ビールの製造方法🍻齋藤、ビール会社やるってよ②(茅野市)
長野県茅野(ちの)で、クラフトビール造りを始めた、
ビールオタクの齋藤由馬くん!
今回は、〜クラフトビールのつくり方〜
工程を見て感動しました!
こんなにも手間ひまが掛かっていたなんて(・・;)
看板商品である『YaiYai Pale Ale(ヤイヤイペール)』の特徴
最初はオレンジの皮のような香り、時間が経つと、モモのような香りが感じられる。
工程はコチラ!
① 麦芽(デンプン)の殻を粉砕
麦芽は質が良く、焙煎が上手いイギリス産を使用。
<大麦麦芽>ビールの甘さや香ばしさを出す。
そのまま食べてみると、甘くて香ばしい!
<小麦麦芽>柑橘系のフルーティーな味わいを出す。
そのまま食べてみると…固い(・・;)味も薄い感じ。
粉砕中。
粉砕後。
※商品や季節によって比率を変える。
※麦芽が多いと、コクが増しアルコール度数が上がる
②デンプンの糖化(おかゆ状に)
清澄度を上げる<蛋白質休止(プロテインレスト)工程> (50℃ 20分)
麦芽のタンパク質をアミノ酸に分解。プロテアーゼという酵素を活発にする
続いては、温度を68℃まで上げて、
麦芽のデンプンを糖に変える<マッシング工程> (75分)
※麦芽が持っている糖化酵素が最も働くのが68℃
濾過すると麦汁が完成!
メモリは36。これを4で割った数字が糖度。この麦汁は9パーセント!
飲ませて貰いましたが、甘くて美味しい^_^栄養も豊富です。
ちなみに、麦芽の搾かすは良質は堆肥になります。ご近所の農家さんへ。
③煮沸
殺菌、そして酸っぱくさせる硫黄系成分を揮発させる。
④ホップ投入
香りと苦味をつける。
山梨県北杜市産ホップも一部使用しています。
※小林さんが栽培する、北杜市のホップ農園。 http://hokutohops.com/
※ホップは蔓性の植物。5m〜8mにもなる。
※のだオバさんの顔で、ホップの高さを表現w
由馬くんは、いずれ茅野市産のホップを使用したい!ということで活動中。
⑤発酵(糖→アルコール)
20℃の発酵槽で、
糖分を食べて、アルコールと炭酸に変える『酵母』を入れる。
酵母がないとビールは出来ませんねー
加水活性した『酵母』。30℃くらい
酵母を投入
発酵槽。ビニールの上から撮影。見づらいっす…すみません。
フルーツっぽい爽やかな香りがします (10日間〜14日間)
⑥ビン詰め
酸素はNGなので、ビン内に二酸化炭素を充満させてから詰める。
エイトピークス専務。※現在は最新の機械になっています!
⑦ビン内、二次発酵
酵母が働きやすい20℃〜22℃で18日〜21日。
完成までは、1か月以上!
手間ひまかかりますね💦
由馬くんは、単に「美味しいビール」を求めているだけでなく、
「諏訪エリアの食(発酵、ジビエなど)」
に合わせたビールを目指しています✨
※エスポワールさんのジビエ
ビールを通して、地域の良さを浮かび上がらせたい!と言います。
そのために…科学者のように、日々研究しています。今後が楽しみです🎵
※地域食に合わせるための、オーダーメイドも今後は考えているそうです。
8Peaks BREWING
https://eightpeaks.co.jp/