はじめてのへんしゅう(7)もうひとつの読点
どうも、はじめましての方と再来の方へ、たつのこ龍次郎と申します。
人の心に触れる言葉を紡ぎたい、そんな男です。
しばらく間が空いてしまってたけれど、はじめてのへんしゅうシリーズ前回は句読点について書いた。
それから暫くして、とあるコラムを読んでいて「あ、読点、もうひとつあるかも」と思えたのでメモしておこうと思う。
そのコラムとは、ほぼ日で1,000回以上連載されている山田ズーニーさんの「大人の小論文教室。」だ。
ズーニーさんは、ご自身が体験したこと、誰もが心に抱くであろう迷いや悩み、感じたことをエッセイとして誰にでも分かる言葉で届けてくれる。
すると、届けられた言葉を読んで全国からたくさんの読者の声が集まり、また丁寧にズーニーさんが声を拾って新しい気づきの輪が広がる仕組みを持っていると思う。
その読者の声を紹介する時に一番顕著に感じるのだけれど、文章の途中に出てくる「読点(、)」ではなく「半角スペース( )」で表現されている場合があるのだ。
最初、アレ?とは思ったのだけれど、文章のプロが意味のない空白を挿入することなどあるだろうか?と思うようになった。
自分自身がはじめて編集作業をしてみたときに、「句読点はその人の個性がでるから、なるべくそのままにする(by ライティング倶楽部リーダーのヤスさん)」と言っていた言葉を思い出す。
おそらくズーニーさんがやっていることは「カラーバス効果を利用した句点」なんじゃないか、と。
【カラーバス効果】
意識していることほど、それに関係する情報が自分のところに舞い込んでくるようになるというもの
本人の文章個性をそのまま活かす(尊重、大切!!)ことをしながらも、
心理的にスペースは単なる余白と見ることもできる。=意味がないもの、読み飛ばすもの
スペースを読点と見る人には、そういう役割に見える。=意味があるもの、句点の代用
これも読点のひとつの形として【半角スペース】が使えることも、高等テクニックのひとつとして学んだ。
とにかく正解はない。実践あるのみ!!
ではまた、どうぞお越しになってください。
2021.05.19(水)@10-002
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