『深夜の爪切り』雑記240

こんな時間(深夜2時)に爪を切った。自分が爪を切る時ってだいたい突発的で、切りたいなと思った瞬間に切る。だからこんな時間に切ったりする。「爪、伸びてきたな。そろそろ切らなきゃな」ってくらいでは行動に移せないのだ。ただ、爪の長さがある一定の値に到達した瞬間に「爪、うざ!」と感じて、その直後に爪を切る。基本的に追い詰められないと行動に移せないんです。

大学生になって一人暮らしをはじめた時、それに伴って爪切りを買ったんだけど、それを使ったらめちゃくちゃ切りやすくてびっくりしたのを覚えてる。実家にいた頃は実家にあった爪切りを何の疑いもなく使い続け、他の爪切りの切り心地なんて気にしたこともなく、爪を切るのはこういう感覚なのだ、という認識があったからそれを覆されてびっくりびっくりだったのだ。
そういう、生まれ育った家庭の環境というのは子供にとって当たり前の認識として形成されていくが、外に出てみるとそうでもない、ということは少なくない。私の父親はよく食べる人だった。めちゃくちゃでかい皿でカレーを食べる。でも幼い頃の私にとってはそのサイズ感というのは当たり前で、自分も大人になったらあれくらいでかい皿でカレーを食べるんだなと思っていた。そんなことはなかった。

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