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今週のニュージーランドの新聞記事より - もう一つの医学部を作ることは、ニュージーランドの医療を救うか
最近、仕事関係でやる事が多くて、noteへの投稿が怠っています。
忙しい中、毎日投稿されている方達、凄いなあ、と感じます。
今日は夏休みの娘も一緒にカフェへ。
朝ごはんを食べて来れば良いのに、お腹が空いてカフェで不健康なものを食べている娘。笑
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今日はニュージーランドで、もう一つ医学部を作るかどうかという話。
元記事は有料記事の様なので、こちらに関連記事のリンクを載せておきます。
皆さん、ニュージーランドにはいくつ医学部があるかご存知ですか。
私の一つのウェブサイトに、ニュージーランドの医学部について、7年ぐらい前に書いた記事がこちらです。
そうなんです。
ニュージーランドには医学部は2つあります。
2つしかない、と言うべきか。
日本の医学部の数を考えると、たぶん信じがたい数だとは思います。
まあ、国民の数が少ないから、妥当な数なのかもしれません。
この私の記事の中にも、この3つ目の医学部をWaikatoに作る案があることは書かれています。
つまり、この「第3の医学部」案は、かなり長くあるものなのが分かります。
今回の記事は、この3つ目の医学部を作ることが理に叶うかどうか、が確信を持てないことが書いてあります。
元々このWaikatoの医学部は、オークランドやオタゴ大学のように、医学部一年生、または一年目を始めるから始めるのではなく、
既にある程度ヘルスサイエンスの勉強をした人を入学させ、
特に僻地で働く医者を増やすと言う考えで、構想が進んでいました。
最終的には自治医大の様な感じで、卒業したら僻地で何年かは働かないといけない、と言う規則ができるのかなと思っていました。
この計画は、イエスともノーとも結論が出ないまま、ずっと宙ぶらりんの感じだったのだと思います。
それが、現在の医師不足に直面し、ある政治家たちは、このWaikatoの医学部を推しています。
それとともに、公立医療界での大規模な経費削減が行われていることから
「Waikatoに医学を作ることが、理に叶うか」と言うことも危惧されている訳です。
個人的には、3つ目の医学部はあまり意味がないのではと思います。
なぜなら、もしも自治医大の様に何年かの「僻地での勤務期間」を強制したとしても、その期間が終わったらオーストラリアのように、明らかに条件がより良い国へ移住して、その国で医師として働くようになる可能性が高いからです。
もっとニュージーランドの医学部卒業生を増やす、とか
もっと海外の医師にニュージーランドへ来てもらう、とかは
長期的には効果がないことが、既に分かっています。
結局は、ニュージーランドでの勤務待遇が良くない事が分かれば
多くの人はニュージーランドに残らないので。
そんなに難しい事ではないと思うのですが
どうして政府はそれが分からないのかなあ。
不思議です。
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