『えろいの定義』雑記247

先日、事情あってPCR検査簡易キットが届いた。別に濃厚接触者として認定されたとかではないのだが、これの結果を提出しなければならない。
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容器に漏斗みたいな器具を付けて唾液を採取するんだけど、器具の形状的に舌をどうセッティングすれば良いのかよくわからなかった。細かい突起が複数あって、というか…おそらく何らかの意図がありそうな形状になってて、たぶんどこかに舌を付けるとぴったり収まったりするんじゃないかな〜とは思った。思ったけど、そのポジションがどこなのかわからなかった。わからないまま適当に舌を伸ばし押し当てて必死に唾液を出した。
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舌を伸ばしてそれに伝わせる形でひたすら唾液を分泌してるのは、なんとなくえろいことをさせられてる感じがあって、自分にとって気になる異性である人にはやって欲しくないなと思った。



えろい、ってなんだろうなとふと考える時間が一定周期で訪れている気がする。
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何故舌を出し唾液を分泌する姿がえろいと感じるのか。冷静になって考えるとよくわからなくなってくる。唾液そのものがえろいのか?舌がえろいのか?それとも、唾液を吐き出させられているという姿それ自体がえろいのか?
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極端な例で言えば、おっぱいなんて脂肪の塊でしかないと言うやつ。まことにその通りだと思うが、しかし人間のオスがおっぱいに興奮するというのは一般的には事実であって、結果論としては人間は脂肪の塊に興奮できる、ということになるのだろう。
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それは何故なんだろう…。おっぱいというのはメスの身体的特徴であるから、やはり繁殖行為の相手としての象徴的物体として興奮対象になるんだろうか。
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性についてふと冷静になってしまうことが増えた気がする。しかし毎回、何らかの発見や閃きに辿り着くことはなく、「僕らは結局えろいと思ったものをえろいとすることでしかえろいを定義できないんじゃないか」というほぼ逃げみたいな結論に辿り着いて満足する。
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でもこの結論で良いと、少なくとも今はそう思うな。えろい、とはこういうことだと指し示す一定の定義なんてどこにもなくて、個々人でえろいの具体例を集めて「これらがえろいです」と表明する他ない気がする。





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