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数学って面白そうだってことを教えてくれた。

数学は得意ではないけど、数学ネタは好き。海外ドラマのNumbersとか。
物理は嫌いだけど、量子力学や宇宙ネタの映画や小説は好き。インターステラーとか三体とか。
もっと数学や物理が得意だったら、この話の面白さが理解できたのかもしれない…と思うことは何度もあった。

それで、最近読んだ数学ネタの漫画が、思った以上に興味深かった。

何回見ても『“数学(すうがく)”であそぼ。』に見えるが、『“数字(すうじ)”であそぼ。』である。

一度見たものは忘れない超絶記憶力を持った主人公。子供の頃から神童と称えられ、難関大学にも見事合格。しかし、大学(モデルはおそらく京大)に入った初日の数学の授業で、高校までの数学との違いに「全く分からなかった…!」と挫折しそのまま休学。2浪してしまう。学校から「卒業したいなら相談においで」と呼び出しを受け、面談したのは数学科の教諭。そして同じく2浪したスロカス(スロット中毒)と出会い、主人公は理解できない数学をどうにか理解し、大学を卒業しようと奮闘していく…。

なんだか壮大な努力系主人公の良い話みたいな紹介文になってしまった。
文章難しい。
実際はずっとコメディで、自分だけ理解できない!って悩んでる主人公に、数学が好きで得意な同級生が「数学ってこういうことをやってるんだよ。」と教えてくれる漫画。
1巻がKindle Unlimitedで無料だったから試しに読んでみたら、思った以上に主人公の葛藤と周りの「は?なんでそんなとこでつまづいてんの?」っていう温度差が面白くて全巻大人買いしてしまった。12巻まで出てる。

「数字を作る」ってどういうことか説明してくれたり、クジの当たりを数学を使ってどのくらいの確率で当たりを引けるか予想したり、数学語について解説があったり。おまけ漫画では、「なんで分数を掛け算するときに逆数をかけるのか?」「なぜ−1×−1=1なのか。」というのも証明してくれている。子供の時に曖昧だけどそのままスルーしてきたことがすっきりわかってそれも面白い。

気づけば、算数ドリルをネットでダウンロードして、高校数学の参考書を購入してしまった。
42歳。今から学習し直してもきっと遅くないと信じてる。
実際にやるかやらないかは別の話だが。

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