれの電話番号を分割入力して「次へ」と押した瞬間。
0時0分。
表示される次の画面は無残にも「お探しのページはありません」。
チーン……
終わった。私の奮闘は全て水の泡となってフワフワと天に昇っていった。
次の瞬間に湧いてきた感情は、ひとことで「悔しい」だった。
どうして腹が減っては戦はできぬとコンビニでパン二つとジュースを買うのに何分も迷ったりしてしまったのか。
2時間残業したけれど、本当に本当にその日のうちに残業しなければならない作業だったのだろうか。
あと1分あれば、投稿完了していたものを……
失意のどん底に打ちのめされていたら、気が付いたことがあった。
降りるべき駅を過ぎてしまっていたことを。
あ、電車無くなった……
大きめの駅を降りてタクシーで帰ることになり、なんなんだ今日という一日は、とタクシーの窓の外を見つめて揺られたのだった。
ではまた、どうぞお越しになってください。
2021.06.02(火)@11-001
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